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レギュラー声優の神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、堀江一眞、佐藤利奈、ゲスト声優を務めた高良健吾、島本須美、バイきんぐ(小峠英二&西村瑞樹)が登壇。本舞台挨拶の模様は、全国126館にライブビューイング中継もされ、全国各地で多くのファンが公開を喜んでおり、幸先の良いスタートを切りました。
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神谷さんがニャンコ先生のぬいぐるみを指して「悔しいけどそうでしょうね。(映画のポスターなどで)街中でこいつを見かけるんですよ」と応じると「気安く“こいつ”とか言うな!」と返し、2人の掛け合いに会場は笑いに包まれる。
神谷さんは「10年間も関わってきたのに(本シリーズの魅力が)思い浮かばなくて…でも、見終わって『いいもの見たなぁ』という気持ちになるんですよね」としみじみと語る。小林さんは「妖怪たちの思いの強さにいつもジーンと感動します」と語り、堀江さんも「妖怪たちに見習うことがあるんですよね」とうなずいた。
高良さんは、今回の声優挑戦について、以前から本作品を好きだったことを明かし「せっかく好きな作品なので、俳優が声優をやる意味を考えながら参加しました。(普段の俳優業と違って)いろんな制限がある中で、難しかったですが楽しかったです」と充実の表情。
そんな高良さん演じる津村椋雄の母・容莉枝を演じた島本さんは「こんなに優しくて素敵な息子ができて幸せです」とニッコリ。
島本さんは、過去に何度も井上さんと夫婦役や恋人役で共演しており「和彦さんがいるなら安心!」と思ってスタジオに足を踏み入れたと語ったが、そこでニャンコ先生の声を耳にし「『何この声?おもしろい(苦笑)!』と思って(笑)、この作品はどんな作品なの?と迷ったりもしましたが、演じる上では、アニメアニメした声じゃなく、スクリーンの中で容莉枝が生きているかのように、見終わった後も成長していくのを想像していただけるようにできたらと、できるだけ自然体で演じました」と振り返った。
堀江さん、小林さん、井上さんは、声優の世界に入ったきっかけとなった出会いと別れを述懐。堀江さんは「高校の時のクラスメイトが事故で亡くなって、すごく落ち込んで、その子も何かやりたいことがあったんじゃないかと思い、その子のためにも自分も何か燃えるものを見つけてやらなきゃと声優を目指した」と告白。
小林さんは、恩師、声優・たてかべ和也さんに声を掛けられ、この世界に入ったことを明かし「最初にお会いしたときの、たてかべさんの太陽のような笑顔が忘れられないです。作品の影響で、服もオレンジが多くなるとおっしゃっていて、私生活から作品を大事にしている姿が印象的で、この仕事を始めてからも、その思いがずっとあります」と語る。
井上さんは、声優・永井一郎さんとの出会いを挙げ「もうお亡くなりになりましたが、ずっとお世話になっていて、永井さんにお会いしていなければ声優になっていなかったし、ニャンコ先生の役はもしかすると別の人がやっていたかもしれないですし」と感謝を口にした。
さらに、別れに関するエピソードでも、親戚一同がみんなハゲていることを明かし「お葬式とかハゲが全員集合のところにハゲたお坊さんが来て『故人にお別れを』と言われて棺を開けると故人もハゲてて…」と語り、会場は笑いに包まれる。
そんな小峠さんに対し、なぜか島本さんが「棺に爪や髪の毛を棺に入れたりする風習がある土地もあるけど、そういうときはどうするんですか?」「小峠さんがメイクルームでメイクをすると聞いて、何をするのかと…。テカリを抑えたり?」などと果敢にイジりまくり、会場はそのたびに爆笑に包まれていた。
西村さんは、そんな相棒の小峠さんとの出会いについて「22年前。大分の教習所でこいつと出会って、その後、養成所の面接で偶然、再会したんです」と懐かしそうに明かしていた。
何が言いたいかと言うと、この作品はいつの時代にあっても、変わらずにみなさんの心にあり続ける作品だということ。また10年後にこの作品を見た時、同じ気持ちになっていただけると思います」と語りかけ、会場は再び温かい拍手に包まれた。
『劇場版夏目友人帳~うつせみに結ぶ~』は公開中。
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