松田凌×小野健斗「俺たち、ふたりだからできた」『即興演技サイオーガウマ』インタビュー【第２回】

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『即興演技サイオーガウマ』とは、用意されたキャラクター設定に従い、事前に役作りをした2名のキャストがお互いの設定を知らない状態で、ガチンコで演じる15分間の即興ドラマです。

監督を務めるのは、映画『メサイア』シリーズの山口ヒロキさん。そしてSEASON:03のキャストには、舞台および映画『メサイア』で共演されていた、松田凌さん、小野健斗さんのおふたり。インタビュー1回目に続き【第2回目】となる本記事では衣装へのこだわりなどを伺いました。今回の即興演技に点数をつけるなら？

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松田凌・小野健斗『即興演技サイオーガウマ』インタビュー②　写真１

──いよいよ配信がスタートしました！　舞台となる「中目黒のインテリアショップ」というシチュエーションで、イメージした物語展開は？

小野健斗さん（以下、小野）　まったく想像がつかなかったです！　とりあえず、奇抜なヤツがくるっていうのは確信してはいましたが……。俺は設定も衣裳もシンプルなので、凌は絶対に派手な感じでくるはずなんだけど、どういう展開になるかは想像がつかないから考えても無駄だなって。

松田凌さん（以下、松田）　僕はふたりの設定を分かっている状態だったので「健斗くんはどこまで知っているんだろう？」ってちょっと疑心暗鬼でした。

小野　お互いの設定を知らないという決まりなのに、凌のほうには全部書かれてたんだもんね（笑）。

──撮影本番の日、お互いの衣裳姿をご覧になって、どんな印象を受けましたか？

小野　まずは一瞬「えっ」って戸惑いました。宇宙人みたいな感じなのかな、現代人ではないだろうなって。

松田　僕が健斗くんの衣裳を見た第一声は「なるほど」でした。僕は健斗くんの設定も全部分かった状態だったから“つながり”も知っていたし、改めてふたりの役柄の共通点が発見できました。

──衣裳さんへオーダーした点はありますか？

松田　持っている物で、ふたりの“つながり”を出したいというお話をしました。そうしたら衣裳の伊藤さんがとてもうまく取り入れてくださって。……どの部分なのかは皆さんもぜひ探してみてください。

小野　僕のほうは「さすが伊藤さん、普段から着たいくらいのかわいい服！」って印象だったので特にオーダーはしていません。ただメガネは衣装合わせのときにアドリブで決まったものです。その日、たまたま掛けていたものが衣装にぴったり！と伊藤さんと盛り上がったので、そのまま取り入れました。

松田　健斗くんの衣裳は、ほんとうに普段から着たいカッコよさ。インテリアショップにいそうだもん（笑）。僕の衣裳はけっこう衝撃的で「どう着るんですか？」から始まったからね（笑）。だけど、一枚脱ぐとふたりの衣裳が意外と似ているところがポイントです。

松田凌・小野健斗『即興演技サイオーガウマ』インタビュー②　写真２

──演技中に「やられた！」と焦ったり、「うまくいった！」とニヤリとした瞬間はありますか？

松田　全体的に不思議な感覚でした。1回目は想像よりもスムーズにいっちゃった感じ。

小野　すごくスムーズだったから、逆に「これでいいのかな？」って思ったくらい。

松田　慌てることもなく、わりと時間通りに終わって、すごくベーシックなものができたぞという印象で。でも、まだ腹八分目で満腹ではないぞ、というイメージで。

小野　1回目はいいところで終われたけど、すごくよくできたかというとそうではないから。オチはしっかりつけられたけど。だから、2回目のほうが派手にしなきゃ、波を作らなきゃと思いつつ、でもそれは難しそうだなって。役柄的にも凌に引っ張ってもらわないといけない部分が多いし、俺のほうは話しの流れ上、ふざけたりもできなかったし。

松田　そうなんだよね。でも、そういう役柄のパワーバランスは1回目も2回目もいい感じだったと思います。