山﨑晶吾×山中健太×松田岳インタビュー|舞台『乱歩奇譚 Game of Laplace ~怪人二十面相~』特集

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山﨑晶吾×山中健太×松田岳インタビュー|舞台『乱歩奇譚 Game of Laplace ~怪人二十面相~』特集
北園涼さん主演・舞台『乱歩奇譚 Game of Laplace ~怪人二十面相~』が2019年8月5日(月)より品川プリンスホテル クラブeXにて全13公演上演予定となっています。numanではシリーズ初演から通して出演している俳優陣と、今作から出演となる俳優陣の2チームに分けての独占インタビューを掲載します。今回は、今作から出演の山﨑晶吾さん、山中健太さん、松田岳さんのインタビューをお届け!
フジテレビ・ノイタミナ枠のアニメ『乱歩奇譚』の舞台化シリーズは、主演・アケチ役に北園涼さん、そしてアニメでも同役の声優を務めるコバヤシ役・高橋李依さんらが出演し、2017年より公演が行われてきた人気作です。シリーズ完結編となる舞台『乱歩奇譚 Game of Laplace ~怪人二十面相~』の公演を前に、今作からの舞台版出演となるナミコシ役・山﨑晶吾さん、ハシバ役・山中健太さん、ハナサキ役・松田岳さんにnumanが独占インタビューをさせていただきました。

フィクションとは思えない”居た堪れなさ”も作品の魅力

――まず『乱歩奇譚』という作品、今作への印象はいかがですか?

松田岳(以下、松田):正直に言うと、第一印象では暗いお話だなとは思いました。事件を解決しても後味がどうしてもスッキリしないというか……。犯人を逮捕しても、それで終わるわけではなくて、犯人や被害者の家族、周りの人たちにすごく影響が残ってしまう様子が、フィクションの世界ではないようなリアルさだなと感じました。

山中健太(以下、山中):確かに。”居た堪れない”という感覚ですね。過去の舞台版2作品のDVDは勿論、アニメもじっくり見させていただいたのですが、見終わった後に「あー、終わった、楽しかった」とはならない作品。これって誰の考えが正しいんだろうか、どうしたら防げた事件だったんだろうか、など色々考えさせられました。物語の中に様々な問題提起があって、見た人それぞれに受けとめ方、考え方が生まれるであろうところが、この作品の魅力だなと思います。

山﨑晶吾(以下、山﨑):そう……ですね。そうなんです。全部2人が言ってくれた通りです。

松田:いや、ずるいずるい(笑)!

山﨑:(笑)。本当に、フィクションとは思えないんですよね。事件が起きる場所も新宿だから、想像しやすくて、こういう事件ありそうだな……というリアリティがあって。登場人物たちのスペックの高さは非現実感があるんですけどね。

ナミコシ役:山﨑晶吾

ナミコシ役:山﨑晶吾

――ではそんなご自身が演じられるキャラクターと見どころについて教えてください。

山中:僕が演じるハシバくんは、財閥の御曹司です。その設定だけはちょっと現実離れしているんですが、ただ彼は個性的でつかみどころのないキャラクターが多いこの作品の中では、最も現実主義で、正義感が強く、一般的で”まとも”な感覚を持っている子ですね。お客様に共感してもらいやすいポジションだと思うので、お客様の思っていることを代弁するというか、感情移入してもらえたら、と思っています。
ハシバの見どころとしては、ネタバレなので詳しくはお伝え出来ないのですが、とある一大決断をしてすごく頑張るシーンがあるので、ぜひ観ていただけたらと思います。

山﨑:僕が演じるナミコシは、アケチの中学時代の同級生です。印象としては、儚くて、触れただけで壊れてしまいそうな脆さがあります。でもつかみどころがないわけではなく、意外と考えていることはシンプルなんです。自分なりの正義があり、ブレずに進んでいる……アケチにとってのキーパーソンでもあり、この物語の「らすぼす」的な存在です。なんとなくですが、カタカナじゃなくて、ひらがなで(笑)。

松田:ハナサキは舞台オリジナルキャラクターで、分かりやすく言うと、アケチとナミコシの元同級生でありながら、アケチを窮地に陥れようとする敵、という役どころです。嫉妬心が抑えられない人で、本当はまっとうに生きることも出来ただろうに、どこかでひん曲がってしまったのかな、という印象を受けました。もしアケチとナミコシの中に入れて、3人で仲良くなれていたら、違った未来が待っていただろうになと思ってしまいますね……。

山﨑:どこかでボタンをかけ間違えなければ、そんな未来もあったかもしれないですね……。

ぶっとんだキャラクターを演じてみたい

ハナサキ役:松田岳

ハナサキ役:松田岳

――自分以外のキャラクターで演じてみたいキャラクターはいますか?

松田:ミナミ検視官をやってみたい! 殺人事件が起きた時、被害者の殺され方をコミカルでポップに説明するちっちゃい女の子のキャラクターで、”死体君”って人形の腕をちぎって投げたり、ちょっとクレイジーな感じなんですけど。ああいうぶっとんだ役で「わぁー!」って舞台上を暴れてみたいです。

山﨑:僕はコバヤシを演じてみたいです。アニメでも舞台版でもコバヤシを演じている高橋さんが女の子、っていうのもありますが、最初に見た時は女の子キャラかと思いました。中性的な役って憧れるんです。

山中:うわ、どうしよう……僕、ミナミかコバヤシって言おうとしたらまさかのどっちも2人とかぶりました……。

山﨑&松田:(笑)。

山中:ミナミは舞台上でストレスを発散できそうだなってまず思って(笑)。膨大な台詞を1人でわぁーって話すので大変だとは思うんですけど、やりきれたら楽しそうだなと思います。コバヤシくんは、感情がどこにあるのか分からない、他の人とは違う観点で物事を考えている感じが魅力的だなと思います。あと影男さんもやってみたい。

松田:影男さんいいよね!

山中:絶対好かれるキャラクターですよね。紙袋をかぶることで、色々なキャラクターに扮装できる、1つの舞台上で色々な役を演じられるというのは役者としては羨ましいです。ビジュアルのインパクトもあるし!

山﨑:あの見た目のインパクトはずるい(笑)!

中学生役は緊張する……?

――ビジュアル撮影はいかがでしたか?

山中:僕は眼鏡をかけているキャラクターを演じるのが初めてで、こんなに難しいんだなって苦戦しました。角度によっては反射してしまうので、撮られる角度によって少しずつ上下にずらしてみたりして……。あとは今作のとあるシーンにちなんで、一生懸命走っているシーンを躍動感たっぷりに沢山撮っていただいたのですが、すごく体力を使いました(笑)。

松田:ハナサキはオリジナルキャラクターなので、元のビジュアルがない分、自分で作り込んでいきました。宗教団体の一員、ということで「勧誘する感じで」「優しそうに」というディレクションをいただいて、宗教家か政治家か、みたいなビジュアルになりましたね。

山﨑:僕はキービジュアルに写っている17歳のナミコシの姿と、キャラクタービジュアルに使われている中学生のナミコシの姿と、2パターン撮りました! ウィッグもメイクも全く違うんです。中学生の姿では、いじめられていて顔が傷だらけになっているカットもあり、絆創膏を貼ったりはがしたり、様々なパターンを撮っていただきました。
屋上でロケ撮影で、「今にも飛び降り自殺しそうな感じで!」というディレクションをいただいて撮られた時には、スタッフさんたちには「すごく良かったよ! 今何を考えながら撮られてたの!?」って言われちゃいました。中学生役って、結構実年齢とは離れているのでドキドキしましたね。
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