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アーケードゲーム筐体やマンガ原画の保存手法など紹介する「ゲームを・マンガを守る「コト」、守る「モノ」展」が開催中、ブラウザ上で無料で観覧可能。保存に携わる人々の思いも学べる

文化庁は令和5年度「メディア芸術連携基盤等整備推進事業」の一環として3月31日(日)17:00までの期間、ウェブ上で「ゲームを・マンガを守る「コト」、守る「モノ」展」を開催している。

本展示は、ゲーム・マンガなどコンテンツの制作にあたって発生する開発資料や中間制作物、中間素材といったものの保護についてフォーカスしたもの。「ゲームとは?マンガとは?」、「『モノ』を守るための方法」、「ゲームを・マンガを、守る『コト』」の3つの章立てとなっており、写真を交えながら各トピックを解説している。

特に第2章「『モノ』を守るための方法」では、資料の保存について具体的な方法を紹介。アーケードゲーム筐体をメインに収集、保存する「日本ゲーム博物館」(移転のため閉館中)では、ハゲてしまった塗装をパテを使って補修した様子や、薬剤を使った部品の洗浄などを行なっているほか、情報共有や修理の様子を発信している。

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(画像は「ゲームを・マンガを守る「コト」、守る「モノ」展」より)
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(画像は「ゲームを・マンガを守る「コト」、守る「モノ」展」より)

また、資料を保存するための組織化、体系化を実現しているマンガ分野からは「横手市増田まんが美術館」が本展に協力。マンガの原画という、アナログかつ1点ものである貴重な資料の状態確認やデジタル化、展示など保存の過程を紹介している。

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(画像は「ゲームを・マンガを守る「コト」、守る「モノ」展」より)

さらに、今回本展に協力した「日本ゲーム博物館」と「横手市増田まんが美術館」それぞれへのインタビュー動画も公開されている。

ゲームやマンガにおける完成品ではなく、その過程の資料を「守る」という点に着目して製作された本展。具体的な手法だけでなく、携わる人々の思いも学べるものとなっているので、ゲームやマンガを愛する方はぜひチェックしてほしい。

「ゲームを・マンガを守る「コト」、守る「モノ」展」はこちら

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電ファミ編集部

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