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第一次世界大戦直後のドイツを舞台に革命を描く激渋&激重ボードゲーム『ワイマール:民主主義の戦い』が10月上旬に発売決定。4人プレイヤーで6時間を要するヘビー級の作品

 9月12日、ホビージャパンはボードゲーム『ワイマール:民主主義の戦い』を10月上旬にリリースすると発表した。価格は脅威の1万7600円(税込)。
 原作は2022年に発表された『Weimar: The Fight for Democracy』というタイトルで、同年9月6日にキックスターターで€139,455(約2199万7120円)をも集め、多くのプレイヤーから親しまれている。
 今作は、その日本語版となる。

 『ワイマール:民主主義の戦い』は、1918年の第一次世界大戦直後にドイツで実際に起きた革命や、共和国の設立を題材にしたボードゲームだ。
 史実に基づいて制作されたため、ドイツ(ワイマール)共和国誕生後のドイツの歴史と政治問題を実感できるボードゲームとなっている。
 
 パッケージには、ポーランド出身の革命家「ローザ・ルクセンブルク」や、ドイツの深刻なインフレーションを奇跡的に収束させた男「シュトレーゼマン」など、まさしくこの時代に名を残した人物が描かれている。

 皇帝が居なくなり、激動の時代が訪れた“ドイツ(ワイマール)共和国”を舞台に、プレイヤーは4つの主な政党を選び、それぞれが目的の達成を目指す。

 上記で述べたとおり、プレイヤーはそれぞれ社会民主党(SPD)、中央党(Zentrum)、共産党(KPD)、 ドイツ国家人民党(DNVP)と4つの勢力の内から1つを選択し、目標達成のために動く。

 なお、本作をプレイする人数は4人いないと完璧に楽しめないことが本作のキックスターターのFAQで注意されている。

 社会民主党と保守派の中央党は若き民主主義を守ろうとし、共産党とドイツ国家人民党はそれの崩壊を狙う。
 それぞれの陣営ごとに目的が違うので、頻繁に闘争が勃発する。問題が起きたら評議会(レーテ)で勝敗を決めることになるだろう。ここで物事を有利に運ぶためには地位が必要だ。

 評議会で高い地位を得るためには、自分の勢力に協力する一方、都市で勃発している暴動に目を光らせ、威力をもって鎮圧するか平和的に解決するかを選択する必要がある。

 プレイヤーは社会的な大義を推進するために、街頭演説だけではなく政治的な戦場にも足を踏み入れなければならないのだ。

『ワイマール:民主主義の戦い』第一次世界大戦直後に起きた革命を題材にしたボードゲームの日本語版が10月上旬に発売決定_001
『ワイマール:民主主義の戦い』第一次世界大戦直後に起きた革命を題材にしたボードゲームの日本語版が10月上旬に発売決定_002

 ゲームが開始すると、各ラウンドの最初に「議題カード」が設定される。

 今後、解決すべき問題となる「議題カード」を都市に導入し、状況に応じて別のカードを追加しながらプレイを進めることになる。カードは170枚以上あり、当時の重要な出来事や政治家、発展などを映し出している。

 ゲームは最大6ラウンドにわたって行なわれる。
 各ラウンドは「政策カード」や「政党カード」に、「時系列カード」等をプレイしてそのカードの内容で討論をすることができ、それに付随してイベントが発生することもある。
 ゲームの終了条件は、「無政府状態になる」「新政権を樹立し議席の半数を占める」「ナチスの台頭を許す」等、多岐にわたる。

 中央党(保守派)はこれらの状態に陥らないよう頭脳的に立ち回る必要があるが、共産党とドイツ国家人民党はむしろそれらを積極的に目指すので、対立構造がうまれるよう設計されている。

 上記のように今作は、実際の歴史的背景に忠実でありながら、当時とは違った選択をとることも可能だ。ドイツと世界の未来は、あなたの手の中にある。

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(画像はホビージャパンの公式X(旧Twitter)より引用)

