numan編集部
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今回numanでは、主人公・大原空役の堀田竜成さん、在原守人役の石渡真修さん、神楽坂宗司役の吉田知央さん、宗像廉役の植田慎一郎さん、七瀬望役の沢城千春さんのキャスト5名によるインタビューをお送りします。
INDEX
堀田竜成(以下、堀田):大原空役を演じさせていただいた堀田竜成です。空くんは明るくてすごく元気で、だけど繊細なところもある「SOARA」の中心人物です。バンドのなかでもギターとボーカルで、みんなをどんどん引っ張ってくれます。
石渡真修(以下、石渡):在原守人役の石渡真修です。守人は「SOARA」をすごく優しく包み込むような優しさを持っています。空が悩んでなかなか始められなかった音楽を、守人がきっかけになって再び始められるようにしたところがあります。本当に空の音楽が好きなんだなと思いました。
吉田知央(以下、吉田):神楽坂宗司役を演じました、吉田知央です。宗司はドラムを担当していて、大原空くんの親友です。曲作りのことで落ち込んで傷ついていた空を支えていた存在です。
クールで面倒見のいい性格ですが、遊び心も秘めているので空や望と一緒にバカになりたいと思っている、ちょっとお茶目なところもあるキャラです。
植田慎一郎(以下、植田):宗像廉役の植田慎一郎です。キーボードを担当している廉くんは普通の高校1年生だったんですけど、もしかしたら空に一番振り回された男の子だったのかなと思います。
その分映画を見るお客さんに一番近い目線で、この「SOARA」の世界を体験した人物かもしれないですね。空はすごく主人公っぽいですけど、どのキャラが主人公でもおかしくないくらいのバックグラウンドを持っています。でもそのなかで一番共感して見てもらえるのって廉くんなんじゃないかなと。
沢城千春(以下、沢城):七瀬望役の沢城千春です。望はベース担当で、明るくて元気で活発、ベーシストのお兄ちゃんをとても尊敬しています。「SOARA」のなかではムードメーカー的存在の男の子です。
沢城:やっぱり、最初は驚きました。
石渡:僕は別の舞台の共演者に『ツキステ。』に出演していた人がいて、知識はあったんです。だから舞台のイメージが強かったんですけど、映画もやると聞いて驚きました。オーディションに受かって、舞台だけじゃなく映画にも出られる事になり嬉しかったですね。映像作品への出演経験があまりないので。
植田:僕は映画から始まって、同じキャストで舞台に繋がっていく、というのが新鮮でビックリしました。舞台から映画化はあると思うんですけど、その逆ってあんまり聞いたことがないなと。
堀田:僕は「ギター&ボーカル役のオーディションあるから行って来て」と言われ、何がなんだかわからず受けに行き、帰ってきたら大原空役が決まって。本当に何がなんだかわからなかったです(笑)。
吉田:僕もオーディション資料をもらった時は舞台だけなのかなと思っていたら劇場版もあるんだって知って、すごく嬉しかったです。
堀田:僕はこの業界での活動が本当に初めてで、セリフの入れ方もわからず、ヘアメイクさん、音響の方、助監督さん、そういう色々なスタッフさんがいる環境も初めてでした。
なので、僕のなかですごく新鮮な経験をいくつもできました。だから演技以外の部分でも成長できる場所になりましたね。
吉田:僕も映画は初めてだったんですけど、初めての映画が千春さんと慎ちゃんと真修くんと一緒で良かったと思いました。
先輩方が色々とアドバイスをくれたので、すごく心強かったです。事前に稽古もあって、映画初出演の人に優しい現場だったなと思います。
――役作りはどのようにされたのでしょうか。舞台もあるので、そのあたりを意識したことなどありますか?
