numan編集部
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シリーズ最新作にして最終章の本作の見どころや、お二人の最近の“沼”について聞きました。お二人の積み重ねた関係性が伝わってくるトークをお届けします。
INDEX
藤田玲(以下、「藤田」) 大変だったというのは、銭湯でのシーンとハムスターのシーンですね。銭湯は、千原せいじさんが湯船に入ってきたら僕らが出る、という場面なんですけど、どうしても誰かの映ってはいけないものが映ってしまう、という(笑)。
映らないように、奇跡のカットを狙って撮ってたので、あそこは一番時間かかりました。
佐藤流司(以下、「佐藤」) 確かに(笑)。一番苦労したかも。
藤田 ふやけましたね(笑)。お湯はぬるいんですよね。ぬるめなので、出たら出たでめちゃくちゃ寒い(笑)。体力も奪われるので、かなり疲れましたね。
佐藤 あと、ハムスターが逃げてそれを捕えようとする、っていうシーンなんですけど、なかなか逃げないので、大変でした。
藤田 全然本番になったら逃げないんですよね。普段は逃げようとするくせに、本番で大自然に置いた瞬間に、大自然の前で全く動かなくなるっていう(笑)。なんとか、ハムスターの動きに合わせて「捕まらないー」っていう感じでやってました。
藤田 なだぎさん素敵ですよね。なんていうか、あんな人じゃない動きするのに、最終的にはそれすら泣けるという。本当に素敵なんですよ。しかも、台本が出来た時点では、なだぎさんの出演は決まってなくて、あれが当て書きじゃないっていうのがすごい衝撃(笑)。
佐藤 なだぎさんの為に書かれたと思っちゃいますよね。
――そんな感じで拝見してました。
藤田 そうですよね。本当に毎シーン楽しかったですね。なだぎさん、本番で仕掛けてくるんだよね(笑)。
佐藤 そう。いろいろやられました(笑)。普通に笑っちゃってるところもあったり。楽しかったですね。
藤田 ありがとうございます。やっぱり、流司とは何回も共演してるので、そこで積み上げてきたものがあって、作品に繋がってるのかなと思います。
佐藤 ある意味、骨の髄まで知ってる気がします(笑)。
藤田 話さないことがないからね。
――言葉を交わさずともお互いの雰囲気がわかる、とか。
藤田 それはわかりますね。昨日飲みすぎたのかな、とか(笑)。
佐藤 感じ取りますよね(笑)。
――その関係は作品を作っていく上ですごく大事ですよね。
藤田 大事だと思います。そういう関係性を持てる役者さんって、流司とあと何人かしかいなくて、でもそこまで持っていけてるというのは、このシリーズがあったからかなと思います。
佐藤 本当にそうですね。やってて楽というか、楽しくできる現場ですよね。やっぱり、仕事でありつつも、玲くんとやる時は、楽しくいつものノリでお芝居ができるので、のびのびできるし、あんまり気負わずに芝居ができるというところはありますね。
藤田 だって、今回もかなり過酷な撮影スケジュールだったんですけど、たぶん流司とじゃなかったら爆発してたかもしれない(笑)。「楽しい」が根底にあるので、ある程度つらくても気持ち的に負けない、というか。
佐藤 その関係性で作れたのは大きいですね。
藤田 まったく思い出せないです。
――佐藤さんは「日焼け対策」とおっしゃっていて…。
佐藤 あはは、わけがわかんない(笑)。
藤田 僕、なんて言ってました?
――「枝豆」とおっしゃってました。
藤田 ハマってた!懐かしい。確かに当時好きでしたね。
藤田 そうですね。「日焼け対策」ですかね。
佐藤 俺は「枝豆」(笑)。
――(笑)。最高の答えですけど、もうひとつほど。
藤田 そうですよね(笑)。最近で言うと、現場のご飯をいかに美味しく食べるかっていうのにハマってますね。劇場だったり、同じ場所に通う時に、白飯は絶対出るので、それにのせたりかけたりするためのものを…例えば卵だったり、食べるラー油だったり、日によってはいくらとか。ネギトロとか…。
佐藤 明太子差し入れてくれてましたよね。
藤田 そう!明太子もあったね。ご飯をいかにカスタムしてレベルアップさせるかというのに最近ハマってます。
佐藤 筋トレと食事です。筋トレはジムに行ってやってます。舞台「呪術廻戦」をやらせてもらってて、半年…。
藤田 でっかくなったよねー。
佐藤 去年の暮れぐらいから筋トレやって、食事も何が必要な栄養で、これ食べたらどうなるか、というのを調べたりするのが結構好きで、いろいろやってますね。
――体は明らかに変わってきました?
佐藤 明らかに変わりますね。
藤田 だって、前の舞台の衣装が入らなくなっちゃったんでしょ。
佐藤 そう。次の舞台のために今はちょっと減らします。筋トレ自体が好きってわけじゃないんですけど、やらないと気持ち悪いというのがあるので、ずっとやってますね。
佐藤 今までのテイストを残しつつ、笑いあり、涙あり、アクションありという感じで、かなり見応えがありますし、かつ、見やすいという、本当に醤油ラーメンみたいな作品になってますね。誰でも口に合うよ、という。
藤田 あー、そういうことね。どんな人でも楽しめるよ、と。
佐藤 あんまり身構えずに観てほしいですね。
藤田 今回若手3人(牧島輝さん、中村太郎さん、高橋怜也さん)が参加してくれたというのもあって、「numan」読者の女性の方も観やすいものになってるんじゃないかと思います。
作品全体としてはすごくまとまりが出たなって思ってます。ちょっとバイオレンス的なものが苦手な方でも観れる。
でもそのバイオレンス感も残しつつ、という仕上がりになっているので、ぜひ彼氏さんと一緒に観ても楽しめると思います。それで気になった方は前作に遡っていっていただくのも面白いと思います。
――確かに遡って観るのも楽しそうですね。
藤田 「こんなにグロいところから始まってたんだ」とか、「アベル人間になったな」っていう変化も感じていただけるんじゃないかと思います。
【STORY】
腐れ縁となり、行動を共にしているアベル(藤田玲)と純也(佐藤流司)が、愛車を売った金も底をつき、辿り着いたキナ臭い街。寂れた駅前で二人がチンケな商売でジャリ銭を集めていた時に通りかかった、最高にロッキンな男・久保寺(なだぎ武)と出会い運命が転がりだす。トラブルメーカーの純也が、塚本(牧島 輝)や池畑(中村太郎)に一杯喰わされ、金貸しの藤波(内浦純一)やケツ持ちの穴熊ダルマ(千原せいじ)からマトに掛けられる始末。そして、久保寺の一人息子・則夫(高橋怜也)をも巻き込んだ事態に、アベルは立ち向かうのであった。
<クレジット>
主演:藤田玲×佐藤流司
牧島 輝 中村太郎 高橋怜也 内浦純一 星ようこ なだぎ武 千原せいじ
監督:西海謙一郎 脚本:池谷雅夫
主題歌:「BOND」藤田玲/佐藤流司 (DOLCESTAR RECORDS)
制作プロダクション:ラインバック
制作協力:T-REX FILM
製作・企画・配給:AMGエンタテインメント
■公式HP:https://outrodouble.com/
■公式Twitter:@doubledrive_m (https://twitter.com/doubledrive_m )
■公式instagram:doubledrive_m (https://www.instagram.com/doubledrive_m/ )
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