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東京都千代田区の「note place」で8月10日(木)から15日(火)にかけて開催されるイベント「RTA in Japan Summer 2023」にて、Wii用ゴルフゲーム『プロゴルファー猿』のRTAが開催された。
2008年に発売されたWii用ゴルフゲーム『プロゴルファー猿』は、藤子不二雄Ⓐ氏が週刊少年サンデーにて1974年より連載を開始した漫画作品『プロゴルファー猿』を原作とするゴルフゲームだ。
本来のゴルフを到底ロケ―ションを舞台に、猿谷猿丸らが戦う原作の世界観をベースにした作品となっている。いっぽう、撃った球があらかじめ用意された数か所のロケーションのみに落下する「すごろく」のようなシステム、明確にストーリーを再現したモードが存在しない仕様、圧倒的にゲームプレイを左右する複数の運要素などにより、いわゆる“迷作”といった立ち位置で知られる作品となっている。
このたび実施されたRTAはゲームの達成度に関係なく最速クリアを目指すカテゴリである「Any%」として実施され、予定時間は15分。2016年の「RTA in Japan」でも『プロゴルファー猿』に挑んだバカンダ氏、そしてSAS氏が走者を務め、核氏が解説を務めた。
RTAは本作の「マッチ」モードで実施され、6ホールの試合を4勝および3勝1引き分けすることでクリアを目指す。そもそもWii用ソフト『プロゴルファー猿』のメインコンテンツである「マッチ」モードはかなりコンパクトなボリュームであるため、的確なプレイングにより爆速でエンディングに到達することを目指すのである。
なお、前述のとおり本作は運要素が多く、例えば試合を行うステージは最初のマップ以外ランダムで選択されるほか、ショートカットに使用する「必殺技」の発動などを左右する天候もランダム。そして対戦相手もランダムで選択される。
無論RTAにおいて「ボールをカップに入れるまでの基準打数」などにより、コースの有利不利が存在する。しかしながら、それらがランダム要素に左右されてしまう点が本RTAの恐ろしさとなっているだろう。
実際に行われたRTAではふたりとも猿谷猿丸を使用してスタート。ランダム要素の多い本作らしく、高確率で「池ポチャ」する場面を敵NPCが突破してきたり、RTAとして好ましくないステージが続いたりと本作ならではの「運要素」が襲い掛かる。
とはいえ、RTA走者として積み上げられたノウハウと冷静な判断、崖にブチあてて球をチップインさせたり、間欠泉を駆使して飛距離をのばしたり、はたまたボールをなびいている旗に当て、そのまま真下に落としてカップインさせたりする必殺技を見事に成功させスピーディーに完走。
記録はバカンダ氏は9分4秒、SAS氏は6分21秒となっており、爆速の超次元ゴルフを披露した。
現在のタイムアタックは『プロゴルファー猿』
必殺技、決まりました!
配信はこちらから⇒https://t.co/iSbmGPKZXj #RTAinJapan pic.twitter.com/f0S0sN35YP
— RTA in Japan (@RTAinJapan) August 11, 2023
また、SAS氏は完走後のコメントにて、同氏がRTAをはじめた切っ掛けは「RTA in Japan」にてバカンダ氏が実施したWii用ソフト『プロゴルファー猿』のRTAだと語った。
コメントによるとバカンダ氏のRTAやインタビューに出会うことで、SAS氏は「好きなゲームでRTAをして良い」ことに気づいたという。ルーツであるバカンダ氏とRTAの並走をできたことの感謝を述べ、Wii用ゴルフゲーム『プロゴルファー猿』Any%RTAは感動の結末を迎えた。
ちなみに、SAS氏が初めてRTAに挑んだ作品は『メジャーWii パーフェクトクローザー』という作品であり、こちらも“いわくつき”の作品として知られる作品である。
「RTA in Japan Summer 2023」は8月15日(火)まで開催されるため、興味がある読者は引き続き同イベントをチェックしよう。
RTA in Japanの公式X(旧Twitter)はこちらバカンダ氏のXはこちらSAS氏のXはこちら核氏のXはこちらRTAinJapan - Twitchはこちら
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