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14歳でジュノンボーイ史上最年少準グランプリを獲得した池田さんは、 スーパー戦隊シリーズ『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイシルバー役で一躍人気者となり、 その後は数々のドラマや映画、 舞台で活躍。 2019年1月クールの月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』第1話にゲスト出演、 さらには『痛快TVスカッとジャパン』ではイラっとさせるキャラクターを演じるなど、 多方面で活躍しています。
2015年7月上演の第1弾『君との距離は100億光年』では「物理(宇宙工学)」を、 2017年1月上演の第2弾『スター☆ピープルズ!!』では「科学・化学」を、 2018年4~5月上演の第3弾『ザ・池田屋!』では「歴史」を、 そして、 第4弾となる新作『絶唱サロメ』では、 オスカー・ワイルドによって書かれた戯曲『サロメ』に着想を得て、 古典×歌×エンターテインメントが融合した作品が作られます。
5月某日、 大阪のカンテレ本社で会見が行われ、 池田純矢が『絶唱サロメ』をPRしました!
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「『サロメ』は発表されてから、 残虐さであったり、 不道徳な内容と言われたりで、 しばらくは上演が禁止されていたんです。 でも、 やはり戯曲そのものに力があって、 残酷描写の中にある妖艶さや耽美なもの、 その美しさは現代の我々にも通じるものがあるなと思いました。
今回はこの『サロメ』をそのまま上演するのではなく、 あくまでも原案の一つとして、 不道徳とか残酷とか古典とか、 そんな重たいイメージをなんとか王道のエンターテインメントにできないかという思いでオリジナル脚本に仕上げました」と製作の経緯を説明。
池田さんは、 『不届者』という舞台で松岡さんと共演したとき、 運命的な出会いを感じたと振り返ります。
「松岡さんとの出会いは、 僕の中でドカンと一発雷が落ちたような衝撃がありました。 松岡さんの歌声に、 歌詞や言葉が形になって目の前に現れるような、 そんな印象を受けたんです。 これをそのまま演劇にしたら面白いなと思い、 妖艶な魅力のある『サロメ』という作品と、 それまで別で考えていた演劇と音楽の融合を、 松岡充というファクターを通すことで一つになったんです」と目を輝かせます。
「僕は今26歳という若造なので、 松岡さんに軽々しく『出てください』なんて言えないじゃないですか。 だから、 自分の出来る限りの誠意として、 ご本人に伝える前に、 この『絶唱サロメ』の脚本を先に作ったんです。 そして、 松岡さんに『この本を読んでください。 この作品は松岡充でしか作れないから、 もし断ったら、 もう世に出ることはないですから!』
と、熱烈にオファーしたエピソードを披露。 今回の舞台が実現したのは、 そんな池田さんの思いと松岡さんに対するリスペクトがあったからということが明らかに。
「脚本家としては、 後半にカタルシスがやって来るというのを大切にしています。 要は前半、 中盤と、 どんどん風呂敷を広げて、 “そんなところが伏線だったのか!”って思わせるぐらい、 最後に一気に回収し、 ストンと落ちるというか。 それはエンタメならではの気持ち良さがあるんじゃないかと思っています。
演出家としては、 やっぱりライブエンターテインメントをどう表現するかですね。 自分でもまだ悩んでいます(笑)。 でも、 ライブやコンサートに行ったら声を出して発散するので、 そういうふうに楽しんでもらえるような演劇にしたいと思っています。
今回でいえば、 アーティストの松岡さんをはじめ、 芋洗坂係長さん、 ミュージカル界からシルビア・グラブさん、 声優の吉田仁美さんなど、 いろんなところからいろんな役者が集まっていて。 いろんなジャンルの人が集まるのは、 この作品の魅力で、 ある意味、 個性があり過ぎる人たちのぶつかり合いですね(笑)。
これが一度に堪能できるのもこの作品の魅力です」とPR。 そして、 音楽と演劇の新しい融合について、 「歌を歌として歌います。 が、 ライブシーンではなく、 『歌いますよ~』って合図があって歌います。 でも、 物語に入りこむように作っているので、 違和感なくスムーズに楽しんでいただけると思います」と笑顔。
「大阪は自分のルーツですし、 誇りを持っています。 それに、 関西の人ってめちゃくちゃ笑うじゃないですか。 笑うから面白いんやろなって。 そういう文化はすごく好きですし、 あとは飯がうまいし、 女の子もかわいい(笑)」と思い入れもたっぷり!
最近では、 バラエティー番組の『痛快TVスカッとジャパン』の影響もあって、 大阪の街を歩いていると、 中学生数人から声をかけられたりすることも。 もちろん、 舞台の上にいても、 関西の観客には違いを感じているそう。
と、やはり、 大阪への特別な思いを語った池田さん。
「基本的には娯楽作品ですので、 単純に遊びに来てほしいです! 外国人の方が観光に来ていただいても、 マンネリ化しているカップルのデートに使ってもらってもいいし、 お父ちゃんが子供を連れて来てもいいですし。 あまり構えず、 すごく低い敷居なので(笑)、 ひょいとまたいで来ていただけると、 上演後、 『楽しかったね~』と劇場を後にしていただける作品になっています。 まずは劇場に足を運んで、 演劇体験をしてください!」
と、力強くアピールしました。
【公演スケジュール】
◆東京・紀伊國屋ホール 2019年10月5日(土)~13日(日)
◆大阪・サンケイホールブリーゼ 2019年10月26日(土)~27(日)
【公式HP】 www.enxgeki.com
【公式twitter】 https://twitter.com/enxgeki
【一般発売】 2019年7月13日(土)午前10時
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