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昨年10月、11月に刊行された『白銀の墟 玄の月(しろがねのおか くろのつき)』全4巻(新潮文庫)は、「十二国記」シリーズの「18年ぶり」の新作とあって、一昨年末の刊行予告以来、ウェブ上で大きな反響を呼び、刊行後わずか1カ月で累計部数は254万5000部、シリーズ累計は、1200万部を突破しました(講談社刊行分も含む)。
いわば社会現象化した「十二国記」シリーズは、「Yahoo!検索大賞2019」小説部門賞も受賞しています。
INDEX
かの世界では、天意を受けた霊獣「麒麟」が王を選び、王と共に国を治める。十二国の一つ・戴国では、武人の驍宗が王として選ばれたが、玉座に就いて半年、州の争いを鎮圧に出掛けたまま還らない。そして、麒麟・泰麒も忽然と姿を消した。王不在で荒廃する国を救うため、女将軍が各国に協力を仰ぎ、ようやく泰麒が戴国に戻り、いよいよ王の行方を捜すのだが……果たして、この国の運命は?
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