numan編集部
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「食」を中心に遊びに行く予定を決めているaround20。 「おいしさ」と「映え」の共存が必須であることはもはや常識です。
■モクパンセット
2018年から続くアジアフードブームを牽引する、 新大久保グルメを一度に食べることができる夢のプレート。 トッポギやチーズボール・ヤンニョムチキン・ハニーバターポテトなどが少しずつワンプレートに入った、 ボリューム満点で写真映えも期待できる一品です。 韓国の大食いYouTuberの【モッパン動画】(大食い動画)がきっかけとなり、 じわじわとトレンドになっています。
■プリントドリンク
タピオカやカフェラテの表面に好きな写真をプリントできるドリンクで、 自分だけのデザインドリンクが楽しめます。 around20の消費活動の中でも活発な動きがある「ヲタ活消費」との親和性が高く、 自分の“推し”の写真をプリントして楽しむことも多いようです。
■トゥンカロン
韓国語で「太ったマカロン」を意味し、 通常のマカロンよりもクリームやガナッシュがたっぷり入っているのが特徴です。 こちらも韓国でトレンドになったことがきっかけとなり、 日本でもトゥンカロンを扱うマカロン専門店が少しずつ増えています。
2020年もカフェ・グルメだけでなく、 ファッション・コスメなど様々なカテゴリに置いて、 韓国カルチャーの影響力は根強いものとなりそうです。 定番の韓国郷土料理だけでなく、 韓国のカフェ文化へ関心が高まっていることがうかがえます。
また共通点として、 少しレトロな雰囲気が漂うカフェやグルメが注目されており、 Instagramに投稿する際の写真加工のテイストも、 80年代を感じさせる“夕暮れナチュラル”(※SHIBUYA109 lab.命名)な雰囲気が人気となりそうです。
■中国メイク・ファッション
ファッションやメイクについては、 中国テイストがトレンドとなりそうです。
ガーリーな雰囲気が主流となっている「韓国っぽいファッション」と比較すると、 中国ファッションは「クラシカルな雰囲気」「カッコいい女性らしさ」がキーワードとなります。
またメイクに関しても、 ふんわりとした仕上がりが特徴の韓国風メイク「オルチャンメイク」とは反対に、 中国メイクは「陶器肌」「顔のパーツを強調させるメイク」が特徴です。 Instagramでは「#中国ファッション」「#チャイボーグ」等のハッシュタグで中国メイク・ファッションを情報収集するaround20が増加中です。
■タトゥーシール
Instagramで話題になったことがきっかけとなり、 注目が高まっています。 アクセサリー感覚で気軽に楽しむaround20が増えそうです。
■韓国雑貨
勉強している様子や文房具をかわいく撮影する「スタディグラム」や、 自宅のお部屋作りに力を入れる人が増えていることから、 韓国雑貨に注目が集まっています。 最近では、 「1107(イルイルゴンチル)」「THENCE(デンス)」など、 韓国の雑貨ブランドが日本で期間限定店舗をオープンしています。
韓国雑貨はポストカードやキャンドル、 文房具など多岐にわたりますが、 中でも人気が高いのは、 「チューリップの造花」です。 Instagramで「#韓国雑貨」「#スタディグラム」「#お部屋作り」のハッシュタグで検索すると、 雑貨とスイーツ、 ヲタ活グッズなどをチューリップの造花と一緒に撮影し投稿されていることが分かります。
■手作りシール
2019年のヲタ活トレンドとなった「#ネップリ(ネットプリントの略)」と同様、 自作のシールを作成しスケジュール帳やスマホケースに入れて楽しんでいます。
韓国で自作のシールを作ることがトレンドとなり、 日本のaround20の中でも注目されつつあります。 YouTubeやInstagramでハッシュタグ「#インス(韓国語で透明シールの意)」で検索作り方をチェックし、 100円均一などで材料をそろえて作成しています。
