本能バースト演劇『sweet pool』初日レポ&写真が到着! 櫻井圭登、杉江大志らが熱演

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本能バースト演劇『sweet pool』初日レポ&写真が到着! 櫻井圭登、杉江大志らが熱演
本能バースト演劇『sweet pool』が開幕しました。主演の櫻井圭登さんをはじめ、砂川脩弥さんや杉江大志さん、宇野結也さんらが出演。初日レポートと写真が到着しています!
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本能バースト演劇「sweet pool」の初日開幕レポートと写真が到着しました! 櫻井圭登さん、砂川脩弥さん、杉江大志さん、宇野結也さんらの熱演が話題となっています。
※ネタバレがあります。ご注意ください。

水音の響く舞台上にポツンと現れたのは主人公・崎山蓉司(櫻井圭登)。
そこに登場人物たちがゆらゆらと漂いながら集まてくる。蓉司もまた、その中を漂いはじめ、「産めよ、増えよ」と語る不穏な声に巻き込まれていった――。
舞台となるのは東京都菅見区、私立駒波学園。
体調を崩して1年留年した蓉司が復学した日から物語は動き始める。
青白い顔で教室に佇む蓉司。そこにやって来たのは、唯一の友人・三田睦(杉江大志)だ。蓉司とは対照的に健康的なルックスで、朝からアイスクリームを食べ、蓉司を気に掛けている。
同じ教室にいるのは城沼哲雄(砂川脩弥)。寡黙で、言葉を交わしたわけではないのに、なぜか自分に視線を向け続ける哲雄を、蓉司は苦手に感じている。
学校で奇行を繰り返すのは翁長善弥(宇野結也)。蓉司に執拗に絡み、「お前は自分と同じ種類の人間だ」という言葉を投げかけてくる。
そんな日常に、ある異変が訪れる。それは、蓉司の身体から産まれる、おぞましい“肉塊”。果たしてこの肉塊は幻なのか、現実なのか。なぜそれは産まれるのか。未知の存在になっていく自分自身に戸惑う蓉司の運命を導くのは――。
舞台の原作ゲーム「sweet pool」は、その時々で主人公・蓉司が「本能」と「理性」のどちらに従って行動するかを選択し、それによってストーリーが変化していくBL18禁アドベンチャーゲーム。
同様に舞台でも、哲雄が蓉司の運命を導く相手となる【通常公演】に加え、内容の一部が変わるエクストラver.として【ver.睦】【ver.善弥】という、3つのストーリーが用意されている(本レポートでは【通常公演】の内容・写真をお届けする)。
本作で軸となるのはもちろん蓉司。どこにでもいる普通の学生だったはずが、身体から肉塊を産むようになるという、かなり難解でヘヴィーな設定を櫻井は丁寧に演じることで、私たちも「sweet pool」の世界にすんなりと馴染むことができる。
蓉司自身はお喋りではないキャラクターだが、この舞台では蓉司の内に秘めた感情も台詞で語っている。そのため、「会話としての言葉」と「感情を語る言葉」をほとんど途切れさせずに話すような場面も見られた(もちろん、そこが混同することは一度もなかった)。
そこで印象的だったのは、それほどたくさんの言葉を語っているのに、そのどちらでも触れていない何かが蓉司から溢れていると感じさせる芝居だ。
哲雄への想いが溢れ劇場が満たされていくような場面は、「sweet pool」ならではの美しさを感じた。また、官能的なシーンも多く、蓉司の入浴シーンなどはかなり大胆に見せていたが、その際の身体表現は櫻井にしか出せないような魅力がある。
砂川が演じる哲雄は、寡黙で、ほとんど喋らないと言っても過言ではない人物なのだが、なぜか雄弁なイメージが残ったのが面白い。言葉で語らずとも、その目で、その存在で、そして蓉司をはじめとする周りの人物による縁取りで、彼が語らんとする言葉が見えてくるのだ。
少しの違いで乱暴な印象にもなる人物像を、不器用で温かな人物として届けたのは砂川の演技力だろう。
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