zash
子供の頃から培ってきた映画、海外ドラマ、特撮、アニメの知識を活かして活動中。各媒体でコラム、取材レポート、インタビュー記事を執筆する他、雑誌やマスコミ用リリースへの寄稿も行っている。
2024年春アニメ最大の注目作にして、待望のシリーズ最新作であるアニメ『「鬼滅の刃」柱稽古編』の放送がいよいよ始まりました。
放送時にはリアタイ視聴勢がSNSで大盛り上がりを見せ、改めて、その人気ぶりを証明して見せましたが、それは海外とて同じこと。いや、むしろ日本よりもその熱狂ぶりはすさまじいと言っても過言ではないかもしれません。
前作「刀鍛冶の里編」放送から約1年…今か今かと続編の放送を待ちわびていた海外の視聴者たちも多くいるようです。
『鬼滅の刃 柱稽古編』は、ついに太陽を克服した竈門禰豆子を狙って鬼舞辻無惨が動き出すことを危惧した鬼殺隊の面々が、日々鍛錬を積む姿が映し出されます。
鬼殺隊最強の剣士である柱たちが、それぞれ師範となり、来たるべき無惨との戦いに備えて、修行をつける部分が魅力となっているのです。
そのため、これまでのシリーズと比べると比較的動きが少ない章となることが予想される本作。ここに海外の視聴者はどんな反応を示すのかに注目です。
INDEX
まずは海外のレビュワーの意見を見てみましょう。アニメのレビューを数多く掲載する「BUT WHY THO?」に掲載された第一話「鬼舞辻無惨を倒すために」のレビューでは、冒頭の風柱・不死川実弥と蛇柱・伊黒小芭内の戦闘シーンに着目。
「ufotableのアニメーターは戦闘シークエンスのアニメーション化に際して、自分たちが何をすべきかを熟知している。蛇柱と風柱が鬼の大群を切り裂く様子は美しく爽快だ」と、序盤からべた褒め!
日本でも、アニメオリジナルとなったこの2人の戦闘シーンに関しては絶賛の声が相次いでおり、初回からいきなり“神回”になったとして大きな話題となっていました。
続けて「このオープニングには2つの目的が存在する。柱がいかに強いかを強調すること。しかし、彼らの力だけでは十分でないことを示すこと」と述べ、冒頭のシーンが存在することで、近い将来、壮絶な戦いが待ち受けていることを暗示しており、そのためには訓練を積む必要があることを明確にしているのだと断言。
一方で、やや気がかりな点もあるようで「柱が集まり、話合う場面を観るのは興味深いが、ペース配分の問題が厄介になっている。本題に到達するまでにかなりの時間がかかっている」と第一話のため、これからの準備をしなければならないエピソードだということに理解を示しながらも、少しばかり退屈してしまったのは否めないようです。
全体的な総評としては「非常に重要なエピソードであることは間違いなく、期待を高めるために、素晴らしい仕事をしている。ペース配分に苦労はするものの、最終的には良い着地点を見つけた。ここからアクションが加速していくことを願っている」と、10点満点中7点を記録しています。
『鬼滅の刃』と言えば、戦闘シーンにおける圧倒的な作画が素晴らしい印象が海外ファンには強いようで、アクションが比較的少なかった第一話は、少々退屈に感じてしまう部分も多かったのかもしれません…。
となると、今回の「柱稽古編」は、そこまで大きな戦いが描かれるわけではないため、海外の評価が意外な形で現れるかもしれません。
それでは海外のリアクターたちはどのような反応を示しているのでしょうか?
毎度おなじみ『鬼滅の刃』と言えばこのお方! YouTubeにリアクション動画を投稿し続けることで日本でも有名になったリアクターのマイケル・アンジェロさん。
ついに待ちに待った『鬼滅の刃』新シーズンということで、視聴開始前から興奮冷めやらぬご様子。「ufotable帰ってきたぜ! ufotableの“u”は無限の予算(unlimited budget)って意味だ」と冗談をかましながら、さっそく視聴開始。
冒頭からいきなり2人の柱が見事な立ち回りを魅せる場面が登場し、柱の戦いぶりには大興奮。その後、無惨の根城である無限城が画面に現れると、信じられない!といった表情を見せ、「なんて始まりなんだ……」と一言。冒頭のみですでに文字通り“目が飛び出る”ほど驚いていたのが印象的でした。
物語は進み、柱合会議の場面。恋柱・甘露寺蜜璃や霞柱・時透無一郎が痣の発現の条件について語っていると、最後に産屋敷あまねが「痣が発現した方はどなたも例外なく…」という一言を発する瞬間があるのですが、そこでアンジェロさんは「例外なく…? 何?」と困惑した表情。
そこで話が終わってしまうと「匂わせたままにしておくのー!?」と衝撃を受けます。今後どのような事実が待っているのか気が気でないご様子でした。
さらに“かまぼこ隊”の同士である我妻善逸や嘴平伊之助といった懐かしい面々が登場すると嬉しそうな表情を浮かべ、柱合会議で割とシリアスな会話が続いた後での箸休め的な描写の数々に大喜び!
海外のレビューなどでは、こういったユーモラスなワンシーンが緊張感を削ぎ落としているといったような意見も散見できたのですが、どうやらアンジェロさんにとっては『鬼滅の刃』の魅力でもある“かまぼこ隊”の日常的な場面も一つの魅力として映っているようです。
そして、ついに柱稽古が始まり、「遊郭編」で大活躍した元音柱の宇随天元が登場すると、またもや歓喜! 「天元をまた見れて嬉しい。さすがのド派手さだ」と拍手を送っていました。
しかし、アンジェロさんには終始気がかりなことがありました。
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