久田晴
電ファミニコゲーマー・numanでニュースライターをメインに活動しています。スズメとペンギンが好き
株式会社コミチは5月30日(火)、小学館の青年誌5誌が集まるWebマンガサイト「ビッコミ」をリリースした。
「ビッコミ」は「ビッグコミック」や「ビッグコミックオリジナル」、「ビッグコミックスペリオール」、「週刊ビッグコミックスピリッツ」、「月刊!スピリッツ」といった媒体の連載や過去作品などが掲載されるWebマンガサイト。人気マンガを雑誌の発売と同時に読めるほか、23時間で1話分が無料で読める「待つと無料」システムも採用している。
株式会社コミチは出版社やウェブトゥーンスタジオ向けに、Webマンガ誌の制作ツール「コミチ+」を提供している。白泉社の「ヤングアニマルWeb」、秋田書店の「ヤンチャンWeb」などに続き、このたび「ビッコミ」では「コミチ+」のシステムを回収した専用インフラ版としてリリースする形だ。
このたび、「ビッコミ」のオープンに伴い『土竜の唄』や『アオアシ』、『釣りバカ日誌』などの人気作が無料で読めるキャンペーンもスタート。今回アナウンスされた第1弾施策は6月12日(月)までの実施を予定している。対象作品および、無料分の詳細は以下の通り。
『土竜の唄』(高橋のぼる)1~24巻
『アオアシ』(小林有吾)1~11巻
『釣りバカ日誌』(作・やまさき十三、画・北見けんいち)1~10巻
『オッドタクシー 』(此元和津也/P.I.C.S.・肋家竹一)全巻
『血の轍』(押見修造)1~15巻
『BLUE GIANT』(石塚真一)1~10巻
『重版出来!』(松田奈緒子)116話
『東京貧困女子』(原作・中村淳彦、漫画・小田原愛)1~7巻
(敬称略)
なお、6月以降も『あさひなぐ』や『ラーメン発見伝』、『空母いぶき』などの作品がキャンペーンの対象になる予定とのこと。引き続きさまざまなキャンペーンを行っていく姿勢を示している。「ビッコミ」に関する詳細については、以下のリリースも参照されたい。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
INDEX
マンガSaaS「コミチ+」小学館専用インフラ版を小学館の青年誌5誌が導入
2023年5月30日より、出版社・ウェブトゥーンスタジオ向けマンガSaaS「コミチ+」を展開する株式会社コミチは、小学館の青年誌5誌が集まり掲載されるWeb漫画サイト「ビッコミ」へ、システムの導入と運営支援を開始します。「ビッグコミック」「ビッグコミックオリジナル」「ビッグコミックスペリオール」「週刊ビッグコミックスピリッツ」「月刊!スピリッツ」と小学館の青年誌5誌はこれにより、SNSや検索に対してダイレクトな作品プロモーションが可能となります。
ビッコミでは、コミチ+のシステムを改修した小学館専用インフラ版をローンチします。
引き続きコミチは、出版社やウェブトゥーンスタジオに「コミチ+」などのシステムや、運営・デジタルマーケティング支援を提供し、業界の発展に貢献して参ります。
小学館の青年誌は、1968年創刊最古参の「ビッグコミック」をはじめ、数多の雑誌・媒体が多くのヒット作を育み続け、同時に漫画文化を支え続けてこられました。今回スタートするビッコミでは、以下の媒体の連載・過去作品などが掲載されます。
・「ビッグコミック」
・「ビッグコミックオリジナル」
・「ビッグコミックスペリオール」
・「週刊ビッグコミックスピリッツ」
・「月刊!スピリッツ」
Webでマンガを提供することの利点は、まだ誰も知らない新連載や、突発的に話題になった過去作品などを、適時読者にお届けできる点にあります。幅広い年齢層がSNSやネットを利用する現在、老舗青年誌の新旧作の、Webを通じた新しい出会いから再会まで、コミチの提供するWebの仕組みで場づくりしてまいります。
SNSのバズを機会に集まる読者に対するログイン無しの試し読みはもちろん、検索などで訪れる読者へ、まだ単行本になって無い最新話まで追って読むことができる場も提供します。現在連載中の作品も、完結済みの過去作品でも、世間やネットの話題に上ったタイミングで、即時キャンペーンなどの対応ができることも自社運営Webの利点です。
かつて巨大な部数で影響力を誇った紙雑誌の機能を、ネットがある前提で再設計した仕組みである「コミチ+」を改修した小学館専用インフラ版を導入することにより、ヒット作から新作までを読者の手元により多く届けられるよう、コミチは技術でサポートしてまいります。
ビッコミロゴデザインはベイブリッジ・スタジオの黒木香
ネコのキャラクターデザインは浅野いにお
ビッコミオープンに伴い、以下のキャンペーンを行います。
『土竜の唄』(全80巻)高橋のぼる 1000万部突破!
