『となりのトトロ』の舞台化作品が「第23回WhatsOnStage Awards」最優秀演出賞など最多の5冠を獲得!

スタジオジブリ『となりのトトロ』の舞台化作品『My Neighbour Totoro』が英国の権威ある演劇賞「第23回WhatsOnStage Awards」にて最優秀演出賞など最多の5冠を獲得! 2月12日にロンドンにて授賞式が行われました。

言わずと知れた宮崎駿監督の名作『となりのトトロ』。昭和30年代前半の日本を舞台に、田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ・メイ姉妹と、子どもの時にしか会えないと言われる不思議な生き物・トトロとの交流が描かれており、公開から30年以上経った今でも幅広い年代から愛され続けています。

「My Neighbour Totoro」(「となりの...

「My Neighbour Totoro」(「となりのトトロ」)

©Studio Ghibli
日本では橋本環奈さん&上白石萌音さんのW主演による『千と千尋の神隠し』の舞台化が話題でしたが、今回の『となりのトトロ』の舞台化は多くのジブリ作品で音楽を手掛ける久石譲氏の提案で実現。イギリスの名門であるロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)と日本テレビが共同製作し、昨年10月8日~今年1月21日までロンドンのバービカン劇場で上演されていました。

海外でもその人気は著しく、チケットは完売。ガーディアン紙をはじめ多くの劇評で五つ星を獲得するなど、高評価を得ていました。「第23回WhatsOnStage Awards」では最優秀演出賞の他、舞台美術、照明デザイン、音楽監督、音響デザインなどを総なめ。ノミネートも最多の9部門となりました。4月には英国演劇界で最も注目されるローレンス・オリヴィエ賞も控えており、さらなる受賞も注目されています。

最優秀演出賞を受賞したフェリム・マクダーモットのコメントなど詳細は、下記のプレスリリースより。

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英国の権威ある演劇賞「第23回WhatsOnStage Awards」の授賞式が2月12日にロンドンで行われ、スタジオジブリのアニメーション映画を舞台化した「My Neighbour Totoro」(「となりのトトロ」)が、最優秀演出賞など最多の5冠を獲得しました。

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Photo by Manuel Harlan © RSC with Nippon TV
映画で音楽を手掛けた作曲家の久石譲が舞台化を提案し、宮﨑駿監督がこれを快諾したことで始まったプロジェクト。久石譲がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、イギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)と日本テレビが共同製作し、舞台化しました。昨年10月8日~今年1月21日までロンドンのバービカン劇場で上演した舞台は、久石譲の音楽、原作を尊重した世界観、そしてRSCならではの作劇力で観客の心をつかみ、13万3,000枚のチケットは完売。連日万雷の拍手とスタンディングオベーションが続き、ガーディアン紙をはじめ多くの劇評で五つ星を獲得するなど、高評価を得ていました。

最優秀演出賞を受賞したフェリム・マクダーモットは授賞式で「原作の精神に導かれるように、皆で一丸となって作り上げたショーです。パンデミックで街に人がいない中、バービカン劇場で様々なトライを続けました。キャストは卓越したアンサンブルでこのショーを育み、お客様の気持ちが加わって完成しました。私はこの賞を、個人としてではなく、チームとして受け取りたいと思います」と喜びを語りました。

受賞したのはほかに、舞台美術、照明デザイン、音楽監督、音響デザインの各賞。ノミネートも最多の9部門でした。4月には英国演劇界で最も注目されるローレンス・オリヴィエ賞も控えており、さらなる受賞も注目されています。

My Neighbour Totoro 第23回WhatsOnStage Awards 受賞一覧

◆Best Direction(最優秀演出賞)- Phelim McDermott(フェリム・マクダーモット)
◆Best Musical Direction/Supervision(最優秀音楽監督賞)- Bruce O‘Neil(ブルース・オーネリ) and Matt Smith(マット・スミス)
◆Best Set Design(最優秀舞台美術賞)- Tom Pye (トム・パイ)and Basil Twist(バジル・ツイスト)
◆Best Lighting  Design(最優秀照明デザイン賞)- Jessica Hung Han Yun(ジェシカ・ハン・ハンユン)
◆Best Sound Design(最優秀音響デザイン賞)- Tony Gayle(トニー・ゲイル)
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Photo by Manuel Harlan © RSC with Nippon TV

メインスタッフと上演データ

エグゼクティブ・プロデューサー:久石譲
原作:宮﨑駿「となりのトトロ」
音楽:久石譲
脚本:トム・モートン=スミス
演出:フェリム・マクダーモット
製作:ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー/日本テレビ

美術:トム・パイ、衣装:中野希美江、照明:ジェシカ・ハン・ハンユン、ムーブメント:山中結莉、舞台にはバジル・ツイストによって創られたパペットが登場。さらに誰もが知る久石譲の音楽をウィル・スチュアートが新たにオーケストレーションし、ライブ演奏の音響デザインをトニー・ゲイルが担当。

会場:ロンドン・バービカン劇場
日程:2022年10月8日(土)~2023年1月21日(日) ※全118回で133,000人を動員(完売)

【となりのトトロ/My Neighbour Totoro】
1988年公開、宮﨑駿監督のアニメーション映画。音楽は久石譲。病気の治療で病院にいる母親の近くに住むため、郊外へ引っ越してきたサツキ、メイの姉妹が森で出会った不思議ないきものトトロとの交流を描く物語。

【ロイヤルシェイクスピアカンパニー/ Royal Shakespeare Company (RSC)】
シェイクスピア生誕の地、英のストラットフォード・アポン・エイボンを拠点とする英国の代表的な演劇カンパニー。
シェイクスピア作品のほか、現存の劇作家による新作の上演や、演劇プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュの共同製作したヒット作品「レ・ミゼラブル」や「マチルダ・ザ・ミュージカル」など、世界中で愛される良質な作品を産み続けている。

【フェリム・マクダーモット/Phelim McDermott(演出)】
1963年、イギリス・マンチェスター生まれ。「真夏の夜の夢」をはじめとしたシェイクスピア作品のほか、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場でのオペラ作品「アクナーテン」(音楽=フィリップ・グラス) 、ブロードウェイミュージカル「アダムス・ファミリー」などを手がけている。

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JOE HISAISHI AND ROYAL SHAKESPEARE COMPANY
PRESENT THE WORLD PREMIERE OF STUDIO GHIBLI’S
MY NEIGHBOUR TOTORO
IN COLLABORATION WITH IMPROBABLE AND NIPPON TV
Adapted for the stage by Tom Morton-Smith
from Hayao Miyazaki’s feature animation

©Studio Ghibli

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numan編集部

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