ヤマコシ ショウコ
フルート奏者兼Webライター。好きなショタは小夜左文字、アイドルはランカ・リー、RPGはドラクエ。
『劇場版ブルーロック –EPOSODE 凪-』×JFAコラボの公開直前イベントが、JFAサッカー文化創造拠点 blue-ing!にて4月9日に開催された。
日本をW杯優勝に導くストライカーを育成するための“ブルーロック”プロジェクトで集められたFWの高校生300人が、299人のサッカー生命を犠牲に世界一のストライカーになるため戦う姿が描かれているサッカー×デスゲーム漫画『ブルーロック』。
本作は2022年10月より2クールにわたってアニメが放送され、第2期の放送も決定している。2024年4月19日からは、凪誠士郎を主人公とした『劇場版ブルーロック –EPISODE 凪-』も公開予定だ。
今回のイベントには潔世一役の浦和希さん、蜂楽廻役の海渡翼さんのほかサッカー元日本代表の佐藤寿人さん、久保竜彦さん、本山雅志さん、日本サッカー協会15代会長の宮本恒靖さんが登壇。映画の魅力を語るトークセッションを実施したほか、大ヒットを祈願する“ビタ止め”チャレンジにも挑戦した。
トークセッションにて「エゴイストでなければならないシーン」について、本山さんは「何人かの監督に“エゴイスト”だと言われたことはある。ドリブルで全員抜きたいという感覚だった」と語った。
同じ質問に対して浦さんはチームプレーは大事と語ったうえで「作品をより良くするための”エゴ“はあったほうが、作品が良くなる可能性はある」と答えた。
レポート全文および写真は以下、プレスリリースより。
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4月9日(火)『劇場版ブルーロック –EPOSODE 凪-』公開直前イベントオフィシャルレポ―ト
原作コミックス累計発行部数は3000万部を突破、2022年にTVアニメが放送され大人気を博した『ブルーロック』(講談社「週刊少年マガジン」連載)。 “ブルーロック(青い監獄)”に集められた300人の高校生FW(フォワード)たちが、世界一のエゴイストストライカーを目指して己のサッカー生命とゴールをかけて挑むデスゲームのような作風は、“史上最もアツく、最もイカれたサッカーアニメ”として幅広い年代から注目を集め、アプリゲーム、舞台化など多方面での展開も話題を呼んでいる!そんな『ブルーロック』シリーズ初の映画化となる、『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』が4月19日(金)に公開!
いよいよ4月19日(金)の公開が近づいた4月9日(火)に、【JFA×『ブルーロック』】がコラボした公開直前イベントを開催。日本サッカー協会(JFA)は『ブルーロック』との初のコラボ施策として、イベント会場であるJFAサッカー文化創造拠点 blue-ing!において、本作の応援キャンペーンを展開し、DISCOVERYエリアでは劇場版等身大フォトパネルの展示やJリーグクラブとのコラボユニフォーム・ミニキャラクターパネルといった豪華展示を開催中(~6/30まで)。イベント第1部では日本サッカー協会15代会長に就任した宮本恒靖から挨拶があった後、本作の声優を務める浦 和希(潔 世一役)、海渡 翼(蜂楽 廻役)、サッカー元日本代表として活躍した佐藤寿人、久保竜彦、本山雅志を招いて映画の魅力などを語るトークセッションを実施したほか、『劇場版ブルーロック –EPISODE凪-』の本編から一部特別上映も!大ヒット祈願として、ファン50名の前で飛んできたサッカーボールを決まった枠の中にトラップして止める、“ビタ止め”チャレンジにも挑戦! また第2部では、ゲストがDISCOVERYエリアで最新技術を駆使したコンテンツを体験してもらいました。
INDEX
日本サッカー協会15代目会長に就任した宮本恒靖会長の挨拶からスタート。「サッカーをもっと大きな存在にしたいです。このイベントもその一環になれたらと思っています。この場所も、コアなファンの方も、サッカーをあまり知らない方も、ブルーに染まってほしいという思いからblue-ing!という名称になっている。」話し、「今一番“アツい”サッカーアニメである『ブル―ロック』とサッカー界を盛り上げていきたい。」とサッカーに対する熱い思いを語った。
続いて、会場にいるファンからの盛大な拍手に包まれながら佐藤寿人、久保竜彦、本山雅志、浦 和希、海渡 翼が登壇。本日のイベントへの意気込みを聞かれた佐藤は「現役時代、点を取るプレーをしていました。まさに『ブルーロック」のストーリーに一番近い形でプレーをしていたので、漫画も楽しく拝見しています。」と、続いて久保が「『ブルーロック』をしっかり勉強して、子供たちに(内容を)教えられるように頑張ろうと思います。」と、本山が「僕はMFでFWではないのですが、面白いと思って読んでいました。映画も大成功になるように応援したいと思います!」と映画の大ヒットを祈願した。さらに、浦は「まさかこの並びに僕が立てているとは!とてもありがたい機会だと思っています。ここに立てているのも、『ブル―ロック』が皆さんの応援のおかげで盛り上がっているということで、今日も盛り上げていきたいです。」と、海渡も「自分がこの並びに立てるとは夢にも思わなかった!この機会に『ブル―ロック』を知っている方も、そうでない方にもたくさん魅力をお伝えできるように頑張っていきたいです。」と挨拶した。
