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第2回目となる「マガデミー賞2022」では、昨年同様に<主演男優賞><主演女優賞><助演男優賞><助演女優賞><審査員特別賞>の部門に加えて、単行本の刊行が5巻以内にもかかわらず、人々の心を動かした新進気鋭のキャラクターを讃える<新人賞>を設立。計6部門にてキャラクターを表彰します。
マンガを愛するトリオ芸人として知られるハナコさんと、5書店計8名のマンガ好きの書店員が審査に参加。各ノミネートキャラクターをそれぞれ「カリスマ性」「共感度」「名シーン度」「実行力」「現在とのマッチ度」の5つの独自の観点から採点したうえで、点数評価だけでなくキャラクターの良さを踏まえ、受賞キャラクターが決定されました。
<助演男優賞>は『東京卍リベンジャーズ』松野 千冬が受賞 。常に主人公と共にいる相棒としてあらゆる場面で活躍する「実行力」や「名シーン」が多く支持され受賞が決まりました。
そして<審査員特別賞>は、『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』より「ちいかわ」に決定。現代の世相を表し人気を博している<審査員特別賞>にふさわしいキャラクターとして満場一致で特別賞に輝きました。
マンガ業界を盛り上げる新しい文化になり、マンガのキャラクターたちのさらなる躍進を願って創設された「マガデミー賞」。気になるその他の受賞キャラクターについては、以下のリリースをチェック。
(執筆:住岡)
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凸版印刷株式会社のグループ会社である、株式会社BookLive(本社:東京都港区・代表取締役社長:淡野 正)は、
”マンガのキャラクター”を讃えるマンガのアワード「マガデミー賞2022」において、各部門の受賞キャラクターを本日発表いたします。
特設サイト:https://booklive.jp/magademy-award
「マガデミー賞2022」では、<主演男優賞>に『BLUE GIANT EXPLORER』の宮本 大さん、<主演女優賞>に『メダリスト』の結束 いのりさん、<助演男優賞>に『東京卍リベンジャーズ』の松野 千冬さん、<助演女優賞>に『名探偵コナン』の灰原 哀さん、そしてこのたび新設された<新人賞>には『ガチアクタ』のルドさん、<審査員特別賞>には『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』のちいかわさん、以上6名の受賞が決定いたしました。
推薦期間中、マンガファンの方々から特設サイトおよびTwitterに推薦いただいたキャラクターのうち、ノミネートにご快諾いただいた16名のノミネートキャラクターが2023年2月15日(水)に決定いたしました。
第2回目となる「マガデミー賞2022」では、昨年同様に<主演男優賞><主演女優賞><助演男優賞><助演女優賞><審査員特別賞>の部門に加えて、単行本の刊行が5巻以内にもかかわらず、人々の心を動かした新進気鋭のキャラクターを讃える<新人賞>の、計6部門にてキャラクターを表彰いたします。
審査には、マンガを愛するトリオ芸人として知られるハナコさんと、5書店計8名のマンガ好きの書店員でノミネートキャラクターに向き合いました。<主演男優賞><主演女優賞><助演男優賞><助演女優賞>の評価基準は昨年の項目を見直し、各ノミネートキャラクターをそれぞれ「カリスマ性」「共感度」「名シーン度」「実行力」「現在とのマッチ度」の5つの独自の観点から採点したうえで、点数評価だけでなくキャラクターの良さを話し合いました。さらに<審査員特別賞>および<新人賞>は各書店員より賞に合ったキャラクターを推薦し、議論し尽くして受賞キャラクターを決定いたしました。
「マガデミー賞」がマンガ業界を盛り上げる新しい文化になり、マンガのキャラクターたちのさらなる躍進と繁栄になることを願っています。
INDEX
■評価ポイント
宮本 大さんは、読んでいて気持ちが熱くなるような、夢に向かって努力し続ける姿やその「実行力」に主に支持が集まりました。
・圧倒的に「頑張ること」の姿勢は誰しもが見習える。「こういう風になったらいいな」と思う気持ちと「自分ではなれない」という自分へないものへの憧れもある。ぜひ作品を読んで、多くの人にこの感動を味わってほしい。
・『BLUE GIANT』で仙台と東京、『BLUE GIANT SUPREME』でヨーロッパでの演奏を経て、『BLUE GIANT EXPLORER』でジャズの本場・アメリカで行う発表会は名シーン。演奏メンバーも揃ってこれからどうなるのか、というワクワクもある。
■評価ポイント
