numan編集部
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前作から3年ぶりに発売される今回のドラマCDには、イケメン長老狼さんと美形たぬきさんも登場。キュートな恋物語に注目です。
そんな本CDよりメインキャストである鳥海浩輔さん(狼さん役)、宮田幸季さん(ちびトラさん役)、小野友樹さん(長老狼さん役)、内田雄馬さん(たぬきさん役)のオフィシャルインタビューが到着しましたので、お届けします。
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鳥海:大分久しぶりな収録だったな……と思い返してみたら、なんと4年ぶりの収録でした(笑)。ドラマCDの1作目からは9年も経っているということをお聞きしたので、ビックリしました。4年ぶりの収録、そして9年間続いているということは看過しづらい年月です。特に僕と宮田さんは前回と同じトーンを保てるのかというね(苦笑)。収録を終えてみて、この作品は相変わらずギャグシーンとちょっと切ないところのバランスが見事で、非常に楽しく演じることができました。「あー! これだ!」という前回の感覚を割とすぐに思い出しました。
宮田:楽しく演じさせていただきました。ちびトラさんとしては、今までのシリーズの中で、一番しゃべったんじゃないかなと思います。全体的にもボリュームたっぷりだったんですけど、僕のセリフ量もすごく多かったですね。収録は朝10時からでしたし(笑)。
一同:(笑)。
宮田:キャラクターはずっと年を取りませんので、喉から血が出るんじゃないかと心配したのですが(笑)、前回を思い出しながら、がんばりました。1作目からは9年も経つということで身体的には大変でしたけれど、一生懸命演じさせていただきました。
小野:僕と(内田)雄馬は今回から初参加ということで、新参者として参戦させていただきました。新参者ですので、これまで先輩方が築かれた歴史を収録の合間に鳥さんと宮田さんに教えていただきながら収録しました。「ガーン」とかSEは口でちゃんと言うとか、イクときは「アオーン」と遠吠えのように言うんだよとか(笑)。すべて教えていただきながらの収録だったので、暖かい現場で楽しく演じさせていただきました。
内田:1枚目のドラマCDが発売された9年前というと、僕はまだ高校を卒業したくらいで、養成所に通っていた頃だと思いますので、そんな前から続いている……歴史がある作品に参加させていただけるのはうれしかったです。すごくテンポがいいですし、空気感がとても楽しくて。収録も楽しい雰囲気の中、やらせていただきました。
小野:長老は一見してロマンスグレーというか、ナイスミドルくらいの年代なのですが、そこまで年齢感をナイスミドルに寄せ過ぎずやらせていただけたので、よかったです。長老の若い時代のシーンもある、ということでその辺を考えてのキャスティングとディレクションだったのかなと思います。音声としての長老を感じていただければと思います。
内田:僕の人生において、最もイケメンなタヌキを演じました(笑)。最初、演じるキャラクターが「タヌキ」と聞いたときは、「あ、タヌキなんだ~かわいい感じかな?」と想像していたのですが、眼鏡をかけたクールなイケメンだったので、僕自身がそのギャップにやられましたね。タヌキは不思議な空気感がある役だったので、つかみどころがないところも魅力に感じてもらえるようになったらいいなと思って演じました。
――鳥海さんと宮田さんから見て、長老とタヌキのキャラクターはどのように感じましたか?
