『千銃士』配信！遊び尽くしたプレイレポート｜貴銃士と共に圧政に抗え！

2018年3月22日（木）にスマートフォンアプリ『千銃士』が配信を開始しました。
本作は、古銃の化身“貴銃士”を収集・育成して、強大な武力を背景に圧政を敷く世界帝と戦う“貴銃士×育成ゲーム”。プレイヤー（主人公）は”貴銃士”を呼び覚ますマスター兼メディックとして、世界帝軍に立ち向かうレジスタンスに加わります。

古銃のキャラクターデザインは木下さくらさん、敵である現代銃のキャラクターイラストは雪広うたこさん、双葉はづきさん、Dakenさん、キナコさん、小田すずかさん、しづさん、カズキヨネさんが担当。
キャストは八代拓さん、立花慎之介さん、蒼井翔太さん、梶裕貴さん、浪川大輔さん、羽多野渉さん、村瀬歩さんを始めとする総勢37名の豪華声優陣が出演します。

事前登録者数は100万人を突破しており、それに応じたプレゼントキャンペーンも実施。
アニメイト池袋本店では、オンリーショップを2018年4月15日（日）まで開催中です。さらに、2018年7月にはアニメ化も決定しています。

今回は、貴銃士たちと共に世界帝軍に立ち向かうゲーム『千銃士』のプレイレポートをお届けします。

『千銃士』は、世界帝軍の兵士や特別幹部である現代銃と戦う”クエスト”、貴銃士たちと交流を深めたり、敵側の情勢を知る”エピソード” 、貴銃士たちを成長させる”育成”の3つが軸となっています。案内役がきちんとゲームの流れを簡潔に分かりやすく教えてくれるので、スマホゲーム初心者の方でも迷子にならずに済みます。

クエストでは、呼び覚ました貴銃士たちのマスターとして、世界帝軍と戦います。ウェーブ式のバトルとなっており、編成や育成が勝利の鍵となります。

チュートリアルで共に戦ってくれるのは、ブラウン・ベス（☆4）と、シャルルヴィルの2名。ここでは負傷した貴銃士たちの回復方法など、基本的な流れを教えてくれます。

チュートリアルを終え、クエストに挑むために、プレゼントされたノーブルストーンでさっそく10回召銃（☆4以上1枚確定のガチャ）をしたところ、ホールとヒデタダの☆4を引くことができました！　とりあえず☆4の貴銃士を中心に、ブラウン・ベス（☆4）、シャルルヴィル、ホール（☆4）、ノエル、ヒデタダ（☆4）、ドライゼの、”おまかせ編成”で挑みます。

クエスト選択に移動すると、章ごとに異なる現代銃が登場する模様。そのあまりのビジュアルの良さにIQが2くらいまでに落ちますが、エリアボスといった扱いなので、初めは下っ端らしき軍団と戦うことに。

「高貴に戦え！Be Noble！」

バトルは基本オートで進行し、システムもとてもシンプル。貴銃士たちが傷付いたらMP（メディックポイント）を消費し、タップや長押しで回復させたり、高貴ゲージをためたり。簡単なタッチ操作なので、瞬時のアクションが苦手な方でも簡単に楽しめます。

バトル中、貴銃士が”絶対高貴”というゾーンのような状態になります。これはバトルの中で”高貴な行動”を取ったことにより”高貴ゲージ”（アイコン左下のバラ）が溜まり、”心銃”という必殺技が打てる状態のこと。高貴な行動ってなんだろう……、と一瞬考えがよぎると思いますが、味方をかばったり、トドメを刺す行為、ほかには全回復させた際さらにMPを消費すれば意図的にためることができます。
“絶対高貴”状態になると、その貴銃士のソロ曲が流れ始め、アニメの戦闘シーンのような高揚感!!　続々とメンバーが”絶対高貴”の状態になると、その度に俺が主役だ！　と言わんばかりにソロ曲が強気に流れるので、正直負ける気がしません！

“心銃”は、メンバーに”絶対高貴”の状態の人数が多いほど、威力がアップします。ですが、その分発動まで時間がかかるのが唯一の難点。それを逆手に取り、1人編成で挑むと1ウェーブに付き2～3回発動させることもできます。ミッションクリアのために1人特化して強い貴銃士がいても良いかもしれません。