イベント会場であるJFAサッカー文化創造拠点blue-ing!に関して、こだわりの部分を聞かれた宮本会長は「カフェがあって、小さなゴールがあって、子供たちが芝生で遊んでいるところを見守るのんびりした空間が楽しめたりします。」と、さらに「奥に行けば歴代のユニフォームや、最新のテクノロジーを活かした体験型スペースもあります。」とこだわりポイントを語った。
続いて、『ブル―ロック』に関しての話題に移り、どういうところが視聴者をアツくさせるのかを問われた海渡は「キャラクターの個性が1人1人本当に輝いているところとプレーですかね。」と語る。さらに「実際に『ブル―ロック』で行われているプレーは現実味がないと思われがちですが、実際はプロの方たちがやっているプレーもたくさんあるんですよね。『ブル―ロック』は現実と漫画の間にあるような作品だと思うので、そこが皆さんの心に刺さるのではないかなと思います。」と、『ブル―ロック』の魅力を存分にアピールした。
ストライカー育成のため、日本サッカー協会で実践していることを聞かれた宮本は「ストライカーキャンプというものをやっていて、元代表選手が特別なレクチャーをして優秀なストライカーを育てるということを2020年~22年までやっていました。」と回答。『ブル―ロック』ではストライカーは“エゴイスト”であることが大事だとされているが、実際FWはエゴイストでなければならいのかと聞かれた久保は「自分で持ちたいと思っても持てないものだと思うので、エゴはあった方がいいです。」と語る。それに対し、自身はエゴイストかと聞かれた久保は「自分はチームプレー派でした。」と即答し、笑いを誘った。本山にも同じ質問が飛ぶと、「何人かの監督に“エゴイスト”だと言われたことはああります。ドリブルで全員抜きたいという感覚だったので。あとは鹿島に所属していたマルティノス(クエンテン・マルティノス)選手はゴールを常に目指す選手だったので、チームとしては助かりました。」と“エゴイスト”エピソードが。また、宮本会長にもこれまで周りにエゴイストがいたかの質問が飛ぶと「イブラヒモヴィッチ(ズラタン・イブラヒモヴィッチ)選手は、メンタルがすごかった。ボールを持っていない時でも気持ちの強さを常に相手に感じさせるようなものがありました。」と現役時代のエピソードも披露した。
一方、声優の仕事でエゴイストでなければならないシーンはあるかと聞かれた浦は「声優界でもサッカー同様チームプレーは大事だということを踏まえた上で、最後の最後で自分のことを一番主張できるのは自分なので、作品をより良くするための”エゴ“はあったほうが、作品が良くなる可能性はあると思います。」と声優ならではの”エゴ“エピソードを披露した。
ここで、本作の主人公<天才>凪にかけて、「自身が天才だと思った才能やエピソード」を聞かれたゲストたちはフリップで回答。宮本会長は「自体重を当てる“天才”」と回答。「アスリートは毎日体重計に乗るので、だいたい今の体重はこれぐらいだと当てられる。」とアスリートならではの特技を披露した。海渡は「姿をくらます“天才”」と回答し、「あまり存在感がないみたいで…。中学・高校とサッカーをしていたんですけど、ドリブルしている時に相手を抜いた瞬間が見えないと言われていて。」と話した。「姿をくらます」ことがサッカーでも重要なことか聞かれた宮本会長は「ボール前にいきなり出てくる選手がいるんです。そういう選手に(ゴールを)決められることがあるので、そういう意味でいうと重要だと思います。」と、海渡のちょっと変わった才能がサッカーでも発揮されることが明かされ一同は盛り上がった。
途中、本日来場したファンに向けて劇場版本編の一部が特別上映された。初公開の貴重な本編映像を会場のファンたちは、登壇ゲストとともにじっと見入っていた。
映像を見終わり感想を聞かれた宮本会長は「短い時間でしたが引き込まれましたし、“常識を捨てろ”という(絵心の)セリフは、やはり突き抜けてワールドカップで優勝するためには改めてそういう気持ちが大事だと感じました。」と語る。佐藤は「ストライカーは育たなきゃいけない部分もありますし、育てていかないといけない部分があると思うので、そういったところを感じましたし、映像がいいなと思いました。」と、本山「僕は横にパスを出します!」と、“エゴイスト”でなければならないという絵心の言葉を一掃し笑いを誘った。
劇場版の見どころを聞かれた浦は「TVシリーズでは描かれていなかった凪が主人公だからこそ見える景色が描かれているので、そこを是非堪能していただきたいです。凪は天才なのでシュートシーンも魅力だと思うので、注目してほしいです。」と、海渡は「TVシリーズでは表現しきれなかった、色や音、画の表現、表情も、TVシリーズよりさらにパワーアップしていると思うので、そこに注目してほしいです。」と見どころをたっぷりと語った。
