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アニメと映画とラジオが好きです。 耳が大きいキャラクターと、ファンタジー作品に惹かれがちです。
アンケート調査では任意回答として、推し活における悩みについて質問したところ、78%もの方が回答してくださりました。その中で上位2つを紹介します。
悩み①常に金欠・お金の管理ができない
推し活において、「金欠」の悩みは尽きません。特に、二次元や配信者などのオタクにとって、投げ銭の金額やグッズの数は、周囲にも目にみえる形の最も分かりやすい推しへの熱量のパラメータとしての役割を持ちます。そしてこれは、「推しにお金を使えない」=「推しの役に立ててない」「他のオタクよりも推しへの愛情が足りない」という考えが芽生え、さまざまな危険が生まれる可能性があります。
また、推し活への熱量の高さから衝動的に消費行動を行うことは十分に考えられるため、お金の管理を思うようにできないという悩みが生まれると考えられます。
悩み②コンサート等の日程調整が難しい・仕事との両立
推し活をするために仕事をしていても、その仕事のせいで大事なイベントに参加できないという悩みも生まれます。また、これに付随して、「経済面とワークスタイルの両面で推し活に最適な仕事がない」、「仕事が忙しくて情報が追いきれない」などの悩みも見受けられました。
ここまでのアンケート結果をもとに、弊社では推し活女子の消費実態について下記のように考えました。
推し活をしている女性の消費金額が大きい傾向あることは今回のアンケート調査によって理解することができます。しかし、その一方で推し活における悩みの大部分がお金に関連する意見となっています。
推し活女子は自分が熱量を持っているものに対しては、その他の何よりも優先度高く衝動的に消費を行う傾向があるだけだと考えます。むしろその高い熱量を宿す明確なお金の使い道があるため、推し活と関連しないような無駄な出費に対して抵抗感がある傾向が強いはずです。
よって、上記の認識がないまま「推し活女子」という集団をターゲットに置き、「推し活」というワードを表面上だけ関連させたようなマーケティング活動を行うことは大きな効果を期待できないと考えます。
推し活をする層の消費意欲を喚起するための最も重要なボトルネックは、その購買活動が「推しのため」になるかです。
推し活層の消費者が、商品を認知してから購入するまでの心理プロセスは一般的な消費財と異なることはありません。SNSやUGCを活用したバイラルを図るマーケティングも、既存のZ世代に向けた一般的に用いられるフレームワークと共通しています。
ただし、今回のアンケート調査の金額から考えると、推し活層の特徴として、他のことを我慢してでも推し活に多額のお金を使うことがわかるはずです。つまり、推し活層へのマーケティングを検討する場合、その人の生活に便益をもたらすかということよりも、その消費行動が推しのために役立つか、ということが重要になります。
推し活層の効用を最大化するためには、消費者の生活の中での課題解決を目指すことよりも、消費者と同じ目線に立って一緒に推しを推す、というスタントを含んだプロダクト設計やPR活動を行うことが重要になります。
推し活層へのマーケティングの魅力は、先述したような設計がしっかりとできていれば、躊躇することなく消費活動を行い、限界効用が逓減しずらいという部分にあるのです。オタクならではの拡散力はもちろんメリットの1つですが、これはそのバイラルを生み出すための重要となるきっかけが異なるだけで、拡散力自体はZ世代の女性全般において同様に言えることです。
oshimoaでは今回のアンケート調査に加えて、参考までにインスタグラム(@oshimoa_jp)のストーリーでも同様のアンケートを行い、1438名の回答をいただき、下記のような結果になりました。
【アカウントのフォロワー属性】
・男女比:女性98.5%
・年齢比:13~24歳57.3%、25~34歳28.3%
3~4人に1人が推し活に3万円以上使っているというだけでなく、今回のメインのアンケート調査では金額の上限を「5万円以上」と設定していましたが、約7~8%もの1割近い人が10万円前後を使っていることもわかります。
推し活をしている女性は明確なお金の使い道があることによって労働のモチベーションが高いことが推測でき、その使い道に上限もなく、お金の消費額増加に応じて逓減することなく効用も右上がりになります。
また、推し活はトレンドから文化になりつつあり、各個人によっては生きがいになっている状況において、推し活層の生活全般の身の回りを、推し活を軸に考えている商品・サービスはいまだに多く存在しません。
経済状況の停滞・衰退が嘆かれる社会であり、そのような状況の国の中でも可処分所得が低い方に分類される層でありながら、高いモチベーションを持ってお金を稼ぎ、消費することに慣れている、という特徴を持つ人々が存在するこの市場は、非常にニッチかつ潜在性を秘めた魅力的な市場であると考えます。
Instagramアカウント(@oshimoa_jp)を中心にSNS・webメディアを展開しております。
「推し活をもっと可愛く、もっと楽しく」をコンセプトを軸に、メディア運営を通して得られたユーザーニーズを解決するサービス・プロダクトを展開してまいります。
【自社アカウント・メディア一覧】
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【お問い合わせ先】
担当:野崎 (support@oshimoa.com)
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・同Instagramアカウント:https://www.instagram.com/oshimoa_jp
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