numan編集部
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SHIBUYA109渋谷館内のアンケート調査(以降、SHIBUYA109ガールズ調査)と、グループインタビューの結果をお知らせします。
(※1)「ヲタ活」とは
今回の調査では、ヲタクを「ファンであること」や「お金や時間をたくさん費やしているもの」として定義。「ヲタ活」はその活動全般を指します。対象となる若者たちの多くが自らを「●●ヲタ」と自称し、そこにはネガティブな意識がなく、ヲタ活を楽しんでいる実態があります。
INDEX
ヲタ活の対象としては(※図2)、「日本の男性アイドル・有名人(38.3%)」「海外の男性のアイドル・有名人(12.6%)」「日本のバンド・アーティスト(11.4%)」の順となり、男性アイドルが人気であることが分かっています。
また遠征やグッズの購入だけでなく、「推し(=応援の対象)の誕生日を祝う会」をカラオケボックス等で開催したり、「グッズを全種類コンプリートして部屋に祭壇をつくる(飾る)」など、多様な楽しみ方があります。
グループインタビューでも、「考えたくないくらいお金をつぎ込んでいる」という声が多々挙げられており、アルバイトで稼いだお金を貯金してヲタ活資金に充てているようです。
ヲタ活でSNSを活用する目的の一つは「ヲタ友を作ること」。これは「同じ志向を持つヲタと繋がり、コミュニケーションをとりたい」という意識から起きている行動です。
ヲタ友を作るためにSNS上で実施したことを聞いてみたところ(※図6)、最も多い回答は「ハッシュタグをつけて投稿(59.3%)」次いで「ハッシュタグ検索(55.7%)」、「DMを送る(40.1%)」という結果となりました。
SHIBUYA109館内で毎月around20を対象に調査していても、「同じアイドルが好きでSNSで知り合った」というグループは珍しくありません。SNSで知り合ったヲタ友とリアルな場での交流に抵抗が薄いことも、今のaround20の特徴となります。
このハッシュタグは、ヲタ活のメインSNSであるTwitterでの投稿や、ヲタ活中の画像をInstagramで投稿する際につけられており、他のヲタが検索できるようになっています。
ヲタ活の対象コンテンツによっては、専用のハッシュタグが設定されているケースもあるようです。
この背景をグループインタビューで聞いてみたところ、SNS上で「不特定多数の人からの身バレ防止」もありますが、「自分を映したいのではなく、〝推しの尊さ″を前面に出したい」ということが一番の理由であるそうです。
またヲタ友と繋がる際にも、画像のテイストから「自分と趣味が合いそうか」を検討し、コミュニケーションをとるか否かを判断する材料になっています。
②SHIBUYA109ガールズグループインタビュー
調査期間:2019年7月
調査対象:女性 around20(18~21歳)女性
有効回答数:N=4
調査実施・分析:SHIBUYA109 lab.(運営:株式会社SHIBUYA109エンタテイメント)
■SHIBUYA109 lab.:https://shibuya109lab.jp
※2018年「ヲタ活(ファン活動)」に関する調査
http://www.shibuya109.co.jp/news/1382/
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