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本島純政＆上村謙信、自分の性格は「赤ちゃん」と「ワンちゃん」!? ふたりが1泊2日で行きたい場所は…｜『沼落ち５秒前！』推しをもっと知る50の質問

本島：ドラマ全編を通して水無瀬（本島さんが演じる水無瀬仁）のモノローグが物語の語り部の役割を担っているんですけど、これはある種、“水無瀬の小説”みたいなところがあって、全話が終わった時に一つの小説が完成するような感じで、どうなるのかな、映像作品として完成して見たときにどんな繋がりになるんだろう、というわくわくした気持ちになりました。

『未成年～未熟な俺たちは不器用に進行中～』場面写真より

上村謙信（以下・上村）：
台本を読ませていただいて、先ずは蛭川(上村さんが演じる蛭川晴喜)を演じさせていただくことにとても喜びを感じました。普段の蛭川はクールでクラスの問題児ですが、水無瀬にしか見せない蛭川の表情や仕草は台本を読んでもギャップがあるものだと感じましたし、その感情にはキュンキュンしました。

――顔合わせをした時のお互いの第一印象は？

本島：
（上村）謙信くんは、本当に大先輩という感じの印象で、最初…ほんの一瞬もう0.1秒ぐらいなんですけど、話しかけづらいかなと思ったんですけど、話してみたらめっちゃ優しくて、話しやすいって印象でした。

上村：
0.1秒は関わりづらいかなって思ったの？（笑）

本島：
いや、イケメンな人って、ちょっと近寄りがたい王子様的な感じがあるじゃないですか。すぐ気さくな人なんだ、ってわかったので0.1秒なんですけど（笑）。

『未成年～未熟な俺たちは不器用に進行中～』場面写真より

――一方、上村さんから見た本島さんはどうでしょう。

上村：
しっかりしていて、真面目な方なんだなというのが最初の印象でした。最初はクールなのかなと思ったんですけど…。

本島：
「最初は」って（笑）。

上村：
（笑）…と思ったんですけど話してみるととても明るい性格で、すぐ打ち解けて仲良くなれたので嬉しかったです。

本島：
謙信くんは、何でも相談できるような感じで、しかも相談したら絶対それに答えてくれるんですよね。僕の中ではすごく心の支えになってます。話してる雰囲気の柔らかさ、声のトーン、優しい話し方をするから、それがすごく僕の中で響いたものがあったのかなって思います。

――上村さんとしては年上として引っ張っていこうという意識も？

上村：
そうですね。僕なりに引っ張っていけるように、という思いはありましたが、W主演という事で2人で支え合って良い作品にできたらと思っております。2人で支え合える関係になれたらいいなと。

上村謙信「純政くんは、水無瀬の雰囲気を感じさせてくれる」

――撮影をしていく中でお互いの存在はどんなふうに捉えていますか？

上村：
純政くんは、普段から水無瀬としての雰囲気を感じさせてくれるので、蛭川としてもすごくやりやすいです。

本島：
謙信くんは役に入ると、より一層雰囲気が変わるんです。（謙信くんの）目が変わるんですよね。蛭川のときと謙信くんの目つきが全然違うので。それがすごく印象的だなと思います。

『未成年～未熟な俺たちは不器用に進行中～』場面写真より

――それぞれ印象に残っている現場でのエピソードを。

本島：
謙信くんはロケ弁めちゃめちゃ食べます。2個食べます（笑）。昨日ナイターのシーンがあったんですけど、僕が現場に入ったらお弁当が2個置いてあって「あれ？」と思ったら、「謙信くん2個食べたよ」って（笑）。めっちゃ食べるじゃん、みたいな（笑）。新しい発見でした。あんなに食べてるのにスリムでカッコイイのはダンスいっぱいしてるからかな、と思いました。

