ヤマコシ ショウコ
フルート奏者兼Webライター。好きなショタは小夜左文字、アイドルはランカ・リー、RPGはドラクエ。
2月4日に新宿ピカデリーにて開催された映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』ラクス・クライン生誕記念舞台挨拶のオフィシャルレポートが到着した。
日本を代表するアニメ『ガンダム』シリーズの『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ。遺伝子調整がおこなわれ生まれながらに優れた能力を持つ人間と、自然のままに生まれた人間が対立し争う姿が描かれている。
そんな本シリーズの完全新作映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が1月26日より全国の劇場にて上映開始。そして今回、2月5日のラクス・クラインの誕生日を記念した舞台挨拶が開催され、キラ・ヤマト役の保志総一朗さん、オルフェ・ラム・タオ役の下野紘さん、福田己津央監督が登壇した。
舞台挨拶ではラクスを中心とした話が展開された。田中さんは本作のラクスとキラについて「もうあれはエンゲージですよね。若いですけど結婚できる年齢ですよね、ね?」と強めに保志さんに向かって訴えた。それに対し保志さんは「あ、すごいプレッシャー」と慌ててコメントしている。
下野さんは自身が演じたキャラクターについて「ラクスを押し倒したり、ちょっとオルフェ、お前やりすぎ!」と語った。
またサプライズで福田監督から田中さんへの手紙が届き、田中さんが涙する姿も見られた。
レポート全文は以下、プレスリリースより。
***
2002年10月より全50話で放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』。当時の若い世代に向けて制作され、21世紀最初のガンダムシリーズとして始まり、これまでのファン層に加え多くの女性層を獲得し最高視聴率8.0%を獲得、さらに小学生を中心に第二次ガンプラブームを巻き起こし、新世代のガンダムシリーズとして一世を風靡。その後2004年10月から続編となるTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』が放送開始すると更なる話題性を獲得し、最高視聴率は前作の『SEED』を上回る8.2%を獲得。シリーズ累計のパッケージ販売数は驚異の400万本を超え、TVアニメシリーズの枠に留まらないそのムーブメントは、グッズ、音楽、イベント、実物大フリーダムガンダム立像(上海)など多岐にわたり世界中を席巻しました。
2月5日はラクス・クラインの誕生日。生誕を記念して、田中理恵(ラクス・クライン役)、保志総一朗(キラ・ヤマト役)、下野紘(オルフェ・ラム・タオ役)、さらにサプライズで福田己津央監督もお祝いに駆けつけ、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』ラクス・クライン生誕記念舞台挨拶を実施いたしました。
〜『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』ラクス・クライン生誕記念舞台挨拶イベント概要〜
【日 時】2月4日(日)13:35〜14:15
【会 場】新宿ピカデリー スクリーン1(新宿区新宿3丁目15−15 )
【登壇者】田中理恵(ラクス・クライン役) /保志総一朗(キラ・ヤマト役) /下野紘(オルフェ・ラム・タオ役)
福田己津央監督 *敬称略
INDEX
公開9日間で動員112万人、興行収入18億円を突破し、今なおその記録を更新中の本作。 ガンダムシリーズ最高の大ヒットの中、2月5日に誕生日を迎える劇中キャラクターのラクス・クラインをお祝いする「ラクス・クライン生誕記念舞台挨拶」が2月4日(日)に実施された。誕生日を祝おうと会場に駆けつけた満員の観客に迎えられる中、ラクス・クライン役の田中理恵、キラ・ヤマト役の保志総一朗、オルフェ・ラム・タオ役の下野紘が登壇。それぞれ一言ずつ挨拶し、舞台挨拶がスタートした。
「ラクスクライン役の田中理恵です。よろしくお願いいたします。」と田中が挨拶すると、会場からも「ラクス、誕生日おめでとう〜!」という声が飛び交った。
「ラクス生誕祭に駆けつけましたキラ・ヤマト役の保志総一朗です。ぱっぴぃ〜!今日はネタバレするぞ!よろしくお願いいたします。」(保志)、「同じくラクス生誕祭に駆けつけましたオルフェ・ラム・タオ役の下野紘です。よろしくお願いいたします。今日はラクスを奪い合う構図ですかね」と下野から振られると、保志は「まぁまぁ今日は平和に行きましょう、次こういう機会があったら殴り合いの喧嘩ですね」と冗談まじりに答えた。
ラクス・クライン生誕記念ということで、ラクスの話を中心とした質問が展開。
はじめに、本作で描かれるラクスとキラについて田中は「もうあれはエンゲージですよね。若いですけど結婚できる年齢ですよね、ね?」と強めに保志に向かって訴えると「あ、すごいプレッシャー・・・でも実際『DESTINY』では描かれていないだけだったかも
しれないですよね。監督はキラとラクスは何にもしてないって言ってましたし!」と慌てるように答えた。
そして本作の新キャラクターとして謎のベールに包まれていたファウンデーション王国宰相、オルフェ・ラム・タオは、ラクスと一緒に生まれ、自分の思いのままにラクスを強く求めるというキャラクターであったが・・・。
