広告をスキップ

『坂本ですが?』や『ミギとダリ』を手掛けた漫画家・佐野菜見氏が死去。進行の早い癌により闘病1か月という早さで8月5日に旅立った

 8月16日、漫画雑誌「ハルタ」の発表により『坂本ですが?』や『ミギとダリ』などを手掛けた漫画家・佐野菜見氏が8月5日に亡くなったことが判明した。

 佐野菜見氏は2010年にKADOKAWAが刊行する漫画雑誌「Fellows!」(現ハルタ)にて喫茶店を舞台に少年の群像を描く切り作品『ノンシュガーコーヒー』を掲載してデビュー。その後スタイリッシュすぎる高校生「坂本」の異常な行動を繊細なタッチで描くギャグ漫画『坂本ですが?』を2011年より発表し、同作は『このマンガがすごい! 2014』オトコ編第2位や2013年の「コミックナタリー大賞」で対象を受賞する人気作となった。

 『坂本ですが?』のアニメ版は2016年より放送され、緑川光さんが坂本の声を務めた。

 また、2017年からは二人で一人の人物を演じる双子が養子となり、母を殺した犯人を探し復讐する様をシュールに描く『ミギとダリ』を連載。2021年には同作のアニメ化が発表され、10月よりアニメ版が放送を予定している。

 このたびの発表では佐野菜見氏の家族からのコメントも公開され、進行の早い癌により闘病一か月を経て8月5日に亡くなられたことが明かされている。

 佐野菜見氏の遺書からの抜粋コメントは以下の通り

 「この人生は
楽しい人生だったわさ
私はこれから多分もっと
自由な世界にいってきます…
アバヨ」

『坂本ですが?』を手掛けた漫画家・佐野菜見氏が死去_001
(画像は ハルタ / Xより)

 また、編集部からのコメントも公開されており、病気が発見されたのは新連載の準備をしている最中だったという。佐野菜見氏は「とにかく漫画にまっすぐな人物」であり、同氏の漫画に携わることが出来たことへの感謝と共に哀悼の意を表した。

『坂本ですが?』を手掛けた漫画家・佐野菜見氏が死去_002
(画像は ハルタ / Xより)

佐野菜見氏の作品 - KADOKAWAはこちら

IMAGE

電ファミ編集部

「ゲームの面白い記事読んでみない?」 あなたの時間を奪う、読み応えたっぷりの記事をお届け! 電ファミニコゲーマーは、最先端のハイクオリティゲームメディアです。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

オタ腐★幾星霜