「マリオ」の現役声優が引退へ。任天堂がチャールズ・マーティネー氏が「マリオの親善大使」となることを発表

 任天堂は公式Xアカウントにて、「マリオ」の声優であるチャールズ・マーティネー氏が声優を務めることを辞めると公表した。チャールズさんはマリオ以外のキャラクターでも声優を担当してきたが、今後はマリオの親善大使に就任し、ファンと交流を続けていくことになるという。

 発表は8月21日23時に行われたもので、全世界で各国の任天堂アカウントが情報を発信した。チャールズ氏と宮本茂氏のメッセージ映像が後日配信される予定だという。

 任天堂の公式Xアカウントでも伝えられているように、チャールズ氏は1996年発売の『スーパーマリオ64』からマリオの声優として起用。2018年には『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に出演し、「単一キャラクターとして100作のゲームに出演したギネス世界記録」にも認定された。

 マーティネー氏はもともとは映画やテレビで俳優として活動していた人物で、じつはビデオゲームへの興味もそれほど当初はなかったものの、友人から「配管工の声優のオーディション」の話を聞き応募したという逸話がある。その際には、シェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」の主人公ペトルーチオにインスピレーションを受け、演技を披露し抜擢されてたという。

 マリオ以外にもルイージ、ワリオ、ワルイージなど任天堂のマリオワールドの顔とも言える主役キャラクターたちを演じてきたチャールズ氏は1955年生まれであり今年で67歳。はたして次の世代では誰がマリオを演じるのか、それとも何らかの形で声が継承されるのか、今後の続報に注目したい。

「任天堂」公式Xアカウントはこちら

電ファミ編集部

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