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公開と共に大きな話題を呼んだキャラクタービジュアル第1弾に続き、未公開だったキャラクター達のビジュアルが公開されました。
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<原作者・成田良悟 コメント>
ありがたい事に、「デュラララ!!」は海外でも広く小説やアニメが翻訳されており、多くの国で展開させて頂いている作品となりました。
多くの国籍や人種の方々に届く時代にあたり、この舞台もより多くの方々に楽しんで頂けるよう、スタッフ・キャストの皆さんも日々研鑽を続けておられます。
舞台化にあたり、原作小説においてアフリカ系ロシア人であるサイモンの肌の色をどうするか、という話を聞かれた時、私は「『デュラララ!!』のストーリーにおいて、育った環境や友人関係がストーリーと関わる事はありますが、今回の舞台のストーリー上、生まれ持った身体的特徴や民族性がストーリーと深く関わるキャラクターは、デュラハンという種族であるセルティ・ストゥルルソンのみです(平和島静雄の怪力は後天的なものです)。
サイモンの重要な点は人種ではなく『ロシアから来た』という経歴ですので、サイモンを日本人の方が演じる事についても問題ありませんし、逆に言うとどのような国籍・人種の方が演じて頂いても問題ないものと考えております。
故に、サイモンを演じて下さる役者さんの肌の色をメイクによって小説やアニメのキャラクターに合わせる必要はございません」と自分の考えを述べさせて頂きました。
もちろんこれは、「デュラララ!!」以外の様々な舞台の演出や役者の方々に押しつける意見ではありません。あくまで私個人の意見として回答させて頂き、それを反映して頂いた形となります。
肌を敢えて濃く塗るメイクをブラックフェイスとして快く思わない方が存在する一方で、肌の色を変更することをいわゆるホワイトウォッシュだという声があるのも事実です。しかし、この私個人のコメントの背景には、その両方の意味合いなどは一切無いという事はお伝えしておきます。
仮に海外に舞台「デュラララ!!」が広く展開した場合、日本人のキャラクターを演じる事に国籍人種民族を問う事はありませんし、原作では黒髪のキャラクターを演じるからと言って、必ずしも髪の毛を黒く染める必要はありません(コスプレなどで敢えて染めたいという方のお気持ちを否定するものでもありません)。
「デュラララ!!」という物語の本質として大事にして頂きたいのは、キャラクターが作品に至るまでに――そして作品の中でもリアルタイムで積み上げられていく心の繋がりですので、何卒ファンの皆様には御理解頂ければ幸いです。
成田良悟
■公演日程:
【東京】2020年4月10日(金)~4月18日(土) 日本青年館ホール
【愛知】2020年4月24日(金)~26日(日) 常滑市民文化会館
【大阪】2020年5月1日(金)~6日(水・祝) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
<スタッフ>
原作:成田良悟『デュラララ!!』(電撃文庫刊)
原作イラスト:ヤスダスズヒト
演出:毛利亘宏(少年社中)
脚本:高木 登(鵺的)
企画・製作:アニプレックス・トライフルエンターテインメント
主催:アニプレックス・トライフルエンターテインメント・KADOKAWA・ドワンゴ(ⅡⅤ)
<キャスト>
竜ヶ峰帝人:橋本祥平
紀田正臣:杉江大志
園原杏里:福島雪菜
セルティ・ストゥルルソン:佐野夏未
岸谷新羅:安西慎太郎
門田京平:君沢ユウキ
遊馬崎ウォーカー:大谷 誠
狩沢絵理華:田上真里奈
渡草三郎:影山達也
矢霧波江:夢月せら
矢霧誠二:吉高志音
張間美香:髙石あかり
サイモン・ブレジネフ:髙木 俊
折原臨也:和田雅成
平和島静雄:伊万里 有
セルティ・ストゥルルソン(声の出演):沢城みゆき ほか
標識をへし折り自動販売機をぶん投げる平和島静雄(へいわじましずお)や情報屋の折原臨也(おりはらいざや)、ダラーズや黄巾族と呼ばれるカラーギャング、そして極めつけは漆黒のバイクを駆る “首なしライダー”!!
そして気が付いた時には、帝人も非日常の中心に吸い寄せられていくのであった……
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