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長編は現在9作品が刊行されており、シリーズ累計1000万部を超えています。その中でも最高傑作の呼び声が高い『魍魎の匣』が舞台化!
主演を務めるのはEXILE/EXILE THE SECOND の橘ケンチさん。主演を務めた舞台、「幽劇」(2017年)、「ドン・ドラキュラ」(2015年)でも好演を見せ、役者としても活躍している橘ケンチさんが、京極夏彦の超絶ミステリーの世界に挑みます。
鍵となる魍魎の存在をどう表現していくのか、そして人間の死生観が垣間見えるようなとても奥行きのある作品なの
で、演者としてこれ以上ないやりがいを感じています。明るく華やかな作品というよりは、観ていただく方々の心の奥
底に深い衝撃を投げかけるような世界観になるのではないかと思っています。
皆様を『魍魎の匣』中毒にできたら、、と願っています。是非楽しみにしていて下さい。
当然、簡単に逢えるものではありません。
魍魎の姿をとらえるためには、数え切れないほどの呪文が必要だったのです。
そこで、言葉を集め文を紡ぎ、魍魎を小説という匣に閉じ込めようとしてみました。
もう、四半世紀も前のことです。うまくいったかどうかはわかりませんが、『魍魎の匣』という小説は出来上がりました。そして時代は移り変わり、匣に詰められた忌まわしい妖物は、舞台という新しい匣に移されるのだそうです。
血肉を得た言葉は、声となり動きとなって、演劇という端境を作り出すのでしょう。
そこに果たしてどのような魍魎が涌き出ずるのか、今から愉しみでなりません。
昭和20年代末を主な舞台に、古本屋を営む「京極堂」こと中禅寺秋彦が「憑物(つきもの)落とし」を駆使して、謎に包まれた事件を解き明かしていきます。
謎解きだけでなく、鬱病の小説家関口巽、熱血刑事の木場修太郎、「推理をしない」探偵の榎木津礼二郎など魅力的な登場人物が活躍します。
現在まで、『姑獲鳥(うぶめ)の夏』(1994年)、『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』(1995年)、 『狂骨(きょうこつ)の夢』(1995年)、『鉄鼠(てっそ)の檻』(1996年)、『絡新婦の理(じょろうぐものことわり)』(1996年)、『塗仏(ぬりぼとけ)の宴 宴の支度』(1998年)、『塗仏の宴 宴の始末』(1998 年)、『陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)』(2003年)、『邪魅(じゃみ)の雫』(2006年)の9作品が刊行されています。
『魍魎の匣』は、シリーズ 2 作目にして最高傑作との呼び声も高く、本推理作家協会賞を受賞しているほか、映画化、コミック化、アニメ化もされています。
【公 式 サイト】https://www.nelke.co.jp/stage/mouryou/
【公式 Twitter】https://twitter.com/stage_mouryou
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