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以下、ライター/吉田可奈さんによる、京都公演の初日のオフィシャルステージレポートをお届けします。
INDEX
今作は2017年の11月に大成功を収めた舞台の再演。
初演から引き続き、水野絵梨奈、副島淳、冨岡健翔(MADE/ジャニーズJr.)、星野真里、山崎樹範などが出演。今回から原嘉孝を迎え、新たな空気をまとっての再演となった。
今作の舞台は安土桃山時代。生きていくために盗人となり、偶然盗んだ三味線を手にしたことから才能を発揮する藤次郎(山本)と、笛職人の家に育ちながらも、笛役者を目指し家を飛び出した小平太(原)、奴隷として日本に連れてこられ、黒人として初めて織田信長の家臣となった、母国アフリカの太鼓をこよなく愛す弥介(副島)、そして類まれなる感性で圧倒的な舞を踊るちほ(水野)がそれぞれ運命的な出会いを果たし、“ちほ一座”を結成することから始まる。
時代は戦国乱世にありながら、自由な気風へと変化する過渡期。
文化芸術をこよなく愛し、ちほ一座を庇護する豊臣秀次(八神蓮)と、民衆の自由を快く思わない石田三成(佐野瑞樹)が弾圧の力を強め、対立していく。
三成の策略による秀次一族の処刑に抗うため、音楽と舞で必死に民衆へ訴えかけ、情熱的に、泣きじゃくりながら舞を演じるちほ一座の演奏は、目に、胸に焼き付いて離れない。
そして、音楽を通じて、自由を求めた彼らを待つのは、正義なのか、それとも――。
しっかりとした時代背景を持つ物語の重さがありながらも、圧倒的なパフォーマンスと時折混じるコミカルなアドリブ、そして誰もが共感できるエンターテイメント性を持つ今作は、より多くの人の心をつかみ、涙を流させるはずだ。
ライター:吉田可奈
日程:
【京都】 2019 年6 月14 日(金)~6 月16 日(日)
【東京】 2019 年6 月21 日(金)~7 月1 日(月)
劇場:
【京都】 京都劇場
【東京】EXシアター六本木
原作:「桃山ビート・トライブ」 天野純希 著 (集英社文庫 刊)
脚本:金沢知樹
演出・脚色:大関真(劇団SET)
企画:座間隆司
制作:テレビ朝日ミュージック
企画協力:集英社
出演者:山本亮太(宇宙Six/ジャニーズJr.)/原 嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.)/水野絵梨奈/副島 淳/冨
岡健翔(MADE/ジャニーズJr.)/奥谷知弘/寿里/久下恵美/本間 剛/武智健二/石井智也/八神 蓮/佐野瑞樹/星野
真里/ 山崎樹範
主催:「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」製作委員会(テレビ朝日ミュージック/ローソンエンタテインメント)
【チケット料金(全席指定・税込)】
指定席 9,800 円
※当日券は500 円増し。残席がある席種のみ販売予定
※未就学児のご入場はできません
【チケット】
好評発売中
チケット取扱い:ローソンチケット 他
【オフィシャルサイト】
http://mottorekishi.com/momoyamabeat_replay/index.html
(C)天野純希/集英社
(C)「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」製作委員会
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