鳥海:長老さんはだいぶ年月を経ている感が出ているキャラクターだったので、最初は「おまえはおれみてぇになったらダメだぜ?」みたいなことを言う、「渋オジ」かなと思っていたんですよ。
内田:歴戦の勇者みたいですよね。
鳥海:そうそう。だから若い時のギャップが面白かったです。タヌキさんは何を考えているんだろうな、この人……と思うことが多かったです。あと、台本上のト書きがおもしろかったです。「タヌキ、挿入する」とか「タヌキ、再び激しく動く」っていうね(笑)。
小野:あれはずるいですよね(笑)。
鳥海:ね(笑)。今まで何組かカップルが出てきたと思うんですけど……ちびトラさんのお兄さんとワンコさん、狼さんのお父さんと羊のメリーさんなど、歴代カップルが多数いますが、登場は遅いものの実は最古参のカップルとして、長老さんとタヌキさんが満を持して登場します。ですので、面白い関係性のキャラクターたち、カップルが出てきたなと感じました。
宮田:本作品において、種族を超えてのカップルは定番なのですが、タヌキが攻めというのが新鮮で、この作品らしいな(笑)、ギャップがすごいな……と思うのと、長老さんとタヌキさんのせつない心情が描かれていてすごくいいなと思いました。又、長老さんが想いを語るセリフも重く、その気持ちを受けて、ちびトラさん達が絆を深めていくのも良いシーンだなと思いました。
鳥海:現世代と言いますか我々からすると、ちびトラさんの愛らしさやブラックな面、それに振り回される狼さんの面白さ、壮年のカップルである長老さんとタヌキさんの関係性、長老さんと狼さんの関係性など、いろいろな面が楽しめるかと思います。テンポよく、笑いあり涙ありみたいにバランスよく入っていると思いますので、楽しんでほしいです。ショートドラマが多数入っている形式になっていますが、聴きごたえもあるような仕上がりになっていると思いますので、ぜひ全体通して楽しんでいただければと思います。
宮田:鳥ちゃんが言ってたように、ちびトラさん&狼さんはもちろんのこと今回、新カップル登場ということで長老さんとタヌキさんに今後どんな展開があるのか気になりましたね。
鳥海:そうなんですよ! でも今回は僕ら世代の前の話だから、現実の時代に戻ると長老さんもタヌキさんもいない可能性が高く……。
宮田:そうか、確かに! 今回のお話は昔のお話だもんね。
小野:なんてせつない……。
内田:我々はもう……。
小野:長老っていうくらいの年ですからね……。
内田:タヌキは寿命の関係でいないですよね……。
鳥海:俺もこのあと、いないから……。
小野:自然の摂理ですから。
鳥海:短い命をまばゆい光で燃やした生きざまを感じてほしいなと思います。
内田:刹那に生きた男たちの輝きを見てほしいですね。タヌキ的には平均寿命を大きく超えて生きて、長老さんに会っているので長いこと待ったかいがあったなと思います。
小野:歴史ある作品の連綿とした時間の流れの中で、雄馬と一緒に参加できたことをうれしく思いつつ、その歴史の中にある“伝統芸能”を受け継がせていただけてよかったです(笑)。また機会があったらぜひ参加したいなと思います。まずは、今回のCDを楽しんでいただいて、引き続き応援していただければと思います。
宮田:いつも応援していただいてありがとうございます。4年ぶりのドラマCDということで、楽しく演じさせていただきました。原作とともに楽しんでいただけたらと思います。ちびトラさんは今回、かわいくもあり腹黒なのですが、そんなちびトラさんの面倒を見てあたふたする狼さん……今は狼さんが優位に立っていますが、もう少ししたら逆転するので。ドラマCDをさかのぼって聴いていただけるとうれしいです。ちびトラさん的には「そのうち、見てろよ~狼さん!」という気持ちでおりますので、そこに至るまでのお話をぜひ楽しんでくださいね。
鳥海:長くシリーズを続けられるのは、応援してくださる皆様のおかげなので、感謝してもしきれません。今回は新しいカップルが登場しましたので、今までの楽しさプラスアルファでさらに楽しい作品になっていると思います。なので、引き続き応援していただいて、その応援の声が大きければ大きいほど、先生がまた精力の強い動物を探してきてくれると思いますので(笑)、そうしたらまた新たな展開があるのかなと勝手に思っています。僕もいろいろ調べてみようかなと思いますので、引き続き応援していただければと思います。まずはこの作品をお楽しみください!
原作:春野アヒル(芳文社刊行)
販売元・発売元:ムービック
(C) 春野アヒル/芳文社
◆店舗別特典
アニメイトオリジナル特典:おしゃべりCD(小野友樹&内田雄馬)
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