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新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令されたことにより、多くの方が自宅で過ごす時間が増え、「おうち時間」を満喫するために楽しい時間やホッと心温まる時間を求めて映画鑑賞をされたのではないでしょうか。6月1日には東京でも映画館の営業再開が一部で始まりました。そこで今回のTアンケートでは、映画好きの18~59歳の男女1,206名を対象に、「映画」への意識調査を実施。
月1回以上は映画を見ると回答した中で最も多かった鑑賞スタイルは、上位から「映像配信」(40.5%)、「DVD」(28.7%)、「映画館・シネコン」(18.0%)、「有料放送」(17.4%)、「ミニシアター」(6.9%)となり、身近で手軽な鑑賞スタイルの頻度が高いことが分かりました。
人生を変えた映画が何であるか、また緊急事態宣言が解除され、映画館の営業が再開した後に映画館で観たい映画が何であるかを自由回答で聞きました。まず、人生を変えた映画では、1位はルーク・スカイウォーカーを主人公とする世界的な大ヒット映画の『スター・ウォーズ』が選ばれました。
選んだ理由を聞いてみると、「小さい頃からすり切れるほど観てきた。男のロマンが全て詰まっている作品」、また「映画の面白さを知った」「科学を好きになるきっかけとなった」「映像の仕事をするきっかけ」など、まさに人生観を変えられたようなコメントが寄せられました。
続いて2位は第67回アカデミー賞に輝いた希望を捨てずに生きていくことを訴える『ショーシャンクの空に』で、その理由としては「希望を与えてくれた」「諦めない心を学んだ」との回答が続き、3位は地球を救うために果敢にも宇宙へと飛び立つアクション映画『アルマゲドン』、こちらの理由は「中学生の時映画で初めて泣いたことから」「とにかく共感、感動した」と心を揺さぶられる映画であることが分かるコメントがありました。
他にも「この作品を見ずに死ぬのはもったいない。本当に全てが面白く、絵も素晴らしいので」との理由で選ばれた『AKIRA』や、「なんとも言えない、青春の甘さ、苦さ、学生時代の幼なじみを思い出しました。大切にしようと思えた作品」との理由で『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』、また『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を選んだ方は「小さい頃に見て生まれて初めてワクワクしたのを覚えています。映画とはこんなに面白いのかと衝撃を受けました」とのコメントがあり、映画は本当に人の心に大きな影響を与える存在であることに改めて気づかされる結果となりました。
続いて、最も好きな映画鑑賞スタイルが何であるかを聞いたところ、1位「映画館・シネコン」(52.4%)、2位「DVD」(17.2%)、3位「映像配信」(16.9%)、4位「有料放送」(4.5%)、5位「ミニシアター」(3.8%)との結果となり、頻度では「映像配信」が上回るものの、映画好きの人にとって「映画館で映画を観る」ことが最も愛されている映画鑑賞スタイルであることが分かりました。
また、家で映画を観る時にこだわっているものがあるかどうかを複数選択で聞いたところ、最もこだわっている人が多かったものは「大画面テレビを設置している」(18.6%)、続いて「スピーカーにこだわっている」(12.1%)、「4K・8Kテレビを設置している」(10.9%)となり、まるで映画館で映画を観るような環境作りにこだわっていることが見てとれる結果となりました。
「映画館で映画を観ながらポップコーンを食べる」というシーンは想像に難くありませんが、一方の家で映画を観る時にはどういったものを飲んだり、食べたりしているのか、最もよく行っている飲食のスタイルを聞いたところ、上位から「お茶・コーヒー」(32.1%)、「お菓子」(19.9%)、「飲食しない」(16.6%)、「アルコール」(14.0%)、「ソフトドリンク」((12.9%)、「ご飯」(3.9%)となり、意外にも映画好きの人は、家での映画鑑賞中に、飲食せずに真剣に映画を観ている人も少なからずいることが分かりました。
まず10~20代では1位から「ソフトドリンク」「お菓子」「お茶・コーヒー」と続き、若い層が好きな飲食スタイルが上位を占めますが、30~40代になると1位から「お茶・コーヒー」「アルコール」「お菓子」となり、ソフトドリンクからアルコールへと嗜好性が変化。
50代では上位から「お茶・コーヒー」「飲食しない」「アルコール」との結果となり、飲食すらしない、という映画鑑賞のスタイルへと変化していく傾向がみてとれる結果となりました。
営業再開後の映画館で観たい映画では、1位『名探偵コナン』、2位『鬼滅の刃』、3位『るろうに剣心』と上位3作品に全てアニメに関連する作品が選ばれ、コロナと共に生きる「新しい生活様式」と言われる中でも、日本のアニメは老若男女問わず不動で愛されていること分かりました。
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