まりも
アニメ作品を扱う某テーマパーククルー、原宿ファッションメディアのライター、アニメ作品のコラボカフェ企画、グッズデザインを経てアニメライターに。ONE PIECEとロロノア・ゾロを人生の主軸・指針としています。
◆子どものこづかいの平均額 小学生では2,096円/月、中高生では7,178円/月
◆「子どもの携帯・スマホ料金に支出している」小学生の親では4割
高校生以下の子どもと同居している親(748名)に、子どものこづかいや、携帯電話・スマートフォンの通信・通話料金への支出状況について聞きました。
子どもの≪こづかい≫に支出している親の割合を子どもの就学段階別にみると、未就学児の親では20.6%、小学生の親では45.6%、中高生の親では81.0%でした。(図26)
子どものこづかいに支出している親(368名)の平均支出金額は、未就学児の親では1,300円/月、小学生の親では2,096円/月、中高生の親では7,178円/月となりました。(図27)
(図26)(図27)
また、子どもの≪携帯・スマホの通信・通話料金≫に支出している親の割合を子どもの就学段階別にみると、未就学児の親では22.6%、小学生の親では39.5%、中高生の親では92.9%でした。(図28)
(図28)
◆子どもの進学費用のための備え 平均支出金額は18,372円/月、昨年から2,682円の増加
続いて、高校生以下の子どもの親、または予備校生・浪人生の親(756名)に、子どもの進学費用のための備えとして、一人あたり月々いくらくらい支出をしているか聞いたところ、「0円」(23.7%)に最も多くの回答が集まったほか、「10,000円~14,999円」(18.8%)や「20,000円~29,999円」(18.0%)、「30,000円以上」(20.8%)にも回答が集まり、平均は18,372円/月でした。(図29)
平均支出金額を過去の調査結果と比較すると、2022年15,690円→2023年18,372円と2,682円の増加となりました。(図30)
(図29)(図30)
◆子どもを大学等へ進学させるための教育資金の準備方法 1位「銀行預金」2位「学資保険」
子どもを進学させるための教育資金を準備する際、どのような方法を活用している人が多いのでしょうか。
高校生以下の子どもの親(748名)に、大学等への進学のための教育資金を、どのような方法で準備しているか聞いたところ、「銀行預金」(57.2%)が最も高くなり、「学資保険」(49.7%)、「資産運用(株式投資、投資信託、つみたてNISA等)」(20.7%)、「財形貯蓄」(12.4%)、「(学資保険以外の)生命保険」(11.2%)が続きました。(図31)
他方、大学生等の親(予備校生・浪人生を含まない)(244名)に、大学等への進学のための教育資金を、どのような方法で準備してきたか聞いたところ、「銀行預金」(71.3%)が突出して高くなり、「学資保険」(45.1%)、「奨学金」(15.6%)、「財形貯蓄」「子どもの祖父母(自分の親や義理の親)からの資金援助」(いずれも10.2%)が続きました。(図32)
(図31)(図32)
◆高校生以下の子どもの親の4割が「“子どもへのお年玉”を教育資金として貯めている」と回答
高校生以下の子どもの親(748名)に、お年玉やお祝い金、児童手当を子どもの大学等へ進学させるための教育資金として貯めているか聞いたところ、「教育資金として貯めている」と回答した親の割合は、≪子どもへのお年玉≫では39.8%、≪子どもへのお祝い金(入学祝い・卒業祝いなど)≫では44.9%、≪児童手当≫では44.0%となりました。(図33)
他方、大学生等の親(予備校生・浪人生を含まない)(244名)に、お年玉やお祝い金、児童手当を子どもの大学等へ進学させるための教育資金として貯めていたか聞いたところ、「教育資金として貯めていた」と回答した親の割合は、≪子どもへのお年玉≫では23.4%、≪子どもへのお祝い金(入学祝い・卒業祝いなど)≫では31.6%、≪児童手当≫では27.9%となりました。(図34)
(図33)(図34)
◆「大学等の学費は高すぎる」高校生以下・浪人生の親の8割半
◆「大学等の学費を無償化してほしい」高校生以下・浪人生の親の8割半
◆「給付型奨学金をもっと利用しやすくしてほしい」高校生以下・浪人生の親の約9割
高校生以下の子どもの親、または予備校生・浪人生の親(756名)に、大学等の学費(入学金・授業料)や奨学金に関する意識について聞きました。
≪大学等の学費は高すぎると思う≫では、「非常にそう思う」が48.8%、「ややそう思う」が37.2%で、合計した「そう思う(計)」は86.0%となりました。また、≪大学等の学費を無償化してほしい≫では、「そう思う(計)」は86.2%となりました。(図35)
奨学金には、返済が不要な給付型奨学金と、返済が必要な貸与型奨学金があり、さらに貸与型奨学金には無利子で借りるものと有利子で借りるものがあります。
≪給付型奨学金(返済不要)をもっと利用しやすくしてほしい≫では「そう思う(計)」は87.0%、≪貸与型奨学金(無利子で借りる)をもっと利用しやすくしてほしい≫では「そう思う(計)」は82.1%となりました。奨学金の利用に対して、今のままでは利用しづらいという実感を持っている人が多いのではないでしょうか。(図36)
(図35)(図36)
まりも
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