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「口吸い」とは「キス」、「接吻」のこと。「接吻」は幕末期、キスの訳語として新たに作られたものです。しかし、ふたつは同じ行為をさしていても、意味にはかなりの違いがあったとか。接吻には性愛の匂いはあまりなく、初々しさがあるのに対し、「口吸い」には性愛の意味が濃厚に込められていて、事実、江戸において口吸いは性技そのものだったらしい。当時の春画にも、口吸いのシーンは多く描かれています。
しかし、それと同時に口吸いは、切ないものでもありました。菱川師宣の春本「恋のむつごと四十八手」に描かれているのは、人目を忍び女に会いにきた男が、明け方になってやむを得ず立ち去ろうとしたとき、女が引き留めて名残惜しく口吸いをする場面「明別(あけのわかれ)」。愛情を確かめる方法でもあったのです。
ちなみに、吉原ではキスのことをおさしみと呼んでいたそう。鮮度のいいお刺身に例えられるくらい、遊女とのキスは貴重なものだったとか!
(参考文献:BEST TIMES by 歴史人「江戸の性」)
(参考文献:Japaaan コラム「そうだったの?江戸時代」)
https://www.futabasha.co.jp/comic_marginal/comics/bena2.html
発行元:株式会社双葉社
(c)こふで/双葉社
レーベル:マージナルコミックス
「comic marginal Vol.36」より続編連載スタート
【ひとりぼっちの鬼×慰み者の美青年】
時は江戸。見世物小屋で働く「壱」はバケモノとして捕らえられた少年「べな」と出会い、親元に返そうと二人で脱走する。長屋で身を寄せ合い、ちいさな幸福を一つ一つ手繰り寄せる2人。しかし、べなは人ではなく「鬼の子」で…。大型新人が圧倒的筆致で描き出す孤独な二人の浮世草子。令和の腐女子に贈る江戸BL――ここに誕生!
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