ただ、注意したいのが、”絶対高貴”に最初からなれるわけではないということ。”絶対高貴”の力に目覚めるには貴銃士ランクを上げる必要がありますが、絶対高貴が解放されるランクはキャラごとに異なります。”絶対高貴”はクエスト攻略の鍵となってくるので、解放に必要な条件を早めにチェックしておくと良いでしょう。

クエストのウェーブを進めていくと、個人的に性癖どストライクなビジュアルを見せつけてくる現代銃が、禍々しいオーラを発しながら登場。やはりエリアボスとあって始めたばかりなかなかに強い……。メディックとしての仕事が捗ります。

そしてこの敵──ガスマスク、剥がせるぞ……？

初めこそ片目だけですが、中盤では両目が、章の最終面では顔の全てが拝めます！　ちょっと無理してでもガスマスクを剥ぎたい！　負傷した時の声を聞きたい！　と、第2章の2面で無理した結果、無事勝利しましたが、パーティーの被害は甚大……。欲に忠実なマスターで大変申し訳ない。

そして、さらに面白いなと感じたのは、特定のミッションをコンプリートすると、我々の敵である世界帝軍のエピソードが読めること！

ただの敵、モブ扱いではなく、きちんとしたキャラ設定の元、関係性などが描かれており、考察に力が入ること間違いなし。
第1章のピンクメッシュの現代銃エフは、オネエというだけでも拍手喝采スタンディングオベーションなのに、時折会話に出てくる仲間との関係性が気になりすぎて、貴銃士たちのレベル上げが捗る捗る……。（お兄様ってなに──!?）圧政を敷く”世界帝”の目的とは何か？　現代銃たちは何を思っているのか？　エピソードが進展していくたびに濃くなる闇に目が離せません！

クエストエピソードから先にご紹介しましたが、エピソードにはほかにも、貴銃士たちの交流を深める”親愛エピソード”と、アイテムを消費し特定の勲章を授与すると見られる”勲章エピソード”、基地内でランダムに発生する”日常エピソード”が存在します。

”親愛エピソード”ではその名の通り、マスターであるユーザーと貴銃士との親愛度が高まっていく過程が描かれます。
例えば、ブラウン・ベスは、ユーザーをマスターとして認めていますが、それは大英帝国の騎士が守るべき美徳、”その身に代えても主人を守る”という騎士道の教えに従っているだけ、と断言します。
ですが、マスターを唯一無二の存在として認めてもいて、「別にお前が特別だからってワケじゃない。わかったか？」と、言葉の節々にツンデレ要素が見え隠れ。恥ずかしくて素直になれないところが正直最高です。さらに進むと、意外な一面も……!?

“日常エピソード”は貴銃士たちの会話をそばで聞いているような印象。基地で「！」のマークが出ているキャラクターをタップすると発生します。
ブラウン・ベス、シャルルヴィル、スプリングフィールド、ケンタッキーのアメリカ独立戦争で活躍した4人は、スプリングフィールドとケンタッキーが大の仲良しかと思えば、ブラウン・ベスとケンタッキーの仲は非常に悪く、顔を合わせると乱闘騒ぎになることも。スプリングフィールドは、シャルルヴィルをモデルに作られた銃のため彼を兄のように慕っていますが、あまりにも弟扱いされてむっとする場面も……？　貴銃士同士の関係性が垣間見れるエピソードが豊富です。

大坂の陣で活躍した、3人の武将が所用した銃であるイエヤス、ヒデタダ、ユキムラは、武将の銃とあって、忠義を重んじている様子。イエヤスは初代将軍・徳川家康が所有していた銃、そんなイエヤスに2代目将軍・徳川秀忠が所有していた銃・ヒデタダは絶対なる忠義を抱き、貴銃士である今も”大御所様”と呼んでいます。大御所様第一のためマスターである主人公にも、失礼が無いように！　と釘を刺してきます。（マスターとは……？）
ユキムラは大坂夏の陣で真田信繁（幸村）が用いた銃のため、イエヤスを主君の仇のように思い、復讐する機会を狙っている様子。しかし、「イーエーヤースー！」と突っかかるたび、イエヤスにさらりと笑顔でかわされ、地団駄を踏むことも。イエヤスを中心にわちゃわちゃした様子が描かれます。

ほかにもロマノフやハプスブルク、オスマンやドイツ統一戦争など、各国の各時代で活躍した銃のグループが登場するので興味が尽きません！
「歴史ある銃なんだ」「身体も（銃自体）スマートな作りだから」と、 “自身が銃そのものである”と理解し、人の姿に銃の形状や特徴が反映されていると知っていたり、元の主人を真似てそれらしく振る舞ったりと、さまざま考えを持つ貴銃士たち。
そんな、感情を持ったからこそ、自由にのびのび”生きている”彼らの様子が、親愛レベルや貴銃士ランクが上がるにつれ、より深く描かれていきます。

ちなみに、「！」のマークが無い時にこちらから話しかけると、「今ちょっと忙しいんだ」「パーティーの準備するから」と、あっさりフラれることも。温度差に心が震えますが、”キャンディ”というアイテムを貴銃士にあげると会話が発生します。さっきまで忙しそうだったのにキャンディをちらつかせただけで会話してくれるとは……そんなに魅惑的なアイテムなのか、と若干成分を疑いますが、会話してくれるだけ良しとしましょう。
話しかけた時のリアクションは、タイミングや親愛レベルによっても異なります。つれない返事をされても気にせず、どんどん話しかけるのが吉です。
キャンディを使って会話をすると、親愛レベルが上がっていき、一定の値を超えるごとに親愛エピソードが解放されていきます。推しキャラは「見廻り当番」に任命すると基地に常駐するようになるので、こまめに話しかけて親愛レベルを上げると、有利にゲームを進められそうです。キャンディをください!!

貴銃士たちの成長にはマスター（ユーザー）との交流が必要です。
会話するごとに親愛レベルがアップし、親愛レベルが上がるとHP値がアップ。親愛レベルに応じてエピソードが解放され、エピソードを読むと貴銃士ランクがアップします。
分かりやすくすると、

【親愛レベルを上げる（HP上限が上がる）▶キャラごとの親愛エピソードが解放▶エピソードを読むと貴銃士ランクが上がる】

といった進行です。
貴銃士ランクがアップすることによって、”絶対高貴”に目覚める貴銃士もいるので、ぜひクエスト前にチェックしてください。

また、”カードの育成”も存在します。これは親愛度や貴銃士ランクとは別物であり、クエストバトルに直接関係するものです。
クエストに参加した貴銃士のカードは、バトル終了後に経験値が入ってレベルがアップしていきますが、ログインボーナスなどでもらえるレジスタンスポイントを使うことでも、カードのレベルを上げられます。
また、”ペタル”という、クエストで入手できるアイテムを消費すると、勲章が解放され、ステータスがアップするほか、勲章エピソードを読めるようになります。

”クエスト”、”エピソード”、”育成”の３つを軸にした“貴銃士×育成ゲーム”、『千銃士』のプレイレポートをお届けしました。

バトルクエストは難しい操作は一切なく、派手なモーションと豪華声優・俳優陣によるソロ曲が盛り上げてくれるので、ワクワクすること間違いなし！　戦闘不能になったとしても自軍から消失したりしないので、システムを理解するまで、思うままにガンガン突っ走れます！
エピソードも貴銃士たちとのコミュニケーションはもちろん、彼らの関係性、さらには敵側のエピソードまで知ることができるので、クエストに慣れたころには、続きが読みたくて仕方がなくなってくるはず。
キャラクターは一人一人に癖があり、だからこそ愛着が湧きやすく、知れば知るほど、持ち主は？　銃の作りは？と、探究心を煽られます。なんとなくの一目惚れで育て始めたキャラクターも、触れ合う時間が長くなっていくと、新たな一面を知ったりして、確実な推しになっていく……推しのいるグループ同士のやりとりも好きな要素の一つで、きっと箱推しになっていくんだろうな、と今から予感。
誰から親愛度上げないときつい、といった偏りは無いので、ぜひプレイしてみて欲しいゲームです。

ダウンロードはこちら！