石渡:まず、監督から言われたこともあって、声を作りすぎない、というのが全員に共通していました。舞台もそこまで声を作ったりしないと思うんですけど、映画では特に自然体の声を意識しましたね。
堀田:「SOARA」を知っている方はもちろんですが、「SOARA」を初めて見る方にも気軽にその世界に触れられるように、あまり原作に寄せ過ぎないようにしました。
本当にシンプルな青春映画というのを意識して作っています。でもそのキャラクター性を壊さないように、崩さないように、それぞれの持つ個性を落とし込んだ上でみんな演じていたと思います。
――沢城さんはドラマCDやアニメでも望を演じていますが、劇場版との差はどのようにつけられたのでしょうか。
沢城:他のキャストの皆さんがどんなアプローチをしてくるのかなと、出方をうかがっていました。みんなが声を作り込んでくるのかわからなかったので、自分のなかではどちらのパターンも用意しておいたんです。
でも蓋を開けてみたらみんなナチュラルにそこに役として立っていたので、じゃあ僕も声の仕事でのことをいったん忘れて、今までとは違うアプローチで「SOARA」の七瀬望として映画のなかで生きよう、と思いました。
石渡:僕は苦労というか、ちょっと難しかったところがありました。自分のなかでは優しく言っているつもりだったんですけど、守人くんの優しさがそれよりも全然すごくて、同じ優しさまで持っていくのが大変でした。守人って「そんな人いる!?」っていうくらい優しいんですよ。
全員:(笑)
石渡:「これでも足りないか」と、どんどん優しさを広げていきました。
吉田:僕はクールな宗司と自分に近いところがないので、ボロが出ないか最初はずっと不安でした。あと宗司はボディタッチが多くて……。
堀田:ボディタッチ苦手だもんね(笑)。
吉田:自分の友達を見てると肩を組んだり、触れたりしてるんですけど、僕はあんまりそういうことしないんですよね。でも宗司は廉の頭をポンって叩いたり、人を励ますときに肩に手を置くとか、自分が普段やらないことなので、稽古のときにぎこちなさが出ちゃいました。
沢城:どんな感じだったの?
吉田:優しく触り過ぎて、竜成に「気持ち悪い」って言われました。
堀田:本番中にガチで言っちゃいました(笑)。知央の手がゆっくり伸びてきて、それを肩に添える感じで置いてきたんで、「すみません」って撮影止めてもらって。監督さんも「ちょっと今の触り方は気持ち悪いな」って(笑)。
吉田:だから自然になるよう頑張りました! 映画ではバッチリです。
沢城:キャストもスタッフも「SOARA」が好きで、エキストラで来てくれた方も同じく「SOARA」が好きだったんですよね。体育館での撮影でしたが、その体育館全体が「SOARA」が好きな人たちが集まっているという空間で。
みんながいいものを作りたいというハッピーな気持ちで撮影できて、普段の撮影よりみんなのモチベーションもすごく上がってました。おかげでより良いライブシーンが撮れたんじゃないかなと思います。
石渡:何回も同じシーンを撮ったんですけど、すごく楽しんでもらえたような気がします。
植田:キーボードに内蔵されてる、メトロノームのオシャレ版みたいなクリック音を流すと、それに合わせて竜成がラップをしてくれたこともありました。
堀田:そうやってカメラ配置を変える時の空き時間も、お客さんを楽しませれば、撮影が始まってもライブを楽しんでいる表情を見せてもらえるんじゃないかなと。だからみんなで現場作りみたいなことはしましたね。
待っている間寒かったので、ベンチコート配ったり。あとはもうみんなが緊張しないようになるべく話しかけるようにしてました。
石渡:そういえば最初、緊張してたよね?
堀田:僕ね。
石渡:ステージに上がって人前で歌うのが初めてだったらしくて、その環境に慣れてないからいつもの竜成じゃなかった。めちゃめちゃ固くて、監督さんに言われてたもん。
堀田:固いってね(笑)。
石渡:それをみんなで和らげてあげたり。
吉田:そうですね。
沢城:知央は緊張してなかったけど、ずーっとカッコつけてたような……(笑)
堀田:(笑)
石渡:そうそう、ずっと顔キメてるんですよね。
吉田:宗司はクールな役だし、俺はお客さんの前に出るのは初めてだったので。あんまり素の自分を見せてもガッカリさせてしまうのではないかと……。
堀田:宗司を演ろうとしてたの?
吉田:監督はそれまで「素でいいよ」って言ってたのに、今からステージに上がるってときに「よし、宗司で行け」って。撮影じゃないのに。
それまでは楽な気持ちでいたのに、「宗司で」って言われたからあまりはっちゃけることが出来なかったです。真顔なことを指摘されたり、カッコつけちゃってましたね。
堀田:その日のステージ上で、みんなでイジって、ありのままの知央というものを出せたんじゃないかと。今は気楽にオンとオフを切り替えて過ごせるようになっているよね。
吉田:あの時は、早く場慣れしたいなぁという気持ちでしたね。悔しかったです。
植田:僕はあんまり緊張しない方なんですよね。エキストラの皆さんは劇場版SOARAを楽しみにしていてくれたと思うんですけど、初めは結構緊張してるように見えたんですよ。
食い入るようにステージにいる僕たちを見つめていて。この人がモリなんだ、宗司なんだ、空なんだ、廉なんだ、望はもう千春さんですけど(笑)。
全員:(笑)
植田:SOARAの曲に助けられた部分が大きいと思いますが、ライブシーンが始まるとすごいキラキラした目を向けてくれたんです。やっぱりそういう風な目で見てもらえると、嬉しくなっちゃいますよね。
でも僕は廉として緊張している雰囲気を残さないといけないので、嬉しさを抑える方が大変でした。まだSOARAを結成する前の廉でしたしね。
沢城:江口くんは現場で自由奔放に振る舞っていました(笑)。緊張の“き”の字も見せずに、台本に書いてないことまでやってくれましたね。土岐くんに関しては現場では会えてないし、映像もまだ見れていないんですけどどこで出ているか楽しみですね。
堀田:そこも注目していただきたいですね。
沢城:みんなは江口くんと会ってみてどうだった?