『アオアシ』(全32巻)小林有吾
『釣りバカ日誌』(全111巻)作・やまさき十三、画・北見けんいち
5/30~6/12第1弾施策
『オッドタクシー』此元和津也/P.I.C.S.・肋家竹一
『血の轍』押見修造
『BLUE GIANT』石塚真一
『重版出来!』松田奈緒子
『東京貧困女子』中村淳彦(原作)・小田原愛(漫画)
6月以降のキャンペーン予定作品多数
『あさひなぐ』『セシルの女王』『ラーメン発見伝』『空母いぶき』『空母いぶきGREAT GAME』『JUMBO MAX』『正直不動産』『クロサギシリーズ』『チ。』『上京アフロ田中』『前科者』『GIGANT』『黄昏流星群』『うっちゃれ五所瓦』など予定(今後の追加もあり)
今後も引き続き様々なキャンペーンを行ってまいります。
「コミチ+」は、出版社・ウェブトゥーンスタジオ様向けにWebマンガ誌が制作できるツールです。媒体・作品のブランディングや、運用支援を行い、SaaSサービスのために安価に素早く立ち上げることが可能です。
白泉社「ヤングアニマルWeb」、秋田書店「ヤンチャンWeb」、小学館「ビッコミ」(専用インフラ版)と、出版社のWebマンガ誌のインフラを担っています。
コミチ+開発前にゼロから立ち上げた「ヤンマガWeb」では運営1年で200万MAU / 100万WAU[1]を実現。[2]ベストカーWebでは運営4年半で1億PVを達成しました。それらの開発〜デジタルマーケティング〜運営までのノウハウを「コミチ+」にパッケージして提供しています。
システム開発にとどまらず、日々の運営やデジタルマーケティング支援により、Webサイトの成長を着実に後押しして大きくしていくことを得意としています。
■コミチ+とは
https://comici.co.jp/business
コミチ(comici)とは、ラテン語で「マンガ」。次世代の「マンガの道」=プラットフォームを作りたいという思いから2018年3月に創業。2000人以上の漫画家が切磋琢磨するマンガ投稿サービス「コミチ」、マンガSaaS「コミチ+」を運営。Netflixが映像のデジタル体験を、Spotifyが音楽のデジタル体験を良くしたように、マンガのデジタル体験を良くする『マンガのデジタル・トランスフォーメーション』に挑戦しています。
■株式会社コミチについて
https://comici.co.jp/about
■当社にご興味をお持ちいただいた方へ
急拡大につき、エンジニア、Webディレクター、アナリストはじめ採用募集強化中です。
https://comici.co.jp/recruit
■株式会社コミチお問い合わせ先
本リリースに関するお問い合わせは、こちらのフォームより。
https://forms.gle/R4XRSASGAHDEreAd6
[1]出典:絶好調の「マンガ業界」が、“さらなる飛躍”を遂げるための「2つの課題」(現代ビジネス:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88905?page=4)
[2]「ベストカー」愛され続けて45周年、「ベストカーWeb」愛されて1億PV突破 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004352.000001719.html
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