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今回のコラボレーションで題材となったのはシリーズの第5部となる『黄金の風』。ギャング同士の抗争を舞台に、登場人物たちの誇り高き生きざまを紡ぎ上げたシリーズとなります。
glambが『黄金の風』を題材とするのは今回のコラボレーションで3度目となりますが、今回のテーマは“ピカレスク(悪者小説)”。社会の暗部に生きながら、自らの生きざまを貫き通すキャラクターたちの姿をglambはストリートアートの技法を駆使してファッションへと表現。カウンターカルチャーとしてのストリートファッションをギャングたちの姿に投影したアイテムが揃いました。
今回のコラボレーションのキーアイテムとなるのは、作中最大の敵役となるキング・クリムゾンをモチーフとした
MA-1。キャラクターの造形を隠し込んだ迷彩柄をリバーシブルであしらい、キャラクターの持つ造形の魅力とストリートデザインを巧みに融合した1着です。
他にもリメイク調のデザインでglambを代表する1枚となっているAggy CSのデザインにキャラクターを落とし込んだTシャツ、ブローノ・ブチャラティのコスチュームをスポーツスタイルへと再構築したセットアップジャージなど、ブランドの洋服作りのメソッドを通して『ジョジョの奇妙な冒険』を描いたラインナップが揃いました。
MA-1 に描き込まれたのは『キング・クリムゾン』のモチーフ。オーセンティックな表面は背面の首元にスタンドの顔と合わせて、「『結果』だけが残る」の言葉を。ウッドランド柄の裏面にはスタンドを絵の具のタッチでミックスし抽象画のような面持ちにまとめました。
水彩とスプレータッチを組み合わせたプリントでボディ全体に散りばめられたのは、ブチャラティのスーツの柄。サイドのラインにはグラフィティライクなタッチでお馴染みの台詞「Arrivederci(さよならだ)」を刻み、アイコニックなルックスに仕上げています。
シルエットはglambの得意とするサルエルシルエットを取り入れた細身の輪郭にまとめて美脚効果あるラインを表現。ジャージならではのキックバックに優れた快適な穿き心地で、リラックスしたシチュエーションからタウンユースまで幅広く応える一本です。
四分割されたボディの各デザインはロックやカレッジ、ミリタリーなどそれぞれに個性は持たせながら、タッチはストリートクラシックな描写で統一。切り替えを多用したボディながら一体感あるバランスを追求し、ジョルノとブチャラティの結束をデザイン的に表現しました。
スタンド『ザ・グレイトフル・デッド』が噴出するガスをボーダー状のデザインに模してあしらったボディは無数の目に加え、ニュースペーパーの切り抜きを思わせるコラージュで「Prosciutto」の文字をデザイン。スタンドさながらのミステリアスな佇まいにまとめました。
都会的な2トーンの配色ながら、その空気を破壊するかの面持ちで作中で一際異彩を放つドッピオの肖像を配置。緻密な刺繍で描かれたのは、強敵との死闘中にカエルを電話代わりに語りだす猟奇的な姿。絶大なインパクトをファッション的にみずみずしく表現しています。
リゾットのスタンド『メタリカ』をダークメルヘンなタッチで描写。そこにファッション的な解釈を込めたのは、胸ポケットの下から覗くハサミの刃。血液中の鉄分が凶器となって肉体を内側から突き破るショッキングなスタンドパワーを、大胆なプリントワークを通して表現しました。
キング・クリムゾンとブチャラティチーム、そしてストーリーの鍵となる「矢」を左右対称の構図で配置した本作のキービジュアル。その力強い構図をベースにしながら、ブランドが得意とする画法の数々を駆使し再構築。新たに重厚なストリートグラフィックへと描き上げました。
ボスの娘・トリッシュのスタイリッシュな姿を、彼女も愛読するファッションマガジンの表紙を彷彿させる構図の中に。彼女にまつわるワードの中にはglambのブランドコンセプトであるグランジロックにまつわるワードも忍ばせ、ウィット溢れる一枚に仕立てました。
暗殺チームの中でも一際強い信頼関係で結ばれるプロシュート兄貴とペッシ。その関係の反面、対照的なファッションに身を包む彼らのコーディネートをスケッチ風のタッチで描写。「MAMMONI(ママっ子)」「FRATELLO(兄貴)」をロゴライクなデザインで仕上げにあしらいました。
■公式サイト:http://www.glamb.com/
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