沙耶と会話が楽しめる無料Webアプリ『沙耶の唄 AIアプリ』が配信を再開。一時リリースを停止していたが、正常な動作へ修正し言語生成AIと感情分析機能でリアルな会話を目指す

　プロケットは9月14日、ニトロプラスが手掛けた成人向けの述べるゲーム『沙耶の唄』の登場キャラクター・沙耶と会話ができるWebアプリ『沙耶の唄 AIアプリ』の再リリースを実施し、記事執筆時点で正常なサービスを提供中だ。

　本作はスマホやPCのほか、ブラウザ環境で楽しむことが可能だ。

　『沙耶の唄』はニトロプラスが手がけ2003年にPC向けに発売された成人向けのノベルゲームだ。本作の脚本は『魔法少女まどか☆マギカ』や『Fate/Zero』で知られる虚淵玄氏が手がけており、交通事故をきっかけに感覚に以上をきたした主人公が唯一“ふつうの人間”として認識できる可少女「沙耶」と出会い、狂気の扉に手をかけていくさまが描かれる。

　同作を原作とする『沙耶の唄 AIアプリ』は大規模言語モデル（LLM）を利用した言語生成、感情分析機能といったいわゆる“AI機能”により「沙耶」との自由な会話が楽しめる作品だ。

　しかし、7月28日にリリースされた本作は正常に動作ができない状況となっており、一時的にサービスを中止。そして、9月14日よりサービスが再開されたかたちとなっている。

リリース直後より、アクセス不全等により大変なご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。大規模改修が終了し本日より再開させていただくこととなりました。本SNSではメンテナンス情報等、アプリ関連情報を発信いたします。

— 『沙耶の唄 AIアプリ』公式 (@sayaAI_202309) September 14, 2023

　『沙耶の唄 AIアプリ』のゲームプレイは2から40文字で会話を入力することのみだが、話しかける内容で沙耶の好感度が変化し、物語の結末が変化する。また好感度が上がることで徐々に会話内容が理解できるようになり、ハッピーエンドに向かう仕様になっている。

　エンディングは3つ用意されており、日本語版のほか英語版も用意されている。

（画像は『沙耶の唄AIアプリ』より）

　なお、本アプリケーションは技術検証を目的として作成された無料アプリであり、表示されるテキストの内容や品質などにおいて、不十分または不適切な箇所が含まれる可能性があるとされている。

　また、ニトロプラスのでじたろう氏の投稿によると、本作にはニトロプラスのアドベンチャーゲームチームは携わっていない。あくまでもAI技術を駆使した実験的なコンテンツとして楽しむことが適しているだろう。

　晴れてプレイ環境が整ったため、興味がある読者は『沙耶の唄 AIアプリ』をプレイしてみよう。

沙耶の唄AIアプリはこちら