ストリーマーに人気のAVerMedia最新キャプチャーボード『GC553G2』が11月17日に発売へ。扱いやすいUSB Type-C接続でついに4K60fps映像のキャプチャーが可能に

11月2日19:36追記：記事公開時、製品説明の一部においてUSB 3.2 Gen1 Type-C対応と記載しておりましたが、USB 3.2 Gen2 Type-C対応の誤りでした。お詫びして訂正したいます。

AVerMediaは11月2日、USB 3.2 Gen2 Type-C端子対応で4K60fpsの映像をキャプチャ可能なゲームキャプチャーデバイス『Live Gamer ULTRA 2.1 – GC553G2』（以下、GC553G2）を11月17日（金）に発売すると発表した。

同製品を取り扱うPCワンズによると、販売価格は3万9798円（税込）となっている。

お待たせしました！4K144fps、4K120fpsのパススルー表示に対応したGC553の後継機種、「GC553G2」が11/17(金)に発売となります。

USB3.2 Gen2 Type-C対応製品になります！！https://t.co/yUt5H9hCtl

— AVerMediaJP (@AVerMediaJapan) November 2, 2023

『GC553G2』は、同社製ゲームキャプチャーデバイスとして人気を博した『GC553』の後継機種となるゲームキャプチャーデバイスだ。

本製品の特徴としてはまず、4K60fpsの映像のキャプチャーに対応している点が挙げられる。前世代の『GC553』の映像キャプチャーは4K30fpsまでの対応だったが、本製品はUSB 3.2 Gen2 Type-Cでの接続に対応することで、より高いフレームレートでのキャプチャーを実現しているようだ。

また本製品はAvermediaとしては初となる4K144fps、4K120fpsのパススルー表示にも対応しており、出力用のHDMIケーブルを外部モニタに接続することで、キャプチャを行いながらも遅延のない高フレームレートの映像を表示可能となっている。

（映像はAVerMedia『GC553G2』紹介ページより）

また本製品は、ゲームキャプチャーデバイス界隈ではおそらく初となるUSB 3.2 Gen2 Type-Cによる接続を利用するというのも注目のポイントだ。

これまでに発売された4K60fps映像のキャプチャーに対応した製品としては、AVerMediaの『GC555』や、Elgatoの『Game Capture 4K60 Pro MK.2』などが存在しているが、これらはいずれもまだ普及率の低いThunderbolt端子を利用する形式であったり、PCI-eを利用するPC内蔵型であったりと、利用のハードルがやや高いのが課題となっていた。

これまでに発売された4K60fpsキャプチャーが可能な主なキャプチャーデバイス

・AVerMedia『Live Gamer Volt GC555』（接続方法：ThunderVolt）

・Elgato『Game Capture 4K60 Pro MK.2』（接続方法：PCI-Express 2.0 x4）

・Elgato『4K60 S+』（接続方法：USB 3.0、ただしハードウェアエンコードを経由してデータを転送）

既存の4K60fpsキャプチャー対応製品でこういった接続方法が用いられてきた背景には、前世代機種である『GC553』などが利用してきたUSB-Type C&USB-Type A端子のケーブルを用いる接続方法ではデータの転送速度や安定性に不足があったためと考えられる。

本製品のキャプチャー品質がどの程度になるのかはまだ不明なものの、そういった流れの中で本製品が比較的普及率が高くなってきおり、利用のしやすいUSB 3.2 Gen2 Type-Cに対応するという点は、大きな注目ポイントといえるだろう。

なお本製品はPC本体のUSB3.2 Gen2 Type-C端子に接続する必要があるため、PC側に同端子の接続用ポートがないと利用できないことには注意しておきたい。