電ファミ編集部
「ゲームの面白い記事読んでみない?」 あなたの時間を奪う、読み応えたっぷりの記事をお届け! 電ファミニコゲーマーは、最先端のハイクオリティゲームメディアです。
【※更新】12月27日19時30分:記事公開時、記事内で紹介しているAIボイスチェンジャー『ParakeetVC』の表記を『Parakeet.VC』としておりましたが、12月27日にParakeet社より製品名を『ParakeetVC』に変更したとの発表がありましたため、表記を変更いたしました。
Parakeet株式会社は12月25日、東北ずん子プロジェクトの人気キャラクター「ずんだもん」などの声になれるリアルタイムAIボイスチェンジャー『ParakeetVC』(パラキート・ブイシー)のα版をWindows PCおよびMac PC向けにリリースした。
α版については価格は無料となり、2024年1月末まで利用可能となる。
Parakeet․VCのα版をPC向けに公開しました!
α版では109名の全キャラクターと全機能が1月末まで期間限定で完全無料です!
高速・高品質な次世代AIリアルタイムボイスチェンジャーを是非体験してください!#ParakeetVChttps://t.co/wATSIYmgeU pic.twitter.com/gTaHdJ2HOG— Parakeet 株式会社 (@ParakeetIncCom) December 25, 2023
ParakeetVCは、高品質・低遅延・低容量をうたうリアルタイムAIボイスチェンジャーだ。本製品は高品質な変換に加えて、GPUを利用せずCPUのみで動作しつつも変換の遅延を0.1秒程度にとどめ、109人の音声モデルをひとつのパッケージまとめつつも150MBという低容量を実現しているのが特徴となっている。
また本製品は「ずんだもん」、「東北きりたん」、「東北ずん子」といった東北ずん子プロジェクトキャラクターの声や、「つくよみちゃん」「小春音アミ」といった人気キャラのボイスを採用しているという点も注目ポイントだ。
なお、この中でも人気となりそうな「ずんだもん」の声を採用したリアルタイムAIボイスチェンジャーとしては、これまでにも無料ソフトの『MMVC』や、DiscordやGoogle meets向けに作られアバター機能を備える『Vme!』といったものが存在している。本製品はそれぞれと比べると初回の調声が簡略化されている点や変換が高速な点、また汎用的なAIボイスチェンジャーソフトのためYouTube Liveなどのライブ配信にも利用しやすくなっているのが大きな違いになると考えられる。
今回、テストを兼ねて筆者が実際にソフトを使用してみた際には、初回起動時は以下の画像にある文章を読み上げるだけで調声が完了し、その後はボイスチェンジャーをONにするだけですぐに使用できることが確認できた。
なお本製品は仮想オーディオインターフェースとしての機能は持っていないため、変換した音声の出力先はオーディオインターフェースの出力デバイスに割り当てる必要があり、そのままでは変換した音声をDiscordの通話用に割り当てたり、OBS Studio等の配信用ソフトで入力デバイスに指定できないことには注意したい。
こういった用途で利用したい際には、仮想オーディオデバイスとして機能する『VB-CABLE』や『VoiceMeeter Banana』といったソフトなどを経由して、出力した音声を別の入力デバイスに割り当ててやる必要がある。これを実現する方法については公式ドキュメントに記載があるため、興味のある方はこちらのページを参考にされたい。
本製品はα版の提供期間となる2024年1月末までは全機能が無料で提供。また本製品に音声を提供している「小春音アミ」の公式Xアカウントによると、その後も「ずんだもん」、「つくよみちゃん」、「小春音アミ」に関しては無料で使用できる予定とのことだ。
Parakeet株式会社様がリリースされた
高速・高品質なAIリアルタイムボイスチェンジャー「Parakeet․VC」に音声を提供させていただきました!
1月末まで全キャラ無料、ずんだもん・つくよみちゃん・小春音アミ(CV:あみたろ)はその後もずっと無料です!
爆速ボイチェン試してくださいー!#ParakeetVC https://t.co/IakWGUkn4d— あみたろ │ 小春音アミ公式 (@amitaro_utau) December 25, 2023
なお本製品の商用利用や、動画サイトでの利用に関しては、キャラクターごとの利用規約に沿った運用やクレジット記載などが必要となっている。詳細については公式サイトの記載や各キャラクターの紹介ページを参照されたい。
また本製品を開発するParakeetの代表を務める中村泰貴氏によると、本製品はPC版だけでなくスマートフォン版も開発中とのことだ。公開時期については未定となっているが、同氏のXアカウントにて動作テストの様子が確認できる。
リアルタイム音声変換ソフトウェア Parakeet VC のスマホ版実機デモ動画を公開しました!スマホでも、わずか 0.1秒ほどの遅延で動作します。前回の Waitlist 公開からすでに、1,000名を超える方にお待ちいただいております!公開まで、もう少々お待ちくださいませ!https://t.co/q3Pd73I3Zv pic.twitter.com/Kzk29a3Jb6
— NT (Nakamura Taiki) (@supikiti) October 27, 2023
また本製品のリリースに合わせて、「ずんだもん」を展開する東北ずん子ずんだもんプロジェクトは「ずんだもん」になりきれるLive2Dモデルの配信を開始した。これをParakeetVCとあわせて使えば、声も姿も「ずんだもん」になりきることが可能だ。モデルの詳細については以下の記事を参照されたい。
『ParakeetVC』のα版は、Windows PCおよびMac PC向けに公開中だ。価格は無料で、2024年1月末まで利用可能となっている。
電ファミ編集部
「ゲームの面白い記事読んでみない?」 あなたの時間を奪う、読み応えたっぷりの記事をお届け! 電ファミニコゲーマーは、最先端のハイクオリティゲームメディアです。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます
特集記事
ランキング
電ファミ新着記事
2024.11.1
ランキング
2022.12.17
特集記事