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奉納には、ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』の新主題歌「あなたと 私と」を歌う松任谷由実さん、舞台『刀剣乱舞』で三日月宗近を演じる鈴木拡樹さん、ミュージカル『刀剣乱舞』で三日月宗近を演じる黒羽麻璃央さんの3人に参加いただきました。当日は厳粛な空気が漂う中行われ、参加した3名はそれぞれ願いを込めて神前に手を合わせ、玉串を納めました。松任谷さんは、刀剣乱舞の世界観を表す美しい吹き寄せ柄の着物に身を包んで参加され、「今までに感じたことのないような安らかさや清らかさを感じ、この先へ、生きていく勇気を感じました。」とコメントしました。久しぶりに「刀剣乱舞」の世界に触れたという黒羽さんは、「懐かしい感じはせず、いつも守ってくれている刀剣の力を改めて感じました。」と思いを巡らせ、鈴木さんは、「早くマスクを外して、皆さんの満面の笑みが見られる世の中になってほしいです。」と、会を締めくくりました。
奉納の様子は、ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』三日月宗近役の鳥海浩輔さんをナビゲーターに迎え、約30分の動画にまとめ8月11日(水)19:00に公開予定。動画公開に先駆けて、予告動画も解禁されました。
本動画を通して、歴史ある刀剣文化と、新たなはじまりの物語をお楽しみください。
A: (黒羽さん)今は厳しい世の中ではありますが、作っていただいた剣に微力ながら我々も願いを込めて奉納させていただきました。何かに守ってもらっているような、そんな気持ちになりました。
(松任谷さん)今までに感じたことのないような安らかさや清らかさを感じ、この先へ、生きていく勇気を感じました。
Q: 剣を実際に目にしてみていかがですか?
A: (黒羽さん)実際に見ただけではわからないような、手に取ってみてはじめて感じる、物質的な重さだけでなく、作られた時の想いや奉納に込めた願いがのせられた、重さ・目には見えない力をすごく感じました。
(松任谷さん)刀鍛冶の宮入先生とお会いできたことがとても貴重な体験でした。実際にお会いしないとわからないオーラや透明感が、このような美しい剣を作るんだということがわかりました。そして私たちはその剣に守ってもらえて、多くの人に何かを届ける立場として、コロナに負けずに突き進める気がしています。
Q: 主題歌の「あなたと 私と」についてお伺いします。歌詞の中に「はじまりのうた」というフレーズがありますが、このコロナ禍で、奉納を通して「はじまり」の瞬間に立ち会い感じることはありますか?
A:(松任谷さん)大サビにある、宇宙の時間がゆっくりと高速で流れていく様、そしてふと止まった時の夜明けになっている様子は、コロナ禍の前に制作した歌ですが、まるで今の混沌が収束したときを表しているようで、自分でも不思議です。私は、いつがはじまりかというのは、自分が決めることだと思っています。私たちは今日がはじまりだと確信しました。今は闇の中にいるけれど、今日より遅いことはない、という気持ちで一歩踏み出したら世界が変わるんじゃないかと思います。
9月からの全国ツアーでも、「刀剣乱舞」の世界に触れたことで私の中に生まれた日本の心・強さを、全63ステージで手渡していけるという自信が生まれました。リモートでは伝えられない何かをもって、各地に伺いたいと思っています。
A: (鈴木さん)不思議なもので、剣を間近で見るまでは、実際に使われた剣もあるので恐ろしく感じるのではないかと思っていましたが、目の前で見ると、温かく守られているような気持ちになれました。
(黒羽さん)5年間演じさせていただいた三日月宗近という役は、自分の役者人生の中でとても特別な存在で、常に自分とともにあるので、懐かしいという気持ちがないことに自分でも驚き、三日月宗近という刀剣に守られているように感じます。
