“UnityRuntime Fee”導入で『Cult of the Lamb』が2024年1月1日で配信終了と宣告。インストール数に応じて料金支払いが発生するUnityの新たな制度、『Among Us』手がけるInnerSlothなども声明を発表

 「Unity」のインストール数で料金支払いが発生する新システム「UnityRuntime Fee」が発表されたことを受けて、『Cult of the Lamb』公式X(旧:Twitter)にて同作を2024年1月1日で配信終了すると発表した。

 Unityは、Unity Technologiesが開発するゲームエンジン。9月13日(水)に発表された「UnityRuntime Fee」は“成功したゲーム”に適用されるもので、収益やインストール回数が制定された「しきい値」を超えるとインストールごとに料金の支払いが発生する。

 公式サイト内・Unity ブログではその適用範囲として収益しきい値、インストール数しきい値などが公開されており、Unity Personal および Unity Plusでは20万回のインストール、Unity Proでは100万回のインストールから「Runtime Fee」が適用されるようだ。

 これを受けて、羊カルト宗教運営シミュレーション『Cult of the Lamb』の公式Xは、「Runtime Fee」の開始日である2024年1月1日に配信を終了することを発表し「買うなら今」とポストした。

 開発元のMassive Monsterとしても声明を発表しており、同チームはUnityでない開発ツールを使用することでプロジェクトに大幅な遅れが出ることを明かした。また、それ以外の開発者についても大きな課題をもたらすとして、本制度について非難の声を上げた。

 

 

 

 このほかにも『Among Us』の開発を手がけるInnerSlothは使用を取りやめることを検討しているという内容の声明を発表しており、文章の最後には「Stop it. Wtf?」と強い不満を表明している。

 国内外から不安の声や非難する声が続出している同システム。「公式のコメント」とされるものでも情報が食い違うなど、開発者の混乱は続きそうだ。

Steam『Cult of the Lamb』

電ファミ編集部

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