結束 いのりさんは意志の強さや応援したくなるような活躍を遂げ「名シーン」が大きく評価されました。小学生ながらにして周りを巻き込み邁進していく姿や、悩みながら成長する名シーンが受賞の決め手となりました。
・周りと比べてスタート地点に立つのが遅くても、努力をすることの大切さがわかる。周りに支えられているけど、彼女自身も周りに影響を与えている。小さいながらも人を引っ張っていく影響力がある。
・応援したい主人公感が抜群にある。ずっと自己主張ができなかった彼女が、友達の三毛田 涼佳(みけた りょうか)ちゃんの誘いを断って「私、でももう(コーチのところへ)行かなきゃ」というシーンで、人間的な成長を感じ取ることができ、心の中で感嘆し、震えた。
■評価ポイント
昨年の「マガデミー賞2021」で助演男優賞を受賞した佐野 万次郎(さの まんじろう)さんが活躍する『東京卍リベンジャーズ』より、今年は松野 千冬さんが受賞しました。常に主人公と共にいる相棒としてあらゆる場面で活躍する「実行力」や「名シーン」が多く支持され受賞が決まりました。
・理想の相棒。千冬さんのような人に自分も出会いたいと思うし、千冬さんのように誰かを支えられる人間になりたいとも思わせてくれる。
・『東京卍リベンジャーズ』の世界で、マンガとして描かれていない間も、読者の目にふれないところで動いてくれていたキャラクターだと思う。
■評価ポイント
審査会では「灰原さんは果たして助演女優でよいのか?」と審査員一同、長く愛されているキャラクターだからこその評価が分かれ、議論が巻き起こりました。
・主人公のコナンと秘密を分かち合っている、コナンとの”ニコイチ”な関係はまさに「助演女優賞」を贈るにふさわしい。
・今さら灰原さんに助演女優賞を贈るのもおこがましい気がするほど、存在感のあるキャラクター。賞を贈るなら助演女優でいいのでしょうか。
■評価ポイント
新人賞は審査員それぞれがイチオシのキャラクターをプレゼンし合い、決定いたしました。『ガチアクタ』のルドさんは王道の少年マンガの作中で、これからのムーブメントを予感させる力強い活躍に評価が集まりました。
・最初に底辺の奈落に落とされて、そこから能力を開花させて這い上がっていく、少年マンガの主人公として王道の活躍ぶりが素晴らしい。
・まだまだ作品自体を知らない人も多いが、確かに今後に期待が大きい作品だと思う。
■評価ポイント
審査会で、ちいかわさんは名前が挙がった途端に、現代の世相を表し人気を博している<審査員特別賞>にふさわしいキャラクターとして満場一致で決定しました。
・命懸けで敵を倒して、少額の報酬。でも、そこそこに日々を楽しんでいる、現代を映したような世界観とキャラクター。それをみんなで「かわいい」と言って、共感している状況も、(“共感”という軸で生きている人の多い)現代らしい。
・“ちいかわ”の神髄はマンガにあると思う。キャラを「かわいい」と感じたならぜひマンガを読んで。あのシビアな世界観に触れることで自分たちの生きている世界を振り返ってみて欲しい。
<主演女優賞>では今回受賞した結束 いのりさん(『メダリスト』講談社)だけでなく、喜多川 海夢(きたがわ まりん)さん( 『その着せ替え人形は恋をする』 スクウェア・エニックス)の持つ「自分の”好き”を体現しているキラキラ感」や、後藤 ひとり(ごとう ひとり) さん(『ぼっち・ざ・ろっく!』 芳文社)の「青春コンプレックスの陰キャなのに、ギターで魅了する姿」にも共感ができる等、それぞれのキャラクターに魅力的なポイントがあり、審査員たちが迷った一幕がありました。
<助演男優賞>では、ハクさん(『暁のヨナ』白泉社)も、注目すべきキャラクターとして話し合いました。特に「ハクは、1巻からずっと主人公のヨナを支えている、まさしく助演男優と言える存在」、「ヨナを支える姿にグッとくる」といった評価も寄せられました。
そして一番議論が巻き起こったのは<助演女優賞>。灰原さんに向き合った際に「助演女優って何なんでしょう…?」と、審査員からの投げかけにより審査会の空気がガラリと変わりました。「今、助演女優を贈るにはおこがましいと感じるほど“今更”感。賞を贈るのが助演でいいのか?」「もう一人の主人公と言っても過言ではないぐらいの存在感。助演で収まる器ではない」など、灰原さんの主演級の存在感は、<助演女優賞>という枠に問題提起がなされたほどでした。
<新人賞><審査員特別賞>ではマンガに詳しい審査員たちにより数多くの作品とキャラクター名があがり、特別審査員のハナコさんは、「マンガよりアニメの印象が強い『ちいかわ』をはじめ、マガデミー賞の受賞をきっかけに(作品に興味を持ってもらって)、多くの人にマンガを読んでもらいたい」とマガデミー賞の今後に言及しました。
最後に、これからのマンガキャラクターたちの躍進繁栄を願って記念撮影し、最終審査を終えました。
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