電ファミ編集部
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ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社(以下、WotCと表記)は8月7日(月)、同社が販売中のトレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』(以下、『MtG』と表記)と『ファイナルファンタジー』シリーズのコラボレーション製品を2025年に発売すると発表した。
『MtG』はアメリカの数学者リチャード・ガーフィールド氏らが開発し、1993年にWotCより発売された世界初のトレーディングカードゲームである。プレイヤーは強力な魔法使い「プレインズウォーカー」となり、無数の世界が存在する「多元宇宙」から獰猛なクリーチャーや有益な魔法、特殊な力を秘めたアーティファクトなどを呼び出して他プレイヤーを打倒する。
『ファイナルファンタジー』シリーズは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)が開発し1987年に発売された同名タイトルに端を発するRPGシリーズである。先の6月にはシリーズ最新作となる『ファイナルファンタジーXVI』が発売され、召喚獣同士が激突する迫力あるバトルなどで大きな話題を呼んだ。
今回の発表によると、『MtG』と『ファイナルファンタジー』シリーズのコラボレーションは特定のタイトルにフォーカスを当てたものではなく、初代『ファイナルファンタジー』から最新作『ファイナルファンタジーXVI』までのナンバリングタイトルが網羅される形となるようだ。また、発表では本コラボ商品を後日『MtG』のオンライン版ゲーム『MTG アリーナ』に実装する方針も明かされている。
『MtG』は過去に拡張セット「灯火大戦」の収録カード「戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General」のイラストレーターとして『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターデザインを務める天野喜孝氏を起用しており、今回のコラボ製品でも天野氏のイラストが収録されるかどうかに注目したいところだ。
くわえてWotCとベセスダ社がコラボし、2024年3月に『Fallout』をテーマとした統率者(各プレイヤーが100枚のデッキを持ちより4人対戦を楽しむゲームフォーマット)デッキを導入することも発表された。
人気タイトルと『MtG』のコラボ企画は上記だけに留まらず、2024年7月には『アサシン クリード』とのコラボセットが登場する。発表によれば同セットでは『アサシン クリード』全シリーズを収録するとのことだが、記事執筆時点で詳細は不明だ。
さらに、2023年10月から12月に発売を予定されている『MtG』の追加拡張セット「イクサラン:失われし洞窟」では、映画『ジュラシック・ワールド』とのコラボが実現。長編映画の象徴的なキャラクターやシーンを描いた、新たなアートのカードが収録されるという。
様々な情報が一挙に公開された『MtG』だが、具体的な発売日時や収録されるカードの詳細など、記事執筆時点では明らかとなっていないものも多い。興味のある方は公式サイトや公式X(旧称Twitter)アカウントなどを定期的に確認し、続報を待ってみてはいかがだろうか。
『MtG』公式サイトはこちら『MtG』公式X(Twitter)アカウントはこちら
プレスリリース全文は以下のとおり。
INDEX
世界中で5千万人を超えるプレイヤーとファンを持つ元祖戦略トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング (以下 、マジック )」を製造・販売する世界的ゲームクリエイティブカンパニー「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(本社:ワシントン州レントン, アメリカ合衆国、 CEO:シンシア・ウィリアムズ)」 は、30周年を記念して、北米最大の卓上ゲームコンベンション「Gen Con」にて、2026年までのマジックの今後のリリースについてこれまでを上回る最大規模の展望を発表。株式会社スクウェア・エニックスの世界中で愛されている「ファイナルファンタジー」シリーズとコラボレーションし2025年に「ユニバースビヨンド」から「マジック:ザ・ギャザリング」の主力製品として発売します。また、「Fallout」、「アサシン クリード」、「ジュラシック・ワールド」などとのコラボ製品を発売いたします。
「ユニバースビヨンド」は、マジックと他の人気作品とのコラボレーションブランドです。
「ファイナルファンタジー」シリーズは、その想像力豊かな世界観、奥深いストーリー、魅力的なキャラクターで知られています。今回コラボするセットには、初代『ファイナルファンタジー』から最近発売された『ファイナルファンタジーXVI』まで、これまでに発売された「ファイナルファンタジー」シリーズのナンバリング作品が網羅されています。このセットはMTGアリーナにも登場します。
詳細は、後日発表します。
ベセスダ社とのコラボレーションにより、「Fallout」をテーマにした統率者デッキを導入します。2024年3月に発売されるこのデッキでは、マジックのプレイヤーや「Fallout」ファンは、血に飢えた襲撃者たち、そびえ立つスーパーミュータント、汚染されたモンスター、恐ろしいレトロフューチャー・ロボットが登場する核戦争後の異世界「Fallout」を体験することができます。これらの統率者デッキは、「ウェイストランド」の多くのカラフルな派閥をマジックにもたらし、プレイヤーは「Fallout」の最も有名で“突飛な”瞬間を体験することができます。
ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのマジック:ザ・ギャザリング・グローバル・プレイ・リードであるビル・ローズは、「マジックはこの 30 年間、様々な進化を遂げてきました。私たちデザイナーは新しく、そしてテーマ性のあるメカニズムを生み出し続け、ファンが創造したプレイ形式をサポートしています。そのためにゲームを適応させ、「ユニバースビヨンド」でのコラボレーションを通して新しいプレイヤーをマジックのコミュニティに迎え入れ続けています。30年の歴史の中で一貫していることのひとつは、プレイヤーたちがマジックをどれだけ愛しているかということです。将来を見据えたとき、私たちの指針のひとつは、マジックをプレイして数ヶ月、数年、数十年、あるいはその中間であろうと、新しく記憶に残るゲームプレイ体験を生み出し続けることです。」とコメントしました。
今回の発表で、マジックはエキサイティングな新しいパートナーシップやゲームの楽しみ方を取り上げただけでなく、2026年まで続くマジック独自の多元宇宙の荒々しい世界を紹介しました。
■エルドレインの森(発売日:2023年 9 月 8 日)
『エルドレインの森』は、マジックの多元宇宙におけるまったく新しい長編ストーリーの幕開けを告げる作品です。プレイヤーはファイレクシアの侵略の余波に対処する中で、おとぎ話にインスパイアされたキャラクターたちと出会うことになります。
■ドクター・フー(発売日:2023年 10 月 13 日)
ユニバースビヨンド・セット「マジック:ザ・ギャザリング『ドクター・フー』」には、4 つの構築済み統率者デッキが収録されています。これらのデッキは、ドクター・フーの象徴的なキャラクターと記憶に残るストーリーの楽しさと味わいを表現するために、トップダウンで構築されています。コレクター・ブースターで入手可能な「ターディス」ショーケース版のフレームとエキサイティングなシリアル番号付きドクター・カードは、全宇宙のドクター・フー・ファンにとって全く新しいコレクション性を与えてくれます。
■イクサラン:失われし洞窟(発売日:2023年 10~12 月)
エルドレインの僻境を探検したのち、プレイヤーは、『イクサラン:失われし洞窟』にて、恐竜が徘徊するイクサラン次元に戻ることになります。このセットには、セットテーマにふさわしい「ジュラシック・ワールド」とのコラボレーションが、「ジュラシック・ワールド」の長編映画にまたがり、象徴的なキャラクターやシーンを描いた全く新しいアートのカードとして収録されています。
■ラヴニカ・リマスター(発売日:2024年 1~3 月)
2024年には、2005年に登場したラヴニカ次元をテーマにしたカードのリマスター製品を発売します。『ラヴニカ・リマスター』には、ギルドを強く強調するなど、ファンが愛するオリジナルの「ラヴニカ」セットのすべてが含まれており、各『ラヴニカ』ブロックのカードが収録されています。
■カルロフ邸殺人事件(発売日:2024年 1~3 月)
『カルロフ邸殺人事件』では、プレイヤーは最も鋭い探偵の目を通してラヴニカを体験することになります。ラヴニカの新たなビジョンとなる『カルロフ邸殺人事件』は、マジックが探偵というジャンルに挑んだもので、手がかりや秘密、隠された正体、そして解明すべき謎が盛り込まれています。トップダウンの典型的なフーダニット・マーダーミステリーで、ファンは脱出するために斬新なパズルを解くための探偵のスキルを使う必要があります。
■Ravnica: Clue Edition(発売日:2024年 1~3 月)
『Ravnica: Clue Edition』はボードゲーム「Clue」の証拠集めのゲームプレイを、ラヴニカの舞台でマジックの戦略的な深みと組み合わせたものです。自己完結型の体験である『Ravnica: ClueEdition』はそれだけで遊べるゲームになっており、マジックと「Clue」のファンがそれぞれの内なる探偵を解き放ち、ラヴニカの最高の探偵として謎を解き明かす内容です。
■Fallout(発売日:2024年 3 月)
ベセスダ社とのコラボレーションにより、「ユニバースビヨンド」から「Fallout」をテーマにした統率者デッキを用意し、「Fallout」シリーズの世界観をマジックにもたらします。
■アサシン クリード(発売日:2024年 7 月)
Ubisoft 社とのコラボレーションにより、「ユニバースビヨンド」から「アサシン クリード」の没入感のある壮大な歴史的冒険をマジック:ザ・ギャザリングにもたらします。『アサシン クリード』セットは、これまでに発売された「アサシン クリード」の全シリーズを収録し、メカニズム的にユニークなカードと、新しいアートを採用した再版カードで構成されます。
■サンダー・ジャンクションの無法者(発売日:2024年 4~6 月)
2024年、『サンダー・ジャンクションの無法者』でプレイヤーを新たな世界へと誘います。マジックの最も悪名高い悪役たちが登場する『サンダー・ジャンクションの無法者』は、西部劇のジャンルを再構築したアクション満載の開拓ファンタジーです。
■モダンホライゾン 3(発売日:2024年)
「モダンホライゾン」が2024年に『モダンホライゾン 3』として帰ってきます。『モダンホライゾン』セットは、やりがいのあるドラフト・フォーマットと、懐かしさを呼び起こすことで人気です。プレインズウォーカーや、両面カードを含むファン人気の高いキャラクターに大きな期待ができるセットです。
■Bloomburrow(発売日:2024年 7~9 月)