石渡・植田:デカかった。
全員:(笑)
吉田:スタイルが良かった!
石渡:気さくに話しかけていただいて、本番もすごくいい雰囲気で撮影できました。明るくていい方でした。
吉田:オーラのある方だったので最初はすごく緊張したんですけど、場を和ませて緊張をほぐしてくれる気さくな方でした。
植田:江口さんが出るシーンって、この映画のなかで「SOARA」にとってはあるきっかけになる場所でもあるんですよ。
物語のターニングポイントにもなっていると思うので、すごく見て欲しいところですね。江口さんに目がいってしまうと思うんですけど、大切なシーンでもあるのでぜひ。
堀田:みんな初めて会ったんですけど、昔から近所にいるお兄さんみたいな距離感で関わってくれました。すごくいい雰囲気で撮影もできたので、感謝でいっぱいです!
植田:最初の方の質問でも言いましたが、実写映画から2.5次元舞台へと繋がる作品はかなり珍しいと思います。そういう例のないことが劇場版SOARAで始まるわけですが、それにふさわしい物語になっています。
それを劇場で見ると、ひとつの自慢というか、思い出になるんじゃないかな? 僕はそうなると信じています。
吉田:「SOARA」を知っている方も知らない方も楽しめる作品になっています。役者の演技やライブの演出はもちろんなんですけど、小道具や衣装も忠実に再現されています。
原作を知っている方はそういうところも見て楽しめるんじゃないかなと思います。ぜひ劇場でご覧ください、よろしくお願いします!
石渡:原作を知らなくても楽しめるので、この映画を見た後に「SOARA」の所属している事務所であるツキプロのことをどんどん調べる楽しさもあると思います。
色々な可能性の詰まった映画だと思うので、楽しんで見てもらいたいです。
堀田:「SOARA」が出来るきっかけの物語が詰まった作品です。そこが見どころなのはもちろんなんですけど、毎日学校や仕事でしんどいことや苦しいことがあると思いますが、これを見たら前向きに元気に頑張ろうって気持ちになれる作品になっています。
劇場版SOARAを見てポジティブなものをチャージしていただきたいです!
ツキプロ初の実写映画『LET IT BE -君が君らしくあるように-』は、10月4日より劇場公開スタートです!
劇場:
東京 10月4日(金)池袋HUMAXシネマズ
大阪 10月11日(金)シネマート心斎橋
名古屋 10月11日(金)伏見ミリオン座
特別鑑賞券①:
アニメイト一部店舗にて販売中
アニメイト池袋本店、大宮、町田、津田沼、吉祥寺パルコ、川越、渋谷、秋葉原本館、横浜ビブレ、新宿、大阪日本橋、天王寺、梅田、名古屋、名古屋ぱるこ、アニメイトオンラインショップ
特別鑑賞券②:
各劇場窓口およびメイジャーの販売サイトにて販売中
出演:
堀田竜成、石渡真修、吉田知央、植田慎一郎、沢城千春
江口拓也、土岐隼一
おかやまはじめ
原作:ツキノ芸能プロダクション『ALIVE』シリーズ(ムービック)
脚本:ふじわら
監督:伊藤秀隆
主題歌・楽曲提供:じょん(滝沢章)
製作:劇場版SOARA製作委員会
配給:キュー・テック
2019 年/日本/カラー/シネスコ/ 103 分/ 5.1ch G
発売日:2019年10月4日(金)
価格:2,000円+税
歌:じょん
【収録楽曲】
・LET IT BEs
・君がそばにいるように
・せみしぐれ
・青春の神さま
・RE:START
【収録予定楽曲】
・どうせなら今から風になってみよう
・終わらない虹
・花咲く丘で
・マクガフィン
・S.O.A.R.A.
・エリアル -ALIEL-
(C) ALIVE THE MOVIE
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