A: (鈴木さん)ミュージカルと舞台で全然カラーの違う三日月宗近だね、と言われたことがあります。ミュージカルは舞うように美しく、三日月宗近が本来持っている美しい所作・歌い・居ずまいがすごいと聞いていました。こちらも負けてはいられないので、戦いの迫力、そして刀剣であるということを大事にして演じています。
(黒羽さん)拡樹さんの三日月を見たとき、正直言って僕は挫折してしまったんです。僕が思い描いていた三日月を演じていて、敵わないなと思いつつ、同時に自信も与えてくれたんです。自分なりの三日月を演じればいいんだと感じさせてくれ、少し大口叩くかもしれませんが、今では自信をもって横に並べると思っています。
Q: 最後にこの未曾有の世の中で願うことを教えてください。
A: (鈴木さん)舞台をやっているので特に思うのですが、皆さんの笑顔が見たいですね。マスクが外れるときが来たら、満面の笑顔が見られるのかなと思いますので、そういう時代が早く戻ってくることを願っています。
(松任谷さん)私は来年50周年を迎えます。ずっとシンガーソングライターをやってきましたが、いずれ自分のキャリアは終わるし、この世からいなくなります。ですが歌はひょっとしたらずっと残って時を超えてくれるのではと思うんです。愛してくれる人がいてこそですが、松任谷由実という存在や名前を知らなくても、だれもが知ってくれているような歌になって、たくさんの人の心に残ったらなと思います。そのためには、世界平和が大事。皆が安寧に暮らせる世界になってほしいと願います。
●株式会社ニトロプラス 代表取締役社長 兼 「刀剣乱舞-ONLINE-」原作プロデューサー 小坂崇氣さんコメント
過去に幾度となく世界に危機が訪れて、人々は刀剣に希望を託してきました。我々も、この剣で切り開く未来を信じて、神社に奉納しようと考えたのです。 奉納する剣には特別な思いを込めたい、ということから宮入さんと検討を重ね、もう一振、「奉献の剣」を作ることにしました。
完成した三振の剣にふさわしい銘を決めるにあたり、日本文化に造詣が深いライターで、永青文庫の副館長でもいらっしゃる橋本麻里さんにご相談させていただきました。三振の剣を、宇宙を構成する三極になぞらえて、「天」「地」「人」と銘を切り、「陽の剣」に「天」、「陰の剣」に「地」、そして奉納する「奉献の剣」には銘「人」に沿えて、「天長地久」と彫り込んであります。
手元に残る「陰陽の剣」の二振を、今後多くの方にご覧いただき、世界中の皆様の平和と健康を願うことで、「奉献の剣」に込められる思いは増していくのではないかと、信じております。
■配信日時:2021年8月11日(水)19:00公開
■「刀剣乱舞-ONLINE-」公式YouTubeチャンネル
URL:https://www.youtube.com/channel/UC56x--_QtyaWD1QptYrPMqA
DMM.com特設ページ:https://www.dmm.com/digital/stage/-/free/toukenranbu01/
※DMM.com特設ページは公開日時になりましたらご覧いただけます。
●刀鍛冶 宮入法廣さんについて
1956年長野県生まれ(64歳)、39歳で刀匠最高位の無鑑査刀匠となり、2010年刀剣界最高峰の正宗賞を受賞。正倉院宝物の刀子の復元模造や高円宮家女王様の御守り刀、元横綱朝青龍の土俵入り太刀を制作。華麗な刃紋が特徴の備前伝のほか、山城伝や相州伝など幅広い作風をこなす。
●石上神宮について
奈良県天理市布留町にある神社で日本最古の神社の一つ。式内社(名神大社)、二十二社(中七社)。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。武門の棟梁たる物部氏の総氏神として古代信仰の中でも特に異彩を放ち、健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就の守護神として信仰されてきた。
総称して石上大神と仰がれる御祭神は、第10代崇神天皇7年に現地、石上布留の高庭に祀られた。平安時代後期、白河天皇は当神宮を殊に崇敬され、現在の拝殿(国宝)は天皇が宮中の神嘉殿を寄進されたものと伝えられている。
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