ここで、劇場版の大ヒットを祈願し、飛んできたボールを的の枠内に止められるかの、<ビタ止め トラップチャレンジ!>を開催。浦から挑戦し、1回目の結果は失敗。続いて2、3回目もチャレンジするが、4回目で成功した。続いてサッカー経験者の海渡は、なんと1発で大成功!次に佐藤は的の中央「大ヒット!」の文字にビタ止めし、元サッカー選手の意地を見せた。成功した佐藤からは「これで興行収入100億円超えの大ヒットになりますね!」との発言も飛び出した!次に挑戦した本山も2回目で成功!これで4人連続成功となるが、最後の久保も足の裏を器用に使い1回で成功!しかし、事前の打ち合わせでは足の裏は使ってはいけないと言われていた久保だったため、サッカー経験者からはブーイングが…。最後は親指でビタ止めし、企画は大成功に終わった。
最後の挨拶で、浦が「今日一緒に登壇させていただいた方々のプレー映像をいっぱい見てきましたし、blue-ing!、サッカー、そして『ブルーロック』を楽しんでいただきたいです!」と、宮本会長が「サッカーがもっと日本で大きくなって欲しいですし、スタジアムに行ったことがない方は是非現地でも応援していただきたいですし、『ブルーロック』とサッカーどちらも応援していただきたいです。」と締め、約1時間に渡るトークイベントは幕を閉じた。トークイベント終了後、ゲストたちはDISCOVERYエリアに移動し、『ブル―ロック』とJリーグとのコラボパネルや歴代のアーカイブ展示を見た他、生成型AIの映像や音楽などの最新技術を駆使したコンテンツも体験し大いに楽しんだ様子だった。
※本イベントの模様は後日JFA TVにてアーカイブ配信されます。
「“天才”は、見つける者がいて初めてその輪郭を成す。」 シリーズ屈指の人気キャラクター・凪 誠士郎が、御影玲王との出会いをきっかけに、圧倒的なサッカーセンスを発揮。“ブルーロック(青い監獄)”との出会い、そして潔、蜂楽との出会いによって、二人はどのようにさらなる高みへ登っていくのか!?劇場のスクリーンで繰り広げられるアツく、エゴい物語にもご注目ください!!
◆日 時:4月9日(火)18:00 【第1部】メディア発表会
19:00 【第2部】ディスカバリーエリア体験帯同
◆会 場:blue-ing!PARKエリア(東京ドームシティクリスタルアベニュー内:東京都文京区後楽1-3-61)
◆登壇者(敬称略):浦 和希(潔 世一役)、海渡 翼(蜂楽 廻役)、佐藤寿人、久保竜彦、本山雅志、
宮本恒靖(公益財団法人日本サッカー協会 会長)
【タイトル】 劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-
【ストーリー】 <天才>は見つける者がいて初めてその輪郭を成す──。 今、天才ストライカー・凪 誠士郎のエゴが世界をアツくする!!
「めんどくさい」が口グセの高校2年生・凪 誠士郎は、日々を無気力に生きていた。W杯優勝を夢見る同級生の御影玲王が、その才能を見つけだすまでは。玲王に誘われるがままにサッカーを始めた凪は、圧倒的なサッカーセンスを発揮。ある日、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトの招待状が届く。
そこで待ち受けていたのは、潔 世一、蜂楽 廻、糸師 凛ら、全国から集められた選りすぐりのストライカーたちとの出会いだった。
強敵たちとの激闘の最中、ついに、<天才>凪 誠士郎に“覚醒”の瞬間が訪れる!!
【キャスト】 凪 誠士郎:島﨑信長 御影玲王:内田雄馬 剣城斬鉄:興津和幸 潔 世一:浦 和希 蜂楽 廻:海渡 翼 國神錬介:小野友樹
千切豹馬:斉藤壮馬 馬狼照英:諏訪部順一 糸師 凛:内山昂輝 舐岡 了:木村 昂 絵心甚八:神谷浩史
【スタッフ】 原作:金城宗幸 漫画:三宮宏太 キャラクターデザイン:ノ村優介(講談社「別冊少年マガジン」連載)
監督:石川俊介 構成・脚本:岸本 卓 ストーリー監修:金城宗幸 キャラクターデザイン:進藤 優、清水空翔
総作画監督:田辺謙司、もり ともこ、清水空翔 特殊効果:あかね 色彩設計:小松さくら
美術設定・美術監督:廣澤 晃 背景:Creative Freaks 撮影監督:浅黄康裕 撮影:チップチューン 3DCG:オーラスタジオ
編集:長谷川 舞 音響監督:郷 文裕貴 音響制作:ビットグルーヴプロモーション 音楽:村山☆潤
主題歌:「Stormy」 Nissy × SKY-HI (MoooD Records / バンダイナムコミュージックライブ)
プロデューサー:有澤亮哉、佐藤尚哉、川勝宥典、柳井寛史 アニメーションプロデューサー:小菅秀徳 アニメーション制作:エイトビット
配給:バンダイナムコフィルムワークス
【クレジット】 ©金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会
公式サイト:bluelock-pr.com X(Twitter):@BLUELOCK_PR TikTok:@bluelock_anime
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