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夏といえば、金曜ロードショーで放送されるジブリ映画。今年も例に漏れず、『もののけ姫』や『猫の恩返し』、『風立ちぬ』が地上波で放送されました。
いつの時代も、ジブリ映画は私たちの心にどこか懐かしい気持ちをもたらしてくれるものです。特にヒロインが成長していく姿には、つい自分のことのように感情移入してしまうことが多いでしょう。
そこで今回は、ジブリファン300人を対象に「自分と重ねて見てしまうジブリのヒロインは?」のアンケート調査を実施。その結果を、微笑ましいエピソードとともに紹介していきます。
出典:ciatr by 1Screen(https://ciatr.jp/topics/319224)
INDEX
回答理由:
「あまり気が強くないところや、流されてしまうところが完璧すぎず自分と重なります。」(20代)
「ひょろひょろもやしっ子で、怖がりの千尋はまるで私みたいだなと公開当時に劇場で観て思ったから。大冒険を経て、別人みたいに凛とした強さを身につけた千尋に憧れる。」(30代)
「自分だったら1人になった時こんなに頑張れるかなと思いながら、千尋の気持ちを常に考えながら観ていたから。」(40代)
回答理由:
「初めての街で初めての仕事、初めて会う人たちの中で傷つき悩みながら成長していくところが自分の人生と重なったから。」(20代)
「東京に上京したての頃、魔女の宅急便を観て、ホットケーキを作りながら『しばらくはホットケーキで頑張るしかないわね』と言って、浸りながら頑張ってた頃を思い出すから。」(30代)
「独り立ちして、なんとか自分の稼ぎで生活していこうという頑張っている姿に共感するから。飛べなくなったら自分には価値が無くなるのではないか、と思ってしまうところに共感したから。」(40代)
回答理由:
「私自身が長女なのでしっかりしなければいけない反面、甘えたい時は甘えたいところがサツキとリンクしました。」(20代)
「田舎に住んでいた時にトトロを妹と探し、迷子になって親に怒られた経験から。」(30代)
「私自身も長女であり、サツキと同じくらいの歳の頃は姉として弟や妹たちの面倒をしっかりみなければと力が入っていたので、サツキの気持ちは分かります。」(30代)
「自分も姉なので、同じ姉としてのサツキの妹を思う気持ちや、しっかりしなきゃという責任感のようなものが共感できるから。」(30代)
「私がとなりのトトロを観たときは、母が入院しているときでした。サツキもお母さんが入院しているのが同じで共感しました。また、サツキも不安なのに妹のメイを守っている姿に健気さを感じました。」(40代)
母が入院しているため、サツキは妹のメイを守らないといけない、という強い責任感を感じています。行方不明になってしまったメイを探す際には、なにを投げ打ってでも見つけ出したいという覚悟を感じさせました。
しかしそんなサツキも、母には甘えたい年頃。病院で母に髪を梳かしてもらうシーンも覚えている人も多いはずです。
そんな「長女も甘えたい」という姿を描いたことも、支持される理由になったのではないでしょうか。
2位は『魔女の宅急便』のキキでした。
キキはまだ幼い13歳という年齢で独り立ちし、見知らぬ街で魔女として成長していくことになります。
そんな彼女の姿に、同じく独り立ちしたタイミングで励まされたという人が多かったよう。初めての街、初めての人と接するときに、本作をお守りのように観ていたという声も集まりました。
そして3位は、『千と千尋の神隠し』に登場する千尋です。
ほかのヒロインとは少し違って、弱虫で流されやすいイメージのある彼女。そんな性格だからこそ、感情移入しやすく、まるで自分のことのように応援できたという人が多くいました。
サツキ、キキ、千尋に限らず十人十色のジブリヒロインたち。そんな彼女たちの姿に自分を重ね合わせるのもまた、どこか懐かしく暖かいジブリ映画の醍醐味といえますね。
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