最近のファッショントレンドとして、 シンプルな服装にワンポイントアクセントをつける傾向があり、 その流れから香水・タトゥーシール・雑貨などで一味違うオシャレを楽しむ人が増えそうです。
また自分流にカスタムできるアイテムも、 若者の心を掴むヒントとなっている「ヲタ活消費」を引き起こすきっかけとなるでしょう。
SNSを起点に、 around20から人気を得るお笑い芸人が増えています。
YouTubeやTikTok、 Instagramなどで短いネタ動画を発信しており、 SNS利用が当たり前のaround20にとって、 TVやお笑いライブよりも接点を持つ機会が多いと言えるでしょう。 さらにSNSに投稿されたネタ動画がきっかけとなり、 お笑いライブのようなリアルな場に足を運ぶaround20もいるようです。
お笑いコンビ「レインボー」や「スクールゾーンはしも(お笑いコンビ「スクールゾーン」の橋本稜さん)」など、 身近に存在しそうな人のモノマネや、 あるあるネタが人気です。 今後はお笑い芸人さんだけでなく、 TVで活躍しているタレントや俳優等のYouTube参入も増えそうです。
また最近はインフルエンサーの参入障壁が低くなり、 友達がYouTuberをやっているなど、 身近な人がインフルエンサーとして活動しているaround20も少なくありません。 配信テーマはメイクの「HowTo」や韓国カルチャー、 やってみた系など様々です。
これらの動画は隙間時間や暇つぶしの中で視聴されることが多く、 動画に集中して見る「向き合い視聴」よりも、 動画を見ながらメイクなど違うことをする、 動画がaround20たちの生活にとけこんだ、 「寄り添い形視聴」が主流です。
近年、 友人とテレビ電話を繋げたまま勉強したり、 会話をしないけれど電話を繋げたままにしているという実態も多く見られており、 このような「常に誰かと繋がっていたい」というaround20の意識が、 友達感覚のインフルエンサーが支持されている背景にあると分析します。
アーティスト部門では、 関西ジャニーズJr.のメンバーで結成された「なにわ男子」や、 韓国発のサバイバルオーディション番組「PRODUCE101」の日本版「PRODUCE 101 JAPAN(通称、 日プ)」等、 男子アイドルグループが人気となりそうです。
男子アイドルグループの人気は、 地下アイドル(インディーズで活動しているアイドルグループ)にも広がってきており、 ライブハウスを中心に活動する男子地下アイドルグループにも注目です。
注目アーティストの共通点は、 ステージ上では見ることができない「裏側」を見ることができたり、 完成形ではなく、 伸び代のあるグループであり、 「応援したくなる要素」があることです。
■本調査について
SHIBUYA109 lab.が毎月行うSHIBUYA109館内のヒアリング調査から、 around20注目のトレンドキーワードをSHIBUYA109 lab.独自にピックアップ。
さらに、 トレンドキーワードに対してアンケート調査を行い、 4部門(カフェ・グルメ部門、 モノ・コト部門、 ヒト部門、 アーティスト部門)の中から、 票を集めた上位5コンテンツを発表します。
【アンケート調査概要】
1.SHIBUYA109ガールズ調査2019年8月~11月
実施期間:2019年8月~11月
調査対象:SHIBUYA109 来館者around20(15~24歳)女性
有効回答数: N=100/毎月
上記調査結果から2020年にトレンドとなりそうなトレンドキーワードを【カフェ・グルメ部門】【モノ・コト部門】【ヒト部門】【アーティスト部門】で選出
2.SHIBUYA109ガールズ トレンド予測調査
調査方法:SHIBUYA109渋谷(東京都・渋谷区)館内でのアンケート調査調査
期間:2019年11月
調査対象:SHIBUYA109渋谷(東京都・渋谷区)来館者/15歳~24歳女性
有効回答数:N=187
調査実施・分析:SHIBUYA109 lab.(運営:株式会社SHIBUYA109エンタテイメント)
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