そんなオルフェを演じた下野は、「ラクスとキラとオルフェの三角関係が、主軸として動いているというのが言えるようになっただけでもだいぶ楽になりました」と、謎のベールに包まれたキャラクターを演じた故のもどかしさを告白しつつ、「オルフェがいたから『ガンダムSEED』の主人公が近付いたのは嬉しいですよね。オルフェとしては、ラクスとキラに出会わなければオルフェ自身も決められたレールを走っていくだけだったんだろうなと思いますし、オルフェにとっての壁がキラとラクスによってもたらされたからこそ、この戦いに発展していった気がします。オルフェも成長していったんじゃないかと思います」と自身のキャラクターの成長を振り返った。
また、本作の“愛”のテーマの象徴ともいえる「必要だから愛するのではありません、愛しているから、必要なのです」というラクスのセリフについて田中は「このセリフはアニメーションに関わらず、自らがこういう風に言われたら、 ぐっとくるなっていうセリフだったので、それを泣きながらどうやってオルフェに伝えようか頑張りました。」とアフレコ時を振り返った。さらにラクスから拒絶されるオルフェを、下野は「あそこまで拒否されると思っていなかったし、彼の中では相当ショックだったと思います。でもラクスを押し倒したり、ちょっとオルフェ、お前やりすぎ!」と自身のキャラに突っ込むと、すかさず田中も「私もすごいびっくりしました!オルフェ、...触ってましたよね?」と劇中のシーンについて言及。「触ってないです!」とオルフェへの疑いを否定する下野だったが、「ただ『SEED』自体が結構そういうシーンありますからね(笑)?」と保志に振り、「何の話を蒸し返そうとしてるのかな。 『SEED FREEDOM』の話をしてください」とまさかの飛び火に返した保志のコメントで会場は笑いに包まれた。そのシーンの収録について田中は「オルフェが部屋を出てった後、ラクスが泣くじゃないですか。オルフェに対しては毅然として、すごんでみせましたけど、本当は怖かったんだろうなと思いましたし、あのシーンは本当に切ないなと思いながら頑張ってお芝居しました」とアフレコ時のエピソードを振り返った。
そして、サプライズで田中宛に福田監督からの手紙が届き、MCより代読された。
以下、手紙の内容(一部抜粋) ======================================================
田中理恵様へ
ラクス・クライン誕生日おめでとう。そして理恵ちゃん。ガンダムSEED放映から20年以上ラクス・クラインを演じてくれて、ありがとう。
理恵ちゃんの声と芝居がキャラクターに深みと感情の豊かさを与えてくれて、ラクスがファンの人たちにとっても特別なキャラクターになったと思います。特に今回のFREEDOMは良かった。
そして透き通るような歌声は、今回は披露することは出来なかったですが、ラクスというキャラクターの思いを伝えてくれる素晴らしいものでした。理恵ちゃんの熱意と才能によって、ラクスが生き生きと画面の中で動き、ファンの共感を呼び起こしてくれました。
20年前を覚えていますか?ラクスとしての初めてのアフレコ。どちらかといえば、メインキャストの中では後発で参加する形でしたが、それでも現場に早く溶け込もうと、必死に頑張っている理恵ちゃんの姿が今も思い出されます。
本当にこの20年は出会いと別れの連続でした。私たちは数々の人と出会い、共に笑顔を分かち合いました。友人、仲間、恋人、夫婦、家族、私たちの人生に彩りを添え意味を与えてくれる存在。しかし、出会いは別れとも結びついています。私たちは愛しい人を失い涙しました。その痛みは心に深く刻まれ、喪失感を与え、大切なものの尊さを思い出させてくれました。出会いと別れは私たちの人生の旅路の一部であり、その重みが私たちを成長させてくれました。これからも新しい出会いと別れは訪れるでしょうが、それは私たちの命の豊かな一部であり、その中で新たな感動と成長を見つけていくでしょう。
泣き、笑い、出会いと別れ。たとえガンダムSEEDが終わったとしても、私たちの物語はこれからも進んでいきます。ガンダムSEEDの中でラクスはあなたのおかげで魅力的で記憶に残る存在になりました。その貢献に心から感謝します。
今後の活躍も楽しみにしております。ありがとうございました。
追伸、そういえば下野くん。オルフェも誕生日おめでとう。...一応ね。
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そして、心温まる手紙に涙する田中や、その姿に会場が感動に包まれる中、ラクスとオルフェを直接祝おうと福田己津央監督がサプライズで駆けつけ、田中と下野に花束を贈呈。
監督は「書いているうちに盛り上がっちゃって手紙が長くなっちゃいました。これ読んだら泣いちゃうかなぁって。でも書いてあることは本当です」と言葉をかけると、田中は「感動しすぎて、涙腺が崩壊してしまいました。アフレコのときの両澤さんとのことも想いましたし、だからこそ悔いが残らないようにしっかりやろうと思って臨みました」と感謝の想いを表した。
キャストが一時降壇している間、監督が会場のファンの方からの質問に答えるという嬉しいサプライズも。
そして最後にはラクスにむけ、ピンクのハロがあしらわれた特製のケーキが登場し、「ピンクのハロだ!可愛い!」と笑顔を見せる田中。保志と下野、監督さらに客席からの「ハッピバースデ~ラクス!」の声が響き会場が祝福ムードに包まれた。
そして最後に代表して田中が挨拶。「2月9日から4DXと、MX4Dと、あと、Dolby Cinemaも始まりますので、音響もかなり違うと思いますし推しのアクスタを持って足を運んでいただきたいなと思います。これからも『ガンダムSEEDシリーズ』、『FREEDOM』をよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました」とファンに向けメッセージを送った。盛大な拍手に包まれる中、ラクス・クライン生誕記念舞台挨拶は幕を閉じた。
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』大ヒット上映中!
