インベントリの整理整頓がカギを握るローグライト対戦ゲーム『Backpack Battles』の無料体験版が大人気。Steamでは正式リリース前から最大で7000人以上がプレイ中。様々なアイテムをバックパックに詰め込み、他のプレイヤーと「整頓力」を競え

　PlayWithFurciferが開発する『Backpack Battles』が注目を集めている。2024年4月に正式リリース予定の本作であるが、すでに多くのプレイヤーが体験版をプレイしているようだ。

　SteamDBによれば、最近行われた「Steam Nextフェス」の中頃から徐々にプレイヤー数が増加し、直近では最大7000人以上のプレイヤーがバックパックの整理整頓に勤しんでいる。

　『Backpack Battles』は、「デッキ構築型ローグライク」に「インベントリ整理」という要素をくわえた対戦型のローグライトゲームだ。プレイヤーはショップからさまざまなアイテムを購入して装備を整え、ほかのプレイヤーとのオートバトルに挑む。ゲーム開始時と毎戦闘後に訪れるショップに並ぶアイテムは毎回ランダムで、プレイヤーは戦闘毎に得たゴールドを使ってアイテムを購入し、キャラクターを強化していく。

　本作の最大の特徴は、これらのアイテムをプレイヤーがインベントリに手動で収納するという点だ。アイテムを無駄なくインベントリに収めるため、配置やアイテムの方向、サイズなどに頭を悩ませながら整理整頓していく必要がある。アイテムには配置によるボーナス等もあり、賢く整理すればするほどキャラクターも強くなっていく仕組みだ。

　ラウンドが進むとインベントリの拡張も行えるようになり、より多くのアイテムが詰め込めるようになる分、複雑さも増していく。合成システムや、武器のスロットにはめ込む宝石のようなシステムもあり、プレイヤーの判断力と整理整頓力が試されるやり込みがいのあるゲームとなっている。体験版の段階で、すでにランクマッチも用意されている。

　本作は正式リリース前ながら、体験版のバランス調整とアップデートが精力的に続けられており、こうしたことも人気の一つだろう。10月15日のパッチノートでは、本作がSteam上で現在もっともプレイされている体験版であることに触れ、体験版のプレイとウィッシュリストへの登録について感謝を述べている。

　本作の無料体験版は記事執筆現在、Steamストアページからダウンロードできる。体験版では英語と中国語（簡体字）のみ対応となっているが、ストアページでは日本語対応となっており、本作の公式Discordサーバー上での開発者の発言によれば、正式リリース時に日本語対応となるようである。

『Backpack Battles』Steamストアページ（体験版）はこちら