上村：
最近すごくお腹が減るんですよね（笑）。

本島：
それはわかります（笑）。

上村：
減るよね、なので2個普通に食べちゃいました（笑）。それで言ったら、純政くんは現場に自分で鶏肉を持ってきてたんだっけ？

本島：
鶏のむね肉。

上村：
タンパク質を摂るということで持ってきていて。

本島：
家に低温調理器があるんですけど、低温調理って４時間ぐらいかかるので、セットして起きると出来上がってるので、朝、現場に持ってきてます。それプラスありがたいことに現場にはお米とおかずがあるので（笑）、一緒に食べてます。

『未成年～未熟な俺たちは不器用に進行中～』場面写真より

――そんな現場での撮影が続いていると思うのですが、演じるうえで、大事にしてること、意識していることは何ですか？

本島：
僕は一瞬一瞬、その場所を生きるというのを意識しています。型にはまったお芝居になりかけてしまってた時があったんですけど、頭で考えていたこと、事前に準備したことを一回頭から外して、その場を生きる、そこに生きるというのがリアリティのあるお芝居だと思うので、そこはすごく意識していますね。本番まではいろいろ考えるけど、本番になったら「どうにでもなれ」って直前に自分に言い聞かせて水無瀬を演じるようにしています。

上村：
日々楽しんで撮影に挑んでいます。このシーンでは蛭川はどういう感情なのかな、と常に意識しながら、感情の流れを大切にして、その都度蛭川の気持ちを整理して丁寧に演じるようにしています。

――水無瀬と蛭川。それぞれの魅力について聞かせてください。

『未成年～未熟な俺たちは不器用に進行中～』場面写真より

本島：
水無瀬は「いい子でありたい」という自我みたいなものがあるんですけど、そこはすごく共感できて、キャラクターの魅力にもなっていると思います。やっぱり、人間誰しも持ってるところだと思うんですよね。

誰かの前ではいい子でいたい、という思い。それが出てるキャラクターだと思います。僕自身も、どうしても人前で自分が理想とする自分を演じてしまったりするとこもあるので、そこは共感できるところなんですよね。でも、蛭川の存在で、水無瀬の心の氷みたいなものは溶かされていくし、変化していくんです。それは水無瀬の素直さでもあり、魅力でもあると思います。

上村：
蛭川はとてもピュアでまっすぐなところが魅力です。ですが、自分の気持ちに蓋をしてしまうところがあるんですよね。自分が我慢することで周りのみんなが幸せならそれでいい、と自分を犠牲にしてしまう考え方をしていて。

自分への葛藤とか大人のしがらみを前にして悩むところがとても人間味があるなと思いますし、そんな蛭川が水無瀬と出会うことで成長して少しずつ変わっていくところが見所ですね。演じていてもギャップのある魅力たっぷりの蛭川がより大好きになりました。

『未成年～未熟な俺たちは不器用に進行中～』場面写真より

本島：
蛭川って人間らしいというか、愛情深いというか、一見自分勝手に見えるんですけど、そうじゃなくて、すごく相手のことを考えて行動してる。そこが蛭川のかわいいところではあるんですけど、愛情深いところが蛭川の魅力ですね。

上村：
水無瀬はだんだんと蛭川に心を許していく様など、キュンポイントが満載です。学校にいるときと、外でいるとき2人の関係性がとてもギャップがあってドキドキするのではないかなと思っています。是非、視聴者にも好きなシーンを見つけていただけたらと思っています。

（撮影：笹井タカマサ、執筆：田部井徹）

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『未成年～未熟な俺たちは不器用に進行中～』作品情報

『未成年～未熟な俺たちは不器用に進行中～』

読売テレビ・毎週月曜深夜「ドラマＤｉＶＥ＋（プラス）」枠にて
１１月４日（月）深夜１時３５分放送スタート
出演：本島純政　上村謙信
今井悠貴　宮地樹　堀家一希／西原亜希　オクイシュージ　加藤貴子
原作：ヒヌン『未成年～未熟な俺たちは不器用に進行中～』（ＫｉｄａｒｉＳｔｕｄｉｏ　Ｉｎｃ．＆ＬＥＺＨＩＮ　Ｅｎｔ．）
監督：柴田啓佑、牧野将
脚本：森野マッシュ、松下沙彩
Ⓒ「未成年」製作委員会