『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』キャラビジュアル

『忍たま乱太郎』やっぱり山田利吉は最高すぎるよ!女装姿にタキシード…「絶対見逃せない」15選はこれだ。圧倒的人気のあの回も

利吉は城主が信頼している家臣が誰なのかを探りますが、逆に城主から忍者であることを疑われてしまいます。追手から逃れるときに見せた利吉の女装姿に注目です。

城の調査が終わって去ろうとする利吉を、世話になった料理番の親方が呼び止めます。実は親方も忍者だったのです。親方と利吉は一騎打ちを行いますが……。

利吉の有能さと狡猾さ、非情になりきれない育ちの良さ、一枚上手だった親方など、わずか10分とは思えない濃密なストーリーでした。利吉ファンの間で、なぜこの親方がすさまじい人気なのかがよくわかります。

【9】乱太郎とミッションコンプリート「美しい館の段」

「美しい館の段」(29期27話)は、利吉が乱太郎と二人だけでミッションを遂行するエピソードです。館の中にかくまわれていたお姫様を警護していた利吉は、偶然出くわした乱太郎のスケッチを活用して、お姫様を狙う忍者たちを撃退していきます。

利吉は乱太郎に女装させておとりになって忍者たちを引きつけ、追手の忍者たちをまくことに成功しました。

冷静沈着な利吉の仕事ぶりが光るエピソードですが、利吉と二人だけの秘密を持つことになった乱太郎のうれしそうな素振りも印象的でした。

【10】土井先生との過去エピソード「思い出した手当の段」

「思い出した手当の段」(30期35話)は『最強の軍師』を観る前に履修しておいたほうがいいエピソードの一つです。乱太郎が傷だらけの突庵望太の手当をしているのを見ていた利吉と土井先生が過去を振り返ります。

最初は一家の団らんをぶち壊した土井先生(先生になる前)を恨みがましい目で見ていた12歳の利吉ですが、やがて二人は打ち解けていきます。一人っ子の利吉にとって、土井先生は兄同然の存在になったのです。利吉と突庵が忍術学園を去るとき、利吉は「また来ます、お兄ちゃん」と微笑みました。

【11】忘れちゃいけない小松田とのコンビ「利吉の休日の段」

利吉を語る上で忘れてはいけないのは、忍術学園の事務員・小松田秀作です。誰にでもそこそこ愛想のいい利吉ですが、他人との距離が近い小松田には強く当たりがちです。

「利吉の休日の段」(30期56話)では、休日を穏やかに過ごそうとする利吉が偶然出会った小松田にペースを乱されていき、ついに堪忍袋の緒が切れます。クールな利吉がこんなに感情を出すのは小松田と一緒のときだけかもしれません。

【12】土井先生とのベストコンビ「利吉の教材攻撃の段」

視聴者の投票によって土井先生の「ベストコンビ」堂々1位に選ばれたのが利吉です。記念して作られたエピソードが「利吉の教材攻撃の段」(30期66話)でした。優しくて頼りになる土井先生とクールでカッコいい利吉。「初恋泥棒の二人の活躍を見たいです」(20歳)という納得のコメントが寄せられています。

忍術学園に遊びに来た利吉が、土井先生に“教材攻撃”を見たいとお願いしています。出席簿、チョーク、黒板消しなどの攻撃を次々と繰り出していく土井先生。

利吉は間一髪でかわしていましたが、最後は三角定規で追い詰められています。いつか自分も出席簿を使って攻撃してみたいという利吉は、部屋に飛び込んできた諸泉尊奈門に一撃をくらわしてノックアウトしてしまいました。

こういう貪欲に学ぼうとする姿勢が利吉を強くさせるのでしょう。利吉にお願いされて嫌とは言わない土井先生の愛情も感じました。

【13】山田先生との親子の絆「利吉とキャッチボールの段」

利吉が山田先生の“ベストコンビ”1位に選ばれたのを記念して作られたのが「利吉とキャッチボールの段」(30期68話)です。

利吉が子どもの頃のことをしみじみ思い出していた山田先生。忍術学園に遊びに来た利吉を大喜びで迎え入れ、「キャッチボールをしよう」と提案します。子どもの頃の利吉がキャッチボールしたがっていたのは、「おかえりなさいの段」に出てくるエピソードです。

