numan編集部
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10月4日からTVアニメの放送が開始された『暴食のベルセルク』。小説投稿サイト「小説家になろう」で連載をスタートし、シリーズ累計150万部を突破。コミカライズも好調な本作。
殺した相手からスキル、ステータスを奪い取る《暴食》の大罪スキルを持つ少年フェイト・グラファイトを演じる逢坂良太さんと、フェイトが武器屋で手に入れた、意志を持つ黒剣の“大罪武器”グリードを演じる関智一さんに作品の魅力をお聞きしました。
INDEX
――『暴食のベルセルク』という作品への第一印象は?
逢坂 僕が今まで演じてきた異世界モノのアニメの登場人物は、がっつり正義側の人間が多かったので、ダークヒーロー感の漂うキャラクターを演じるのは初めてでとても新鮮だなと思いました。
そして、世界観はファンタジーなのに、ステータスが普通に目に見えてそれぞれの能力が分かるようになっているのが面白い! フェイトは本当にどん底からスタートして、徐々にレベルが上がっていくという物語なので、収録が序盤の今はこの先どうなっていくのかとても楽しみです。(※取材は2023年1月)
関 最初にタイトルを見た際は、暴食というだけあって、食いしん坊が登場するお話なのかなと思ったんです。いっぱい食べちゃう食道楽な感じの物語なのかと。でもストーリーを確認したところ、内容はけっこうシリアスな面も多く、いざ台本を読み進めてみると、フェイトは底辺にいたときのほうが幸せだったんじゃないかと思うほどで。
無能と呼ばれたフェイトが成長してく物語ではありますが、力を持つと悪いやつらも寄ってきますし。フェイトも成長をするなかで、それに見合った精神を養っていってほしいですね。
――逢坂さん演じるフェイト、関さん演じるグリードはそれぞれどんな役どころですか?
関 グリードは黒剣です。剣ですが、なぜかしゃべります。実は見た目も、レベルが上がると変わっていくので、今後いろいろな形で登場すると思います。でもやっぱり、とにかく謎が多いですね。
逢坂 フェイトには《暴食》というスキルがあって。いくら食べてもお腹がすくというなんの役にも立たないスキルだと思っていたものが、実は殺した相手の能力を奪うことができるというとんでもない能力の持ち主でした。そこで、誰も見ていないところで相棒のグリードと一緒にモンスターを狩り、密かに力をつけていくことに。でも、スキルを奪って強くなるほどに、その反動として飢餓感が強くなって、スキルを奪うことでしか満たせない飢えに苦しんでしまう。そういう、光と闇のギャップが激しいキャラクターだと思います。
――関さんはたくさんの役を演じられていますが、しゃべる剣という無機物の役はいかがでしたか?
関 グリードは擬人化されているので、そこまで本当に無機物だという感覚はなくて。それに、言われればなんでも演じますので!(笑)
――原作や台本を読まれて、アニメで楽しみだなと思われたことは?
逢坂 僕は、あえて小説や漫画で先の話を見ないようにしているので、いつも台本をもらってドキドキしながら内容を確認しています。フェイト自体が本当にいろいろなことに巻き込まれては立ち向かっていくので、僕自身もその場で巻き起こることを新鮮に驚ける立場でいたいと思っているのですが、これから先がどうなるのかは毎回とても気になります。
先のことがまだ分からないですし、ダークヒーローなのでバッドエンドの可能性だってなきにしもですからね。このままうまく成長して、ヒーロー路線に向かってくれたら安心なのですが。その辺りも含めて、毎週の収録が楽しみです。
関 グリードは武器として変形をしていくので、映像でどんな風に描かれるのかが楽しみです。
逢坂 そうですね。見た目もけっこう変わりそう。
関 あとは、どんな攻撃をするのかも楽しみです。剣で戦うという絵作りもいろいろ種類が増えてきているなと思うので。2話ではフェイトの初陣があるよね。
逢坂 戦闘シーンって戦っているときはあまりしゃべらないんですよね。グリードがサポートしてくれる台詞のほうが多いかも(笑)。フェイトは戦闘だとアクション台詞が多くなるので、どんな映像になっているのかが楽しみです。
――フェイトとグリードは知り合ったばかりですが、連携は取れていますか?
関 グリードのほうが積極的なんだよね。今はまだフェイトが振り回されている感じですが、まんざらでもなさそうです(笑)。
――『暴食のベルセルク』の登場人物で、ご自身が親しくなれそうだと思う人は?
関 フェイトがよく行く飲み屋のマスターじゃない? 客商売だし、仲良くなれそうな気がします(笑)。
逢坂 でも、戻ってこないと死んだことにされちゃいますよ(笑)。
関 お店にちょこちょこ顔は出さないといけないけど、いいキャラクターだと思います。逆に、街中なんかにいるキャラクターがやばすぎるというのもありますが。
逢坂 僕は戦うことがないんだったら、グリードはいい友達になりそうだなと思います。教えるべきときには教えてくれるし、ふざけるときは一緒になってふざけてくれるいいお兄ちゃんみたいな(笑)。
――フェイトは暴食のせいでお腹を空かせていましたが、おふたりがこれまでに「たくさん食べた」と思われる記録は?
