電ファミ編集部
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WSS playgroundは8月1日、ディストピア世界で弾圧される少年の旅路を描くアドベンチャーゲーム『少年期の終り』が2023年の秋に発売すると発表した。
対応プラットフォームはPC(Steam)で、定期的に作品を更新する「連載」形式での発売となる。
『少年期の終り』は機械仕掛けのオーバーロード「R・カレルレン」により人類のあらゆる要素が「人間スコア」として評価され、進路、初恋の相手、日々の食事など人生の全てを予め定められるディストピア世界を舞台にしたアドベンチャーゲームだ。
ジャンルはジュブナイルSFホラーアドベンチャーゲームとされており、主人公のジョバンニは「最低の人間スコア」を持つことでシステムから「区別」され、同級生からいじめなどの「差別」をされている人物である。
しかしある日、変わり者の天才上級生・カムパネルラと出会う。彼に誘われたジョバンニは運転手のいない銀河鉄道に飛び乗り、宇宙の果てにある「紅きサザンクロス」を目指す旅路に巻き込まれていく。
ドット絵のキュートで幻想的なビジュアルを採用した本作は、イベントシーンや俯瞰視点で描かれた2Dのマップを探索していくことで進行していく。道中で彼らは過去の偉大な統治者たちに対して、無軌道で破壊的な「いたずら」を行い世界の歴史、歪みや謎、そして恐怖に遭遇する。
そして、自らの「少年期の終り」と向き合うこととなる。
ジャンルはSFながら、アートワークにはファンタジー作品を彷彿とさせるヨーロッパ風のモチーフも使用されており、トレーラーでは首がないスーツ姿の男性や妖精のような少女、クリーチャー、眼帯の女性キャラクターが確認できる。ジュブナイル作品としてクラスメイトのキャラクターも複数登場するため、さまざまなキャラクターの思惑が絡み合う物語に期待したい。
なお、本作は開発中のゲームをリリースする早期アクセスとして販売されるが、その理由はコミュニティの皆様の意見を参照しつつ、本作のストーリーを漫画のように連載形式で制作するためだという。
早期アクセス期間は10か月間を予定しており、全5章の物語を章ごとに追加していく予定だ。ストーリー完結後、コミュニティとの対話を通じた最終修正を行ったフルバージョンが公開される。
販売価格に関しては、ストーリーの更新の進捗に応じて再設定され、ユーザーの意見はsteamコミュニティの機能を通じて取り入れるかたちとなる。
ユニークな世界観でダークな物語を綴る本作。興味がある読者はウィッシュリストに登録し、秋の発売を待とう。
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