配給表記 バンダイナムコフィルムワークス、松竹
権利表記 ©創通・サンライズ
■STORY
C.E.75、戦いはまだ続いていた。
デュランダル議⻑の死により、デスティニープランは消滅したが、同時に大戦終結後の世界を安定させる指標は失われた。
各地で独立運動が起こり、ブルーコスモスによる侵攻はくり返され、人々はさらなる戦乱と不安の最中にあった。
事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする世界平和監視機構・コンパスが創設され、キラたちはその一員として、各地の戦闘に介入する。
そんな折、ユーラシア連邦からの独立を果たした国・ファウンデーション王国から要請があった。
ブルーコスモス本拠地へのコンパス出動を求めるものだ。
要請を受け、キラたちはラクスを伴い、ファウンデーション王国へ向かう。
■CAST
キラ・ヤマト:保志総一朗 / ラクス・クライン:田中理恵 /
アスラン・ザラ:石田 彰 / カガリ・ユラ・アスハ:森なな子 / シン・アスカ:鈴村健一 / ルナマリア・ホーク:坂本真綾 / メイリン・ホーク:折笠富美子 /
マリュー・ラミアス:三石琴乃 / ムウ・ラ・フラガ:子安武人 /
イザーク・ジュール:関 智一 / ディアッカ・エルスマン:笹沼 晃 /
アグネス・ギーベンラート:桑島法子 / トーヤ・マシマ:佐倉綾音 /
アレクセイ・コノエ:大塚芳忠 / アルバート・ハインライン:福山 潤 /
ヒルダ・ハーケン:根谷美智子 / ヘルベルト・フォン・ラインハルト:楠 大典 / マーズ・シメオン:諏訪部順一 /
アウラ・マハ・ハイバル:田村ゆかり / オルフェ・ラム・タオ:下野 紘 / シュラ・サーペンタイン:中村悠一 /イングリット・トラドール:上坂すみれ /
リデラード・トラドール:福圓美里 / ダニエル・ハルパー:松岡禎丞 / リュー・シェンチアン:利根健太朗 / グリフィン・アルバレスト:森崎ウィン /
ギルバート・デュランダル:池田秀一
■STAFF
企画・制作:サンライズ / 原作:矢立 肇、富野由悠季 /
監督:福田己津央 / 脚本:両澤千晶、後藤リウ、福田己津央 / キャラクターデザイン:平井久司 /
メカニカルデザイン:大河原邦男、山根公利、宮武一貴、阿久津潤一、新谷 学、禅芝、射尾卓弥、大河広行 /
メカニカルアニメーションディレクター:重田 智 / 色彩設計:⻑尾朱美 / 美術監督:池田繁美、丸山由紀子 /
CGディレクター:佐藤光裕、櫛田健介、藤江智洋 / モニターワークス:田村あず紗、影山慈郎 /
撮影監督:葛山剛士、豊岡茂紀 /
編集:野尻由紀子 / 音響監督:藤野貞義 / 音楽:佐橋俊彦
主題歌:⻄川貴教 with t.komuro 「FREEDOM」 / エンディングテーマ:See-Saw 「去り際のロマンティクス」
製作:バンダイナムコフィルムワークス / 配給:バンダイナムコフィルムワークス、松竹
■公式サイト
https://www.gundam-seed.net/freedom/
■公式SNS
X(旧Twitter):https://twitter.com/SEED_HDRP
TikTok: https://www.tiktok.com/@seed_freedom_official 【期間限定OPEN!】※2024.3.31(日)23:59まで
大ヒット上映中!
ヤマコシ ショウコ
フルート奏者兼Webライター。好きなショタは小夜左文字、アイドルはランカ・リー、RPGはドラクエ。
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