『Bloomburrow』はマジックに登場するキュートで居心地の良い新世界です。人間の姿は一切なく、リス、カエル、ネズミ、ウサギといった擬人化された動物の仲間たちが大胆な冒険を繰り広げます。
■Dusk Mourn: House of Horror(発売日:2024年 10~12 月)
2024年後半に発売される『Dusk Mourn: House ofHorror』は、お化け屋敷が舞台で、1980 年代のホラー映画やゲーム、メディアからインスピレーションを得ている作品です。
■Innistrad Remastered(発売日:2025年)
『Innistrad Remastered』は、マジック・ファンが愛するイニストラードのすべてを 1 つのセットにしたものです。
■ファイナルファンタジー(発売日:2025年)
「ファイナルファンタジー」シリーズが、2025年にマジックの主力製品として登場します。このセットには、初代『ファイナルファンタジー』から最近発売された『ファイナルファンタジーXVI』まで、これまでに発売された「ファイナルファンタジー」シリーズのナンバリング作品が網羅されています。このセットは MTG アリーナにも登場します。
■コードネーム * Tennis(発売日:2025年 1~3 月)
「Tennis」というコードネームで呼ばれるこのセットはレースというジャンルを探求しつつもマジックらしさが加えられる内容になります。
3つの異なる世界をまたぐ、マジック初の多惑星デスレースになる予定です。
■コードネーム * Ultimate(発売日:2025年)
「Ultimate」というコードネームで呼ばれるこのセットは、強大なドラゴンが溢れ、ファンに人気の高いタルキール次元に戻る内容になる予定です。
■コードネーム * Volleyball(発売日:2025年)
2025年後半に発売される「Volleyball」というコードネームで呼ばれるこのセットは、宇宙が舞台で、プレイヤーを SF スペースオペラに没頭させる内容になる予定です。
■コードネーム * Wrestling(発売日:2025年)
ファンから人気の高いゴブリン、キスキン、フェアリー、エルフがいるローウィンの次元が舞台です。2025 年発売予定のコードネーム「Wrestling」のセットで、マジックはローウィンに回帰します。
■コードネーム * Yachting(発売日:2026年)
「Yachting」のコードネームで呼ばれるこのセットは、マジックの最近導入された次元の 1 つであるアルケヴィオスのストリクスヘイヴンへ回帰する内容になる予定です。
■コードネーム * Ziplining(発売日:2026年)
2026 年に発売されるコードネーム「Ziplining」のセットで、マジックのファンは、数年にわたる長編ストーリーの壮大な完結を目にすることになります。
<新「Secret Lair」統率者デッキ>
マジックの「Secret Lair」チームは常に限界を押し広げ、新たな領域に踏み込んでいます。
新しい 100 枚入り統率者デッキ「天使」は、新しいアートのカード、フォイルで初公開のカード、
2001 年のビデオゲーム版マジック:ザ・ギャザリングでしか見たことのないユニークなメカニ
ズムのカードが収録されています。在庫限りの限定生産品で、8 月 10 日午前 9 時(太平洋標
準時)に 149.99 ドルで発売されます。
「FINAL FANTASY」シリーズは、1987 年の第 1 作発売以来、最先端の映像技術と独特の世界観、豊かなストーリー性で、世界中のお客様から高い評価を得ている、日本発のロールプレイングゲームです。欧米市場にも積極的に展開し、全世界で累計 1 億 8,000 万本以上(※1)の出荷・ダウンロード販売を達成しています。
※1:パッケージソフト出荷数とダウンロード販売数の合計
©SQUARE ENIX
<全世界で 5 千万人が熱狂する戦略トレーディングカードゲーム>
「マジック:ザ・ギャザリング」は 1993 年にアメリカで発売された、世界初のトレーディングカードゲームです。数学者のリチャード・ガーフィールドによって生み出され、現在では8の言語で翻訳、全世界で70以上の国と地域で5千万人を超えるファンとプレイヤーを魅了しています。マジックでは強大なクリーチャーを召喚し、強力な呪文を唱えながら、対戦相手のライフを 0 点にするなどの勝利条件を満たすことを目指します。年間を通して発売される新しいカードセットにより、ゲームの環境は常に変化しています。
日本公式ウェブサイト : http://mtg-jp.com/
日本公式 Twitter アカウント : https://twitter.com/mtgjp
<世界最高の戦略トレーディングカードゲームを PC・モバイルで>
「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ(MTG アリーナ)」は、より手軽かつ本格的にマジックを遊ぶことができる、基本プレイ無料の PC&モバイル端末対応ゲームです。直感的な操作や迫力あふれる演出、世界中のプレイヤーと即座に繋がるマッチングシステムなど、紙のマジックとは一味違うプレイ体験をあなたにお届けします。今や MTG アリーナは数々の競技イベントに採用され、e スポーツとしてのマジックをリードしています。
MTG アリーナページ(日本公式サイト) :https://mtg-jp.com/mtgarena/
MTG アリーナ日本公式 Twitter アカウント :https://twitter.com/MTGArenaJP
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