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『SIREN』外山圭一郎氏とホラー漫画の旗手・伊藤潤二氏が「ホラー」について語り合う対談映像が公開。日常に潜む恐怖を題材にする両者のルーツが明らかに

『SIREN』や『サイレントヒル』などを手がけたディレクター外山圭一郎氏が設立したゲームスタジオBokeh Game StudioのYouTubeチャンネル上で、外山氏とホラー漫画家伊藤潤二氏の対談動画が公開された。

本対談は外山氏が様々なジャンルで活躍するクリエイターと対談を行う企画シリーズ「Golden Hour」の新規動画となる。外山氏も創作のうえで影響を受けたという、伊藤潤二作品のルーツやアイデアの発想元などが伺える内容となっている。

伊藤氏も外山氏の代表作『SIREN』をプレイしたといい、コミックとは違った表現方法をもつホラーゲームの手法に感嘆しつつ、「叫びながらプレイした」と笑う。

『SIREN』外山圭一郎氏とホラー漫画の旗手伊藤潤二氏が「ホラー」について語り合う対談映像が公開_001

伊藤氏はまずアイデアを箇条書きすると語る。そこから関連する物事などをリストアップし、それらをチョイスしてストーリーに組み込むことでストーリーを生み出しているとのことだ。氏の代表作『うずまき』も、まず「うずまき」という言葉やモチーフが持つイメージを膨らませることで構想したという。

伊藤氏も外山氏も、往年のホラー・怪奇漫画から強い影響を受けていると公言する。楳図かずお氏や古賀新一氏といった漫画家の作品にルーツがあるとのことだ。

「日常に潜む恐怖」というリアリズムを感じさせるホラーコンテンツを制作している両者ならではの、興味深い話が伺える。

『SIREN』外山圭一郎氏とホラー漫画の旗手伊藤潤二氏が「ホラー」について語り合う対談映像が公開_002

外山氏が伊藤氏の作品の中でとくに気に入っている代表作『首吊り気球』の誕生秘話についても語られる。空を飛ぶ自分の顔が襲ってくるという理不尽で不条理なストーリーは、街にあるアドバルーンから着想を得たとのことだ。

ほかにもゲームとコミックの表現方法の違いや、仕事を進めるうえでの心構え、それぞれの今後の展望などといった話題が語られる。ホラーコンテンツの名手である両氏の話を楽しんでみるといいだろう。

本コンテンツを制作するBokeh Game Studioは新作ホラーゲーム『野狗子: Slitterhead(やくし スリッターヘッド)』を開発中だ。同スタジオの公式YouTubeチャンネルでは、本作の制作風景や詳細情報などを確認できる。

Bokeh Game Studio 公式サイトはこちら

プレスリリースの全文は以下のとおり。


Bokeh Game Studio
伊藤潤二×外山圭一郎の
対談映像「Golden Hour」を公開

『SIREN』外山圭一郎氏とホラー漫画の旗手伊藤潤二氏が「ホラー」について語り合う対談映像が公開_003

Bokeh Game Studio(ボーカゲームスタジオ)は世界的な人気を誇るホラー漫画家である伊藤潤二氏を招き、クリエイティブディレクター外山圭一郎との対談を実施。対談の様子を収めた特別コンテンツ「Golden Hour – Guest: Junji Ito」を本日YouTube にて公開いたしました。

今回の「Golden Hour – Guest: JunjiIto」(https://youtu.be/stzQrcyzyTU)では、ホラー漫画の旗手である伊藤潤二氏との対談が実現しました。かつて外山が制作した『SIREN』発売時には雑誌での対談を行ったり、解析本『SIREN MANIACS』には伊藤氏の漫画『魔声』が掲載されたりと、これまでにも繋がりのあった二人ですが、今回再び対談を行うのはじつに20 年ぶり。
伊藤氏の考える「恐怖」とは何か。ホラー創作において大切にしている点や代表作のエピソードなど伊藤ワールドの秘密を探るとともに、二人が影響を受けたホラー漫画の話題や、外山の好きな伊藤氏の怪作『首吊り気球』が生まれた発想など。漫画とゲーム、ジャンルは異なれども日常に潜む恐怖を描くという共通点のある二人のGolden Hour を存分にお楽しみください。

【ゲストプロフィール】

伊藤潤二 – Junji Ito -1963 年7 月31 日、岐阜県中津川市で誕生。高校卒業後、歯科技工士の学校へ入学し、職を得るも、『月刊ハロウィン』(朝日ソノラマ)新人漫画賞「楳図賞」の創設をきっかけに、楳図かずお氏に読んでもらいたい一念で投稿。1986 年、投稿作『富江』で佳作受賞。本作がデビュー作となる。その後、『道のない街』『首吊り気球』『双一』シリーズ、『死びとの恋わずらい』などの名作を生み出し、1998 年から『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で『うずまき』の連載を開始。その後も『ギョ』や『潰談』など唯一無二の作品を発表し続ける。
世界で最も権威のある漫画賞のひとつである米国アイズナー賞にて、2019 年に『伊藤潤二傑作集10 巻フランケンシュタイン』(英語版)が「最優秀コミカライズ作品賞」を受賞したのを皮切りに、通算4 度受賞の快挙を遂げる。2023 年、仏国アングレーム国際漫画祭にて「特別栄誉賞」、さらに米国サンディエゴ・コミコンでは「インクポット賞」を授与されるなど日本のみならず海外でも高い評価を得ている。2024 年4 月27 日より東京・世田谷文学館にて初の大型原画展が開催決定。以後全国での巡回を予定している。

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【Golden Hour 対談動画】

「Golden Hour – Guest: Shinji Mikami」三上真司氏(https://youtu.be/212JAZqZBTs
「Golden Hour – Guest: Shuhei Yoshida」吉田修平氏(https://youtu.be/0DZwdAKjs3w
「Golden Hour – Guest: Hideaki Itsuno」伊津野英昭氏(https://youtu.be/1yEUS1VDwzo
「Golden Hour – Guest: Fumihiko Yasuda/Makoto Shibata」安田文彦氏/柴田誠氏(https://youtu.be/VVt_YW6t08s)「Golden Hour – Guest: Kazutaka Kodaka」小高和剛氏(https://youtu.be/_nzd6ZESIkE

【Focus 動画】

「Focus – Creative Director: Keiichiro Toyama」外山圭一郎(https://youtu.be/Muv6DA8_gL4
「Focus – Producer: Kazunobu Sato」佐藤一信(https://youtu.be/tKKRB1qVOVM
「Focus – Concept Artist: Miki Takahashi」高橋美貴(https://youtu.be/i5lpMnZHWF4

【Dev Diary 動画】

「Dev Diary: User Tests」(https://youtu.be/XYrOO0SLUAI)「Dev Diary: Motion Capture」(https://youtu.be/y-q0HdoMnyw

【Bokeh Game Studio SNS】

YouTube :https://youtube.com/c/BokehGameStudio
X(Twitter):https://twitter.com/BokehGameStudio
Instagram :https://www.instagram.com/bokehgamestudio/
Facebook :https://www.facebook.com/BokehGameStudio/
Web サイト:https://bokehgamestudio.co.jp/

コピーライト:©Bokeh Game Studio Inc.

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電ファミ編集部

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