電ファミ編集部
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国内のクリエイターであるキング氏は11月19日、Flashゲームとして人気を博した『人生オワタの大冒険』、『ロッコちゃん(Rokko Chan)』『人生オワタの大冒険2』をブラウザから無料で遊べるかたちで再公開した。
Ruffleを使ってFlashをブラウザ上で動かせると聞いたので、過去のFlashゲームを再び遊べるようにしました。オワタの大冒険はどちらも今再び出しても良いものなのかと悩んだのですが、どのみち一度世に出してしまった物なので、このまま置いておく事にしました。https://t.co/D14fFNAQ9H pic.twitter.com/Eig7lRoHSU
— キング (@king_75) November 19, 2023
『人生オワタの大冒険』は2007年より公開を開始した2Dアクションゲームだ。かつて大型掲示板である2ちゃんねる(現5ちゃんねる)にて流行した「樹海に向かうこと」を示すネットミーム「人生オワタ \(^o^)/」をモチーフにしたキャラクターを主人公に、アスキーアートを題材にした世界で冒険をする作品となっている。
ゲームプレイは移動とジャンプ、遠距離攻撃のオワタバスター、自爆などを基調とするシンプルな設計だが、ステージギミックとして無数の罠が用意されており、本作はいわゆる“死にゲー”として国内外を問わず大きな人気を博した。
インディーゲームにおいては『I Wanna Be the Guy』が『人生オワタの大冒険』の影響を受けており、同作の後を追うように個人開発者の作品において「2Dの死にゲー」がしばしば制作されている。
いっぽう、『ロッコちゃん(Rokko Chan)』は2011年に公開された『ロックマン』シリーズをオマージュした2Dアクションゲームだ。
約2年の歳月をかけて制作されており、重厚なドット絵のオープニングをはじめとした高い完成度、そしてヒリつく高難度のゲームプレイが特徴の作品となっている。
そして、『人生オワタの大冒険2』は2020年12月31日にサポートが終了したAdobe Flashの終焉を前に、2020年8月にリリースされた作品だ。
作品そのものが「Adobe Flashの終焉」を題材にしており、本作では消滅しつつある世界を舞台に「人生オワタ \(^o^)/」がアスキーアートの世界を冒険することとなる。
このたび再公開された作品群は、オープンソースのAdobe Flashエミュレーター「Ruffle」を駆使して実施されている。キング氏の作品に関してはFlashゲームのほか、Unityで制作された『RokkoChan3D』といった作品も公開されており、新作の構想も用意しているという。
『人生オワタの大冒険』や『ロッコちゃん(Rokko Chan)』といった作品を楽しんだ読者は、キング氏のX(旧Twitter)アカウントをフォローして、今後の活動もチェックしよう。
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