「ニャンちゅう」声優が交代へ。津久井教生から羽多野渉に

公式サイト上での発表によれば、担当声優が交代したあとも津久井さんはアドバイザーとして参加予定とのこと。81プロデュースは「今後ともニャンちゅう、そして両名の役者を何卒よろしくお願いいたします」と伝えています。

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30周年の「ニャンちゅう」。津久井さんは2019年に難病診断

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津久井教生さんとニャンちゅう

「ニャンちゅう」はNHKのEテレ関連の教育番組にこれまで登場してきた名物キャラクター。地球生まれのネコながら青いねずみの服を着ているという設定で、津久井さんによる特徴ある声と、“お姉さん”との軽快なトークが人気を博してきました。今年の10月9日には誕生30周年を記念し、歴代12人のお姉さんがスタジオに集結する『ニャンちゅう！宇宙！放送チュー！』の特別回が放送されています。

「ニャンちゅう」の声を長年担当してきた津久井さんは、2019年に筋萎縮性側索硬化症（ALS）であることが判明し、進行していく病状をYouTubeの「津久井教生チャンネル」や公式ブログにて伝えてきました。今回の発表前日となる11月17日のブログの投稿では、首から下の病状が進行しパソコンの作業をするのも一苦労であることを伝えつつ、なんとか工夫して今後も自身のことを発信していきたいと述べています。

津久井さん「走り抜けました」。羽多野さん「大切な想い繋げるよう尽力」

今回の発表に際して津久井さんは、「皆さんへ大切なお知らせです♪(^o^)」と題したブログ記事を投稿。「30年間思いっきり走り抜けました。本当に楽しかったです。たくさんの応援ありがとうございました」としたほか、後輩である羽多野さんへのバトンタッチについても記しています。

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羽多野渉さん

via hatanowataru.dive2ent.com

NHK・Eテレで放送されております『ニャンちゅう』シリーズにて、
ニャンちゅうの声を担当させて頂くことになりました。
30年間ニャンちゅうの声を担当されている津久井教生さんは、大好きな先輩であり恩師です。
作品やキャラクターの持つ温かさや大切な想いを繋いでいけるよう、尽力いたします。

— 羽多野渉公式 (@hatano_official) November 18, 2022

新たに「ニャンちゅう」の声を担当することになった羽多野さんは、Twitter上にて今回の件に触れ、30年間にわたり声を演じてきた津久井さんを「大好きな先輩であり恩師です」と敬意を示しました。「作品やキャラクターの持つ温かさや大切な想いを繋いでいけるよう、尽力いたします」と今後の意気込みを語っています。