逢坂 僕は小学校低学年くらいのときに、家でお好み焼きを焼いて7枚食べたときですね。
関 小学校低学年でそれはすごいね!? 僕は600グラムご飯でカレーライスを食べたときですね。
逢坂 カレーのルーも足すと1キロくらいあったんじゃないですか!?
関 そのくらいあったかもしれない。でもけっこうきつくて、食べたあとしばらく動けませんでした(笑)。
――グリードはしゃべる剣ですが、おふたりがご自身の身の回りのもので話せたらいいなと思う持ち物はなんでしょう?
逢坂 カメラですね。一眼レフのカメラっていろいろ露出やピンとなんかもいろいろ変えられるじゃないですか。撮るもののベストな設定を自分から教えてほしいです。
関 僕はパソコンがしゃべれたらいいと思います。パソコンに「ごめん、これどうやるのかわかんない」って聞いて教えてもらえたら便利じゃないですか。自分で調べても合っているか分からないので、Ctrlボタン+何かを押すとパソコンと普通に会話できるみたいな機能があったらいいなと思います。
――TVアニメ『暴食のベルセルク』への意気込みをお願いします。
逢坂 ダークヒーローを描く物語なので、映像としても夜に戦うような描写が多いと思うんです。そういった闇のなかでの戦いがどういうアクションになるのか、どういう演出になるのか、いち視聴者としても楽しみにしています。ぜひ皆さんも楽しみにしていてください。
関 収録もチームワークよく進んでいるので、その辺りの小気味よさもお芝居に出ているんじゃないかと思います。テンポの良い会話も見どころになると思うので、そちらもお楽しみに!
撮影/徳永徹
スキルの優劣が絶対の世界で、無能と蔑まれる少年――フェイトは最底辺の生活を強いられていた。
フェイトの持つスキル《暴食》が、腹が減るだけで全く役に立たない能力だったからだ。
この世界で最上位に位置する聖騎士の一族、ブレリック家に目を付けられ、何かと暴力を受け、雑用を押しつけられる毎日。
唯一の救いは、同じ聖騎士にもかかわらずフェイトを見下さずに接してくれる存在、ロキシー・ハートだけであった。
しかし彼女と共に、城に進入した賊を偶然にも仕留めたことで世界は一変する。
敵の命を奪った瞬間、暴食スキルが発動し、相手の力が自身に流れ込んできたのだ。
そう、フェイトの持つスキル《暴食》は、殺した相手から、スキル・能力を奪い取るという、とんでもない代物であった。
戦う力を得たフェイトは、同じく大罪の名を冠するスキルを持った意思のある剣、《強欲》のグリードと出会い、さらに闘争の世界に足を踏み入れていく。
大切な人を守るため、理不尽な世の中に抗うため、立ちはだかる敵を喰らい尽くすフェイト。
こうして地べたを這いつくばるだけだった少年の運命は、急速に動き始めるのだった――。
『暴食のベルセルク』
【キャスト】
フェイト(CV.逢坂良太)
グリード(CV.関智一)
ロキシー(CV.東城日沙子)
マイン(CV.松岡美里)
エリス(CV.関根瞳)
【スタッフ】
原作:一色一凛
(GC ノベルズ『暴食のベルセルク?俺だけレベルという概念を突破する?』/マイクロマガジン社刊)
監督:柳沢テツヤ
シリーズ構成:國澤真理子
キャラクター原案:fame
キャラクターデザイン:古澤貴文
アクション監督:須賀重行
プロップデザイン:きむらひでふみ
色彩設計:安藤智美
美術設定:高橋麻穂
美術監督:細田舞華、岩瀬栄治
撮影監督:田中博章
編集:新見元希(REAL-T)
音響監督:矢野さとし
音響効果:倉橋裕宗
音楽:大野裕一
音楽制作:HIAN
音楽プロデューサー:Daisuke “DAIS” Miyachi
オープニングテーマ:「Jekyll & Hyde」EverdreaM
作詞/作曲/プロデュース:ROCK★PANDA、HIPTIP
エンディングテーマ:「青の原石」EverdreaM
作詞:40mP、作曲/プロデュース:ROCK★PANDA、HIPTIP
プロデュース:ジェンコ
アニメーション制作:A・C・G・T
【放送情報】
■放送情報
放送局:TOKYO MX、サンテレビ、BS11
日時:10月4日(水)25:30放送開始
■配信情報
U-NEXTにて10月1日(月)24:00より先行配信が決定!dアニメストアにて10月4日(水)25:30より地上波同時配信が決定しました。そのほかの配信サイトでも、順次配信予定。詳細は配信情報をご確認ください。
<U-NEXT>
地上波先行!どこよりも早く配信!
日時:10月1日(日)24:00より配信開始
<公式サイト>
公式サイト bousyoku-anime.com
公式X(旧Twitter) @bousyoku_anime
(C)一色一凛/マイクロマガジン社/暴食のベルセルク製作委員会
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