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『アーマード・コア6』のファンコミュニティ上で存在しない「レッドガン食堂のババア」の概念が急に広まり話題に。『仮面ライダー』や『ドラゴンボール』に肩を並べる肝っ玉母ちゃんの集団幻覚

 日々さまざまな話題が行き交うソーシャルメディア「X」上で10月12日(金)ごろ、メカアクションゲーム『アーマード・コア6』のファンコミュニティ界隈で突如生まれた二次創作キャラクター「レッドガン食堂のババア」の概念がトレンドワード入りする自体となった。一体何者なのだろうか。

 本名称はみるみるうちに広まり、執筆時点ではXのトレンドワード3位にランクイン。『仮面ライダー』の新作スピンオフタイトルや『ドラゴンボール』新作アニメの関連キーワードに「レッドガン食堂のババア」が混入する異様な光景を生み出している。

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10月13日(金)午前11時30分台でのトレンド一覧。『仮面ライダー』や『ドラゴンボール』新作の関連ワードに「レッドガン食堂のババア」が異物混入している
(画像は話題を検索 / Xより)

 『アーマード・コア6』の世界で巨大企業のもと奔走する荒くれ者たちの専属部隊「レッドガン」だが、作中で人物の姿が描かれたことはなく、もちろん「レッドガン食堂」と呼ばれる施設や“食堂のババア”は存在していない

 今回のキャラクターは、とあるファンが妄想した「レッドガン隊員らの胃袋を支える肝っ玉母ちゃん」のイメージが次第に拡散・多様化されひとつの形となったものである。

 ファンたちは“鬼”のような物言いをする部隊長「ミシガン」にも容赦なく罵声を浴びせていく様子や、悲しいことが起きた際に涙を流さずタバコをくゆらせる姿など、それぞれのイメージで「レッドガン食堂のババア」の物語を紡いでいるようだ。

 また、なかには若いころ別企業「大豊核心工業集団」のキャンペーンガール「大豊娘々」に選ばれていたと妄想するものや、ミシガンの台詞「愉快な遠足の始まりだ!」が彼女の物言いに影響されたとする“実在しない考察”まで存在。まるでバックストーリーが実在しているかのような解像度の高さや“全盛期の○○コピペ”によるコミカルさなど、多彩な切り取り方で妄想が繰り広げられていた。

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(画像は『アーマード・コア6』より)

 一連の流れを受けて、ミシガン役の声優を務めている佐藤せつじさんも「食事は遠足の基本だ!」と反応しており、“腹が減っては戦ができぬ”食事の重要性を訴えている。

 先述したとおり、『アーマード・コア6』をはじめとするシリーズ作品でパイロットやオペレーターとして登場する人物の姿が描かれることはなく、ファンコミュニティの内部では声や話し方から伝わるキャラクター性をもとに容姿を脳内補完する動きがにぎわいを見せている。

 なかでも“傭兵支援システム”として登場するAI「オールマインド」については、中国出身の漫画家によるファンアートからイメージが収束しつつあり、自由な妄想からさらに一歩踏み込んだ二次創作の世界が展開されているようだ。

『アーマード・コア6』公式サイトはこちら

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電ファミ編集部

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