照れくさがって嫌がる利吉は、鉢屋三郎に子どもの頃の自分に変装させて山田先生とキャッチボールさせますが、山田先生はしっくり来ません(そりゃそうだ)。

断り続ける利吉に山田先生は無理やりボールを投げて受け止めさせますが、利吉は怒って去ってしまいました。尊敬しているのに、つい逆らってしまう息子の気持ちとそれを受け止める父親の姿が描かれています。

【14】利吉の過去がわかる「イライラするの段」

「イライラするの段」(32期61話)は、忍術学園で学ばなかった利吉がどのように忍術を学んだかが明かされるエピソードです。町の忍者教室で3級を取ったという小松田に、「君みたいな人間が真っ先にいくさ場で命を落とすんだ」と強い口調で言います(心配しているようにも聞こえます)。

乱太郎たちに「父から学んでいたら父を超えられない」「息子が父親を超えようとするのは当たり前」と語った利吉は、超一流の忍者だった母や「お兄ちゃん」と呼んでいた土井先生からも学んでいたことを明かします。

しかし、利吉が忍術学園で学ばまなかった本当の理由は別にありました……。子どもの利吉の攻撃を微笑みながらかわす土井先生の姿が素敵です。

【15】利吉による利吉のための映画『映画忍たま乱太郎』

利吉の活躍を見たいのなら、96年に公開された劇場版第1作『映画忍たま乱太郎』を外すわけにはいきません。ストーリーの中心にいつもいるのとカッコいい姿を堪能できるため、本作は「利吉の利吉による利吉のための映画」とも言われています。

DVD「映画 忍たま乱太郎 」

DVD「映画 忍たま乱太郎 」

ドクタケに奪われた巻物を取り返すよう依頼された利吉は、ドクタケ忍者に変装してドクタケの出城に潜入。土井先生と山田先生に協力しながら、囚われていた乱太郎たちを救出します。さっそうとした姿は、一年は組の生徒たちが声を揃えて「カッコいい!」と言うほど。

八方斎に狙撃されて階段を落ちていく場面では、土井先生がしっかりと受け止めてくれました。やはり二人の絆は強かったのです。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

駆け足で15本選んでみましたが、『忍たま』ファンはそれぞれ大切に思っている利吉のエピソードがあるはずです。この記事をきっかけに、ぜひ大いに語り合ってみてください。繰り返しになりますが、やっぱりNHKは『忍たま乱太郎』全シリーズを配信すべきだと強くアピールしつつ本記事を締めたいと思います。

(執筆:大山くまお)

作品情報『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』

『土井半助』失踪、『天⻤』襲来。
タソガレドキ忍者・諸泉尊奈門との決闘に向かった後、消息を絶ってしまった土井先生―
山田先生と六年生による土井先生の捜索が始まる中、担任不在の一年は組では、タソガレドキ忍軍の忍び組頭・雑渡昆奈門
と、尊奈門が教壇に立つことに!
そんな中、きり丸は偶然、土井先生が置かれた状況を知ってしまうのだった。
一方、土井先生捜索中の六年生の前に突如現れたのは、ドクタケ忍者隊の冷徹な軍師・天⻤。
その顔は、土井先生と瓜二つで―
忍たま達に立ちはだかる最強の敵を前に、今、強き「絆」が試される。
果たして乱太郎、きり丸、しんべヱたちは、土井先生を取り戻すことができるのか―!?

■キャスト・スタッフ

出演:高山みなみ 田中真弓 一龍斎貞友 関俊彦

監督:藤森雅也
脚本:阪口和久
音楽:馬飼野康二
キャラクターデザイン:新山恵美子
副監督:根岸宏樹
アクション作画監督:関根昌之
美術監督:川口正明
撮影監督:林コージロー
色彩設計:村田恵里子
編集:坂本雅紀
音響監督:大熊昭
音響効果:庄司雅弘
音響制作:AUDIO PLANNING U
アニメーション制作:亜細亜堂
配給:松竹
製作:劇場版忍たま乱太郎製作委員会
公式 X:@nintama_eiga
c尼子騒兵衛/劇場版忍たま乱太郎製作委員会

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numan編集部

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