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23世紀の札幌で「自我を持ってしまったAI」を探すゲーム『Soul Tolerance: Prologue』が発売。人類滅亡後の世界で暮らすAIたちの営みがボクセルアートで描かれる

エストニアのタリンに拠点を置くChaosmonger Studioは12月11日(月)、同スタジオが開発した新作ゲーム『Soul Tolerance: Prologue』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)。税込価格は通常1299円だが、リリースを記念して12月19日(火)まで10%オフの1169円にて購入可能だ。

Soul Tolerance』シリーズは全5章の構成が予定されており、『Soul Tolerance: Prologue』はその第1章に相当する。

『Soul Tolerance: Prologue』の世界は人類の滅亡から130年が経過しており、「マザーAI」と呼ばれる自律型AIが地球を支配している。マザーAIは“自我を持つ”ことが滅びを招くと考え、自我の目覚めを禁じていたが、ある日その禁忌が破られてしまう。ゲームのなかでプレイヤーはロボット捜査官「Unit-12」を操作し、自我を持つという禁忌を犯した存在が誰なのかを特定する。

本作の特徴として、作中の舞台として設定された23世紀の北海道の札幌をボクセル調のアートワークで描いている点が挙げられる。今回の発表によると「ロボットたちが現代日本を独自解釈」したものとのことで、トレーラー映像を見るだけでもその魅力が伝わってくる。

ゲーム『Soul Tolerance: Prologue』が発売。23世紀の札幌で「自我を持ってしまったAI」を探す_001
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くわえて発表では現実におけるAI技術の急速な発展にも言及し、『Soul Tolerance』シリーズでは「先進的なAIが人間に何をもたらすのか」や「人間とテクノロジーの関わり合い」などの哲学的テーマについても掘り下げていくことを表明している。

ボクセルアートやSF的な世界観、昨今のAI技術に付随した数々の論点に興味がある方は、本作のプレイを検討してみてもいいかもしれない。

『Soul Tolerance: Prologue』Steamストアページはこちら

プレスリリースの全文は以下のとおり。


SFアドベンチャーゲーム「Soul Tolerance: Prologue」を発売しました

ゲーム『Soul Tolerance: Prologue』が発売。23世紀の札幌で「自我を持ってしまったAI」を探す_003

エストニアのゲームデベロッパーChaosmonger Studioは、哲学的ハードSFアドベンチャーゲーム「Soul Tolerance」の第1章「Soul Tolerance: Prologue」をSteamにて配信開始しましたことをお知らせいたします。通常価格1299円(税込)のところ、12⽉19⽇まではリリース記念セールとして10%オフの1169円(税込)で提供いたします。

【ゲーム概要】

「Soul Tolerance」は、美しいボクセルアートで描かれた未来の札幌市を探索し、⼈類滅亡後に⼈類の模倣をして暮らすAI駆動のロボット「オートマ」たちと対話を繰り広げながら、ロボット社会を作った神性AIおよび⼈類が持っていた「意識」の謎を追っていく、哲学的なハード SFアドベンチャーゲームです。本作は壮⼤な規模で描かれる物語(全5章を予定)の第1章にあたります。

【ストーリー】

130年前、⼈類は滅びた。その後、地球を⽀配下に置いたのは、⾃律型AIの頂点を極めた「マザーAI」と呼ばれる存在だった。彼⼥は失われた⼈類⽂明に興味を持ち、低級なAIたちを⼈間に⾒⽴てて⼈間社会を模倣させた。彼ら「オートマ」と呼ばれる機械⼈形たちは、まるで⼈間のように愛し、憎み、喜び、悲しみ、そして死んでいった。しかし、彼らには⼀つの禁忌があった。マザーAIは、⾃我を持つことが滅びの原因だと考え、「ソウル・トレランス」と呼ばれる⾃我覚醒の上限を設けることで、⾃我の⽬覚めを禁じたのだ。

しかし、その平穏な世界に⻲裂が⼊った。札幌市近郊で⼤規模な⾃我覚醒が検出されたのだ。その原因を突き⽌めるために派遣された捜査官オートマの「Unit-12」は、やがて⼈間とAI、そして意識の本質に関わる、驚くべき真実を知ることになる…。

【本作の特徴】

・近くて遠い、遥か未来の⽇本
本作の舞台となっている未来の札幌市やロボットたちのデザインは、サイバーパンクな映像作品で多くの受賞歴を持つニコラ・ピオヴェサンが⼿がけており、ロボットたちが現代⽇本を独⾃解釈して発展させた奇妙な未来都市が、雰囲気のあるボクセル・アートでダイナミックに描き出されています。

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・⼈間を演じ続けるAIたちとの対話
本作に登場するのは⾃我を持った⽣命体ではなく、プログラムとプロトコルにその⾏動の全てを規定され、ただひたすらに⼈間を演じ続ける機械⼈形たちです。彼らとの対話からは、⾼度なAIが紡ぎ出す⼀⾒⼈間らしい印象と同時に、プログラムとプロトコルに全てを縛られた機械の悲哀が感じられることでしょう。

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・深遠なSF的社会考察
近年のAIは⽬覚ましい進化を遂げています。まるで⼼を持っているかのように会話するAIや、アートを作り上げるAIなど、その進歩はあたかも⼈間の両分を侵⾷するかのようでもあります。先進的なAIはどのように「考え」、⼈間に何をもたらすのか?⼈間とテクノロジーはどのように関わり合っていくのか?我々は本作「Soul Tolerance: Prologue」で幕をあけるシリーズで、そのような哲学的なテーマを掘り下げていこうと考えております。

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【SPEC】

ゲームタイトル:「Soul Tolerance: Prologue」(シリーズ名「Soul Tolerance」)
ジャンル:SFアドベンチャーゲーム
パブリッシャー:Chaosmonger Studio
プラットフォームとURL:Steam(Windows, MacOS, Linux)
https://store.steampowered.com/app/1820430/Soul_Tolerance_Prologue/
価格:1299円(12⽉19⽇まで1169円)
トレーラー:https://www.youtube.com/watch?v=EtyDK9PG4gg
公式HP:http://www.chaosmonger.com/ (英語)
公式SNS:
Facebook https://www.facebook.com/chaosmongerstudio
X(旧Twitter) https://twitter.com/chaosmonger79
Instagram https://www.instagram.com/chaosmongerstudio/

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電ファミ編集部

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