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多国籍メディア企業のワーナー・ブラザース・ディスカバリーは3月7日(木)、3DCGアニメ『RWBY』シリーズで知られる子会社・Rooster Teethの閉鎖決定を従業員向けに発表した。VarietyやDeadlineをはじめとする海外メディアが本トピックを報じている。
2003年に設立されたRooster Teethは、童話をモチーフにした少女たちと人類を脅かす脅威の戦いを描く代表作『RWBY』や、一人称視点シューティングゲーム『Halo』をもとにしたOAV作品『Red vs. Blue』など、CGアニメーションをはじめとした先駆的なデジタルコンテンツのスタジオである。
海外報道によると、事業終了に関する今回の発表はRooster Teethの全社会議にて発表されたのち、同社のゼネラルマネージャーであるJordan Levin氏の社内メールによって共有された。あわせて、同日には公式Discordサーバーおよび公式サイト上でも同様のアナウンスが公開されている。
Levin氏は文面のなかで「消費者行動の根本的な変化や、プラットフォーム、広告、愛用者間のマネタイズに起因するデジタルメディアが直面する課題」をスタジオ閉鎖の要因として挙げている。
なお、Rooster Teethは当面、独自の映像・ポッドキャスト配信サービスを主軸とした現行形式での運営を継続する方針を示しており、Levin氏は文面のなかで、今後数日から数週間のうちに従業員や一般ユーザー向けの情報を改めて告知する方針を示している。
近年のエンターテインメント業界では新型コロナウイルスの影響を引きずる形でのレイオフやスタジオ閉鎖が相次いでいる。ゲーム業界ではマイクロソフトやSIE、エレクトロニック・アーツ、Epic Games、Unityをはじめとする大手企業が次々と従業員のレイオフ(一時解雇)を実施した。
一方、アニメ業界でもNetflixやディズニー、クランチロールなどの企業が同様にレイオフや傘下スタジオの閉鎖を発表している。
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