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SIEのジム・ライアン氏が2024年3月に退職へ。CEO、プレジデントとしてPS5の推進に務める

 PlayStationの公式Xアカウントは、SIEのジム・ライアン氏が2024年3月をもって同社を退職する予定であることを明らかにした。

 ニュースメディアBloombergの報道に次いで公式発表された情報となり、ライアン氏は発表の中で30年間務めたSIEを退職すると明言。2024年4月1日付けで、十時裕樹氏がSIEの暫定CEOに任命されると発表した。

 公式発表によれば、十時氏は2023年10月の段階でSIEへの会長に就任し、2024年4月1日付けでSIEのCEOに就任しジム・ライアン氏からの引き継ぎに対応する予定とのこと。次の人事が確定するまでの暫定的な役職代行であることが示唆されている。

 ライアン氏は発表の中で、30年にわたり関わってきたSIEに関して振り返り感謝しつつ、欧米での生活と北米での仕事を両立させるのが難しくなってきたとコメント。何百万人もの生活に影響を与える製品に携われて光栄だとした上で、今回退職することになったと伝えた。また現ソニーグループの吉田憲一郎氏に対し、多大な感謝の意を述べている。また吉田氏もコメントを残し、パンデミック下でPS5のプランを推進したジム・ライアン氏を称賛した。

 ジム・ライアン氏はSIEにおける7代目のプレジデントとして2019年に就任。同年にPS5を発表し、以降PS5の推進に務めてきた。また引き継ぎを担当すると思われる十時裕樹氏は1987年にソニーに入社。以降、ソニー銀行などを中心にキャリアを積み重ねてきた人物となっている。

 十時氏の経歴は以下のように公式サイトで紹介されている。

SIEのジム・ライアン氏が2024年3月をもって退任へ_001

1987年 ソニー株式会社 (現 ソニーグループ株式会社) 入社後、財務部やロンドンの駐在を経て、ソニー銀行株式会社の立ち上げに携わる。その後、ソネットエンタテインメント株式会社(現 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)で代表取締役CFOを務め、2013年にソニー株式会社の事業戦略、経営企画、財務、新規事業創出等を担当。翌年、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社のCEOとして、スマートフォン事業の構造改革を遂行。2017年にソニー株式会社で中長期経営戦略の立案を担当した後、2018年 代表執行役専務CFO、2019年 取締役に就任し、2021年よりソニーグループ株式会社の取締役 代表執行役 副社長 兼 CFOを務める。現在はソニーグループ株式会社の取締役 代表執行役 社長 COO 兼 CFOを務める。2018年より当社社外取締役に就任。

About | 十時裕樹 | 役員紹介より

Jim Ryan, President and CEO, announces retirement after 30 years with Sony Interactive Entertainment(英語)はこちら

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電ファミ編集部

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