 余談だが、キックスターターに寄せられた「プレイヤー数が 4 人固定で、推定プレイ時間が6時間であることが少し心配です」と本作に対するハードルの高さについて出たコメントに対し「skellig-games」は「これは確かに長い時間ですが、本当に深く没入型のゲーム体験に満ちた時間になります。とても6時間とは感じられないでしょう」とプレイ人数については触れずに非常にポジティブなコメントを返していた。

 『ワイマール:民主主義の戦い』は10月上旬にホビージャパンから発売予定で、9月26日22時59分まで予約を受付中。
 価格は17,600円(税込)、9月12日時点では、ポストホビーのページから10%オフの15,840円(税込)で予約購入できる。

『ワイマール:民主主義の戦い』ホビージャパンのページはこちら『ワイマール:民主主義の戦い』ポストホビーのページはこちら

 以下、プレスリリース全文。


芽生えた民主主義の行く先は?
『ワイマール:民主主義の戦い』
日本語版発売のご案内

株式会社ホビージャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:松下大介)は、最初のドイツ共和国の激動の時代を体感できる歴史的・政治的ゲーム『ワイマール:民主主義の戦い』日本語版を 10 月上旬に発売いたし
ます。

『ワイマール:民主主義の戦い』第一次世界大戦直後に起きた革命を題材にしたボードゲームの日本語版が10月上旬に発売決定_004

【ストーリー】

 通りはストライキ中の労働者で埋め尽くされ、緊迫した雰囲気が漂っている。
 この日は何をもたらすだろうか? 武力衝突が起こるのだろうか? 皇帝はどう対応するだろうか?
 わずか数時間後、君主政は歴史となり、共和政が宣言された!

【『ワイマール:民主主義の戦い』とは】

このゲームでは、プレイヤーはドイツ社会民主党(SPD)、中央党(Zentrum)、ドイツ共産党(KPD)、 ドイツ国家人民党(DNVP) のうち 1 つを率いて、それぞれの目標達成のために活動します。
若き民主主義を守ろうとする勢力と、それを崩壊させようとする勢力による闘争が、共和国中で、そ して議会で荒れ狂うのです。
ゲームには 170 枚以上のカードが入っており、当時の重要な出来事、政治家、発展を映し出します。ラ ウンド中に各カードを出すことで、その内容での討論やイベントが発生します。
ゲームの終了条件は、無政府状態になる、新政権を樹立し議席の半数を占める、ナチスの台頭を許す 等多岐にわたります。
自分の目標に応じてこれらを積極的に目指したり、逆にこれらの状態に陥らないように立ち回ったり することになるでしょう。

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 『ワイマール:民主主義の戦い』は、ワイマール共和国誕生後のドイツでの歴史と政治を体感できる、シミュレーションゲームのシステムにインスパイアされた、カードドリブンのユーロスタイルボードゲームです。

【商品情報】

●商品名:『ワイマール:民主主義の戦い』日本語版
●価格:17,600 円(税込)
●プレイ人数:4 人
●プレイ時間:360 分
●対象年齢:14 歳以上
●ゲームデザイン:マティアス・クラマー
●アートワーク:フリスティアン・オッペラー
●内容物:大型 2 層式ゲームボード、170 枚以上のユニークカード、280 個以上の木製駒類、
政党ボード 5 枚、プレイヤーエイド 4 枚、ルールブック 1 冊、プレイブック 1 冊
© 2023 Hobby JAPAN (Japanese Version) under licence of Skellig Games GmbH and Spielworxx GmbH

【関連リンク】

●ホビージャパンのゲーム商品案内 https://hobbyjapan.games/
●ホビージャパン・ゲームツィート https://twitter.com/HobbyJAPAN_GAME
●ポストホビーWEBSHOP|アナログゲーム https://www.posthobby.com/hpgen/HPB/entries/3